英雄に試練を。聖者に誘惑を。バイクに必死で言い訳を!!!!
ペロペロ〜(時候の挨拶)
グルキャン朱上です。
時の流れとは、凄まじいもの。
「仮面ライダー」という作品が生まれてから既に半世紀以上が経ち、いまや数十作品という非常に厚みのある歴史を重ねてきているわけだが、
その歴史の中で変わらないモノもあれば、時代の流れとともに「変わらざるを得ないモノ」もまたあるというのが事実。
そして、その傾向が最も顕著なのは「バイク」であろう。
お父さん、友達、近所のおじさん、テレビで見かけるあの有名人。
はたまた何処の馬の骨かもわからないTwitter(X)アカウント。
どこの誰とは限らないが、身近なところで「この言葉」が発されているのを、君も一度は聞いたことがあるのではなかろうか?????
そう、
「最近のライダーは全然バイクに乗らないからダメ、あんなので『仮面ライダー』なんて名乗るのはおかしい!」
の、ヤツ!
め、めっちゃある〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
本当によく聞くコレ、最低でも半年に一回は聞く。
じゃあ正味どうなんだよ!と言われると、
僕は「まぁ…ハイ…事実そうだと思います…」と言ってしまうかもしれない。
というのも、各人の中にある仮面ライダー像が、人それぞれであまりにも違いすぎるからである。
先述のような不満を感じる人にとってはバイクに乗るヒーローであってこそ仮面ライダーなわけで、
その基準に足らないのであれば、その人にとってそれは事実「仮面ライダーではない」のだ。
しかし僕はぶっちゃけ「仮面ライダーって名乗ってりゃ仮面ライダー」だと思っているし、もっと言えば「そういった型にとらわれない自由さの中で毎年新しいヒーローが生まれる」という営みそのものに強く魅力を感じているわけだが、
反面、人によっては「改造人間じゃないと」「昆虫がモチーフじゃないと」なんてところまで厳しく見ている場合もあるし、
そこまで強いこだわりではないものの「別に自由さ自体は魅力だと思うけど、せっかく仮面ライダーなんだからバイクに乗ってくれた方が良いなぁ」くらいのぼんやりとした願いを持っている人だっているだろう。
個人が思うことはそれぞれの自由。
だが現状、実際に生まれてくる現代の仮面ライダーが(作品としても、ヒーローとしても)映像的にバイクからすこし距離のあるものとなっているのも事実。
改造車が昔のように公道を走れず私有地でしかバイクの撮影が行えなかったり、そもそも現代の子供達に「バイクに乗るヒーロー」という構図が昔ほどは強く訴求できなかったりと様々要因はあるわけだから、
なんでバイクをもっと出さないんだよ!という声に対しては「時代のせいだよ」と現実を伴ったアンサーが返るのが、これまたあるあるの流れなのだ。
そんな「バイクを出さない理由」にまつわる定番のやり取りに想いを馳せながら、玩具のオタクである僕はふと考えた。
じゃあ逆に…
バイクを、
ひいては「バイクの玩具」を出すために頑張ってることってなんだろう?
と……。
【1】近年のバイク玩具事情
皆さんは仮面ライダーのバイク玩具を買っているだろうか?
ミニチュアのバイクである以上は可動フィギュアが乗ることが前提、ということで、
必然的にボーイズトイアクションフィギュアと密に関連するアイテムとなってくるわけだが、
それゆえに「人形を乗せて遊ぶ」というメインの遊びを実現するために、ただでさえ手に取る人が比較的少ないボイトイフィギュアを持っていることが前提、というハードルの高さは確実にあるだろう。
すなわち、先述の「そもそもの存在としての難しさ」に加えて「玩具的な立ち位置故のハードルの高さ」までも課されるという二重苦を背負いつつ、それでも毎年試行錯誤されながらリリースされ続けているのだ。
ということで、まずは近年のライダーにおける「バイク玩具を出すための施策」を振り返ってみよう。
と、具体的な振り返りに入ってく前に、
まず前提として、
現代では「バイクをバイクだけで売る」ことは限りなく不可能に近いであろう。
というポイントはことわっておくべきだ。
できない、というよりはやる理由がない。という言い方が近いだろうか。
バイクそのままでは「バイクが好きな人」と「仮面ライダーとバイクを合わせて遊びたい人」しか届かない。
比較的シンプルな形状で他の要素を盛り込みやすいアイテムである以上、「何らかの付加価値を盛り込んでより多くの人に訴求する。」ということが可能な題材あるし、それができる上であえてバイク要素単騎で世に送り出す理由がないというのが実情だろう。
であるならば、その「付加価値」としてどのようなものを、いかにして盛り込むかというのが、バイク玩具について考えていく上でのキモになってくるわけだ。
それではさっそく具体例を見ていく。
まずは前作、仮面ライダーガッチャードにおいてバイク玩具はどのような存在であったか。
ガッチャード専用バイク、ゴルドダッシュ。
玩具としてはガッチャードのボイトイフィギュアシリーズである装着変新の第2弾に収録。
バイクとしての遊びはもちろんのこと、相方であるメカニッカニや、セット内に収録された素体フィギュアと組み合わせることで劇中同様にゴルドメカニッカー、ゴルドメカニッカーワイルドへの変身も可能。
単純なバイクとしてだけではなく、「派生形態への変身を再現するためのアーマー」という意味付けが行われている上、そもそもが劇中に登場する重要なキャラクター、「ケミー」の1種であるため、キャラクターフィギュアとしての側面も併せ持っている。
バイクを「劇中で活躍する派生形態の1種」を構成する要素のひとつとして巻き込むことによって、
仮面ライダーのフィギュアを出すと同時にバイクも立体化される。
という方式がとられており、非常に合理的な商品化だと言える。
この方式の極地がLVUR仮面ライダーレーザーだろうか。
コレに関してはさらに単純明快。
このバイク自体が「仮面ライダーレーザー」というキャラクターなので、それが好きな人に直接訴求できるというのがこの玩具の持つ固有の強みなわけだ。
故にこのLVURレーザーは過去10年以上を遡っても類を見ない「バイク単体、かつパッケージ内では一切ギミックなし」という漢らしい仕様となっている。(※その後発売されるゲーマと連動することで人型に進化するという凄まじいギミックを秘めてはいるのだが。)
ある意味、不可能を可能にした伝説の玩具と言えるかもしれない。
そして、ガッチャードのさらに前年。
仮面ライダーギーツにおいては、メインのバイクはブーストライカーであった。
ギミックとしては「バイクが単体で変形してキツネ型のメカになる」というもの。
確かに面白いギミックではあるが、バイクを主軸として別形態への変形をこなすタイプの玩具としてはゴーストのイグアナゴーストライカー、ウィザードのウィザードラゴンのように支援メカを絡めることで巨大かつド派手な形態を再現するものが存在しており、少々薄味に感じてしまう部分はある。
また、単体変形という点に絞るとしても(かなり前の玩具にはなってしまうが)、複雑な変形をこなしバイクから人型のロボになるファイズのオートバジン、スプリングで派手に変形するカブトのカブトエクステンダーなど、これまた強者揃いなわけだ。
「おいおい!天下のギーツ玩具なのにバイクは手抜きか?」と思ってしまう人もいるかもしれないが、このブーストライカーはとんでもない手法で我々の懐をこじ開けてきたのだ。
それがこれ、エントリーボディ。
俺たちはコレに狂わされたんだよ、信じてくれ。
ギーツのアクションフィギュアシリーズ、RCF(リボルブチェンジフィギュア)において、このエントリーボディの重要度というのは他の追随を許さない別格のものであったと言える。
上半身だけにバックルを装備している状態の再現はもちろんのこと、
2個集めることで初めて素体のエントリーレイズフォームを再現することができるのだが、これら2つがどちらも劇中で激烈に頻出する形態であるというのがキモだ。
マグナムフォームやブーストフォームなんて再現したいに決まっているから必然的に皆このブーストライカーを購入するし、各種フォームの並び立ちやエントリーレイズフォームの再現を目指そうものなら2個買いが大マジに視野に入ってくる。
ここまで「2個買いたくなる」バイクが過去にあっただろうか?
「抱き合わせ商法」と言ってしまえばそれまでなのだが、結果的に近年のバイク玩具の中では最も結果を出しているであろうことは明確。
今後も語り継がれるべき名作だ。
さらに前作、仮面ライダーリバイスにおけるバイク枠の玩具はRRFの第2弾に収録された仮面ライダーバイスのプテラゲノム。
こちらは先ほどのレーザーのように「バイク玩具そのものが仮面ライダー」の方式をとりつつ、それが「もともと人型のライダーが派生フォームでバイクに変身している」という背景を持つ点が特色だろうか。
レーザーとゴルドダッシュのちょうど中間のようなイメージだ。
RRFはリバイ、バイス両者ともにレックスゲノムを素体として各部をコンパチなどによって別フォームへ組み替えていけるのがメインギミックとなってくるのだが、そのシリーズの中で「人型から逸脱したイレギュラーな形状をした枠」として、展開に緩急をつける役割を担っているのが非常に珍しい。
仮面ライダーリバイスにおける「バイス」というキャラクターの自由度を存分に活かした展開だと言えるだろう。
仮面ライダーセイバーにおいてはバイク玩具が2種登場しており、
そのうち主人公専用のバイクであるディアゴスピーディーはワンダーライドブックからバイクに変形するギミックが特色だ。
同じようにその年のコレクションアイテム規格からバイクに変形するアイテムで言うと、ジオウのライドストライカー、鎧武のロックビークルシリーズなんかがあるが、
その中でもこのディアゴスピーディーは音声内蔵という無二の特徴を有している。
さらにベルトとの連動して抜刀でページが開くギミックもしっかりと搭載。音声も変形ソングという過去に類を見ない方式になっている上、
モチーフはその特徴的な名前から察せるように、あの有名な「週間で購入することによってミニカーなどを完成させる」シリーズ、デアゴスティーニ。
本とバイクという一見無関係な要素を「本を購入することでバイクを組み立てるシリーズ」をモチーフに据えることによって接続しつつ、収録されたキャッチーな曲は「剣がシンボル!」「走る文字!」「毎号特別加速!」と、まるでCMソングかのような意味合いを持ってくる。
本、バイク、曲が無理なく同居する絶妙な構成だ。
過去のバイク玩具の中でもなりきり連動のアイテムとしての満足度が群を抜いており、
極論、フィギュアがなくても音を鳴らしてバイクに変形して遊ぶだけで楽しい。
商品名自体もDXディアゴスピーディーワンダーライドブックとなっているあたり、扱いとしてはバイクがワンダーライドブックに変形するというよりもむしろ「バイクへの変形機能を持ったワンダーライドブック」というようなニュアンスすら感じる。
「なりきりは集めてるけどバイクはフィギュアの方のアイテムだから別に買わなくて良いか」という需要の分断を極力避けられるようになっているのが当商品の強みだと言えるだろう。
そんなディアゴスピーディーと双璧を成す2台目のビークルこそがライドガトライカーである。
こちらも変形ギミック・音声内蔵という点はディアゴスピーディーとほぼ共通しているのだが、変形前はコレクションアイテム規格ではなく単体完結のスマホ玩具となっている。
キャストボイスを楽しめるスマホモードから変形によってビークルに変形するギミックがメインであり、ディアゴスピーディーと比較すると全体的に無難な印象を受ける部分はある。
特徴的な点を挙げるとすれば、そのモチーフがバイクではなくトライクであることだろうか。
仮面ライダーではあまり前例のないビークルであるため、ひと目見て新鮮なルックスをしている。
またデザインとしても「変形前からの皺寄せ」をあまり感じず、どちらかというとトライクの状態をベースとしてスマホへの変形が考えられているように見える。
ワンダーライドブックからの変形故に若干フォルムに皺寄せが来ていたディアゴスピーディーとは上手く差別化されている印象だ。
スマホからの変形といえば、その前作であるゼロワンのライズホッパーも該当する。
こちらもスマホ形状をベースとしてバイクに変形していく玩具なのだが、特徴的なのはコレクションアイテムの規格でないにも関わらずベルトとの連動ギミックを備えているという点だろう。
ゼロワンドライバー特有の「非接触でのオーソライズ機能」をうまく活用し、タッチすることで連動音声を楽しめる。
スマホ形態のデザインもプログライズキーに寄せたものとなっているので、コレクションアイテムを中心としたなりきりシリーズの枠からは少し外れた玩具であるものの、完全に分断された突飛な存在にはなっていないというのが上手くできている。
この辺りの「なりきりとの密接さ」をブラッシュアップし、先述のディアゴスピーディーにつながった部分もあるのかもしれない。
【2】2024年、超新星現る
さて、過去の令和ライダー5作品のバイク玩具を主軸に平成も含めて様々なケースを振り返ってみた。
大まかなパターンとしては
・なりきりに絡める
・立体物としての重要度を上げる
・付属品で需要を高める
と、3種に分けられるのだが、
最新作、仮面ライダーガヴにおいては、
1つ目の「なりきりに絡める」方針で全く新しい施策を行う玩具が登場した。
それがDXブルキャンガトリングである。
DXブルキャンガトリング
これまでなりきりに絡めるアイテムというとスマホ玩具の形態をとっていたり、ディアゴスピーディーのようにコレクションアイテムと同規格になったりしていたのだが、
そのどれもがあくまでも「バイクに変形すること」が主軸の商品であった。
しかしこのブルキャンガトリングは「並列フォームの使用する武器」としての性質が本文であり、そこから変形でビークル(※バイクではなくバギーだが『バイク枠』として同列に扱わせていただく)であるブルキャンバギーに変形することが可能、という内容の玩具となっているのだ。
2024年、ついにバイクは武器玩具への進化を遂げた。
ビークルとして映像に出る機会が十分に用意できずとも、ライダーの武器としての役割を持っていることで、最も販促力のある「戦闘シーン」に関与することができる。
この革新はマジでデカい。
玩具的に考えても「武器としても遊べるし、ビークル(フィギュア的な側面を持った玩具)としても遊べる。」という点でプレイバリューは相当高くなっている。
そもそも武器玩具を兼ねていることにより大型化しており、昨年のゴルドダッシュと比べてもこのサイズ感だ。(バギーというモチーフがそもそも巨大ではあるが)
それでいてギミックの上で「ビークルであることを活かした武器遊び」「武器として電飾が内蔵されていることを活かしたビークル遊び」をしっかりと盛り込んできているところが素晴らしい。
具体的には、ブルキャンガトリングの状態では4輪ついているタイヤをダイナミックに回転させることで必殺技を発動させるギミックが搭載されており、
この4輪はすべてギアによって回転が連動しているので、1輪を回転させるだけですべてのタイヤが勢いよくアクションする。
車輪の一部を砲身に見立て、その回転によって「ガトリング」としての遊びを補強する。
武器種にピッタリのギミックだ。
ビークル状態では逆に「車輪を回転することで音声が発動する」という武器状態での特性を活かし、コロ走行に連動して走行音を鳴らすことができる。
4輪の大型タイヤの迫力ある回転、そして武器玩具として成立するほどのサイズ感も相まってビークルとしての満足感は類を見ないものとなっている。
総じて「武器×バイク」という独自性、そしてその特性故の各モードでのシナジーが抜群に効いた名作玩具だと言えるだろう。
また、付属品による販促が行われていることも特筆すべき点だ。
本体の他にバクキャンゴチゾウも付属しており、これは現状このDXブルキャンガトリングでのみ入手できるゴチゾウである。
正直この采配についてはマイナスポイントともなり得る側面があり、「大型アイテムを買わないと手に入らない小物」という売り方は一部のファンから反感を買ってしまう場合が多いのである。
特にブルキャンガトリングに関しては、
・武器召喚に必要なのは「ブルキャンゴチゾウ」
・付属しているのは「バクキャンゴチゾウ」
という微妙なズレがあり、武器本体にゴチゾウとの連動ギミックもないので、「同フォームで追い菓子として使われる」以上に関連性がないゴチゾウを付属品として収録していることになる。
僕自身は、まぁこれは怒られてもしゃあないんちゃうかなぁと思いつつ、
しかしこういうそのままだと手に取る人の少なそうアイテムを付属品で販促するパワープレイというのは往々にしてあるものだし、多少はしゃあないのかなと勝手に納得しているわけなのだが。
あまり大きい声では言えないが、ここのところの「単品ゴチゾウへの異様なパニック需要」を加味すると、ライトユーザーからは敬遠されがちな大型玩具に付属していた方が、本当に欲しいしある程度のお金を出すことを厭わない人間からすれば圧倒的に買いやすいなという部分も正直ある。
チョコダンとかそうだった。
すこしマイナスな話を書いてしまったが、新しい売り方に際して保険をかけている部分もあるのかもしれないし、なにより「ちゃんとバイク(枠の玩具)が売れる」ことが今後のバイク玩具の在り方に良い影響をもたらすのであれば、必ずしも悪い意味だけを持つわけではないだろう。
なによりこのブルキャンガトリングそのものの良さは先に語った通りであるし、今後もバイクという玩具の枠組みの中で挑戦が行われていくことの表れであるとしたら、先が楽しみになるというものだ。
【3】さいごに
ということで、今回はDXブルキャンガトリングの発売に合わせて過去のバイク玩具を振り返りつつ、それらが在り続けるための様々な施策について紹介していった。
個人的にはブルキャンガトリングによってバイク玩具は1段階新しい領域へ進んだような気がするし、今後も型にハマらない新たなアイテムが生まれ続けることを願っている。
この記事を読んでいる皆さんは、昨今の仮面ライダーにおけるバイクの存在、ひいてはそれらの玩具についてどのようなイメージを持っているだろうか。
冒頭にも触れたように、その扱いの難しさによってどうしてもマイナスな話題で語られてしまいがちな昨今のバイク事情であるが、少し視点を変えて「玩具としてバイクを出すために頑張っていること」について考えてみると、時代という大きな壁に直面しながらもさまざまな創意工夫がなされていることに気づくことができる。
たとえ映像的にバイクが目立たなくなっていっても、
玩具は常にバイクを真正面に見据え、そして進化を続けているのだ。
そんな玩具たちを手に取り、現代の「ライダー」の在り方を感じるのが、バイク玩具の醍醐味なのかもしれない。
仮面ライダーは常に「玩具」とともにあり、そしてこれからも二人三脚で付き合っていくもの。
本編だけではなく玩具にも目を向けることで、今まで見えていなかったものが見えてくるだろう。
バイク玩具よ、永遠なれ!!!
ということで、今下記の記事はここまで。
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前回の記事もよければ。
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それでは、また。