白単サバキZ概論〜超入門編:白単サバキZってどんなデッキ?〜
はじめに
こんにちはKMSKです。社会人一年目やってます。昨年まで大学生していたのですが、今年はそれと比べるとデュエマする友人も時間も少なくなってしまいました。今は一人寂しくYoutubeやTwitterで情報収集したりプロキシ作って環境デッキを回しつつ、休みができたら大会行くかーという感じで、細々とデュエマを楽しんでいます。
今回紹介するのは、タイトルにもありますように、白単サバキZについてです。新規が登場して最近アツいデッキ、効果処理の順番も含めて回すのが非常に難しいデッキ、そして私の大好きなデッキになります。ぜひたくさんの人に使ってほしいと思ったので、記事を書いてみました。今回紹介するのは、超入門編なので簡単な内容となっていますが、採用カードやプレイングについてなどまたどんどん追記していこうと思いますので、よろしくお願いします。
第1章 白単サバキZってどんなデッキ?
白単サバキZとは、「裁きの紋章」という種類のカードを駆使してリソースの確保・カウンターを行い、光の大型クリーチャーを並べて相手をコントロールしていくデッキです。
第2章 「裁きの紋章」って何?
上の画像は「裁きの紋章」付きカードの一つ、「憤怒スル破面ノ裁キ」です。裁きの紋章付きのカードの大半は呪文なのですが、このカードのように、唱えた後に墓地ではなく、かわりに自分のシールドの上に表向きに置かれるのが特徴です。
2.1 「裁きの紋章」は何ができるの?
裁きの紋章を使ってできることは主に3つあります。それは、リソース確保、カウンター、コスト軽減の3つです。それぞれについて説明していきます。
2.1.1 「裁きの紋章」でできること:リソース確保
前述したように、裁きの紋章付き呪文のほとんどは、唱えた後に墓地ではなく任意のシールドに表向きに置かれます。つまり、上記のようなシールドを回収する呪文を使えば、今まで唱えた呪文を手札に戻すことができるのです。中盤、終盤になれば、1枚のシールドに5、6枚のカードが重なることもよくあるため、3、4マナ使って5、6ドローとなりうると考えれば、リソース確保という点で裁きの紋章が優れていることが分かるのではないでしょうか。
2.1.2 「裁きの紋章」でできること:カウンター
白単サバキZのデッキに採用されているカードの中には、「魂穿ツ煌世ノ正裁Z」(上図中央)のように、「サバキZ」という効果を持つものがあります。どのような効果かというと、裁きの紋章をシールドから手札に加える時、それを捨てることで手札から唱えることができるという、いわゆるS・バックのような効果です。裁きの紋章付き呪文は唱えることでシールドに表向きで置かれるので、サバキZを持ったカードを手札に抱えつつ、裁きの紋章付き呪文を唱えてシールドに置くことで、相手がそのシールドに攻撃してきた時にカウンターを仕掛けることができます。
また他にも、「天地ヲ別ツ龍断ノ裁キ」(上図左)、「煌世主サッヴァーク†」(上図右)のような、相手が攻撃する時に、自分の表向きのカードを3枚裏返して手札から発動する受け札もあります。裁きの紋章を唱えることで表向きのシールドの数を増やせるので、こちらも簡単に相手へカウンターを仕掛けることができるカードです。
S・トリガーと違って、シールドに埋まれという神頼みをする必要も、手札に来て腐ることもないのがメリットだと思います。また、このような多彩な受けカードによって、相手の適切なプレイングを乱せるのもこのデッキならではだと思います。
2.1.3 「裁きの紋章」でできること:コスト軽減
上にある「煌メク聖戦 絶十」というカードは、上にあるように、シールドゾーンにカードが置かれた時に、次に使う光のカードのコストを最大3少なくするというカードです。
この効果のおかげで、裁きの紋章付き呪文を打つだけでカードがシールドに置かれるため、連鎖してコストが下がるようになります。文章だけで説明しても難しいと思いますので、下に具体例を出しておきます。
このように、ただ裁きの紋章付き呪文を打つだけで、連鎖的に呪文を打ち続けられます。この動きだけでも手札を増やしながら、裁きの紋章をシールドに仕込むことができる強力な動きですが、このカードの強さはこれだけではありません。このコスト軽減の効果は重複するため、早期に大型クリーチャーを簡単に1マナで召喚することができます。また同じように具体例を挙げたいと思います。
絶十の効果は、「次に使う光のカードのコストを3下げる」という能力なので、一見すると、絶十が1体しかいなければ、連鎖的に下がることはあっても、重複することはないように思います。しかし、上の例を見ると分かるように、トライガードの効果解決中にサバキZの効果が割り込んでくるため、トライガードの効果解決よりも先に効果解決を終了させます。そのため、最後に使ったカードは一番最後に唱え始めた穿つではなく、最後に効果解決を終了させたトライガードとなり、その次に使う光のカードのコストが9下がるということになるわけです。(効果処理が複雑で覚えるのが難しいと思いますが、慣れれば簡単です。というか、白単サバキZを使っていれば慣れます。)
このように、裁きの紋章と絶十の効果を使うことで4ターン目に光の大型クリーチャーを出すことができます。ミステリーキューブのようなガチャデッキとは異なり、手札が揃っていれば確実に出すことが出来る点、ちゃんと手札から召喚しているためテスタロッサやオニカマス、とこしえのようなメタに引っかからない点が強いです。
第3章 最終的にどうやって勝つの?
フィニッシュ方法は相手のデッキにもよりますが、基本的には、クリーチャーをいっぱい並べて、殴って勝ちます。フィニッシュ方法が心許ないと思うかもしれませんが、なんやかんやあって、相手の呪文やクリーチャーが制限されていて、自分のクリーチャーが場を離れなくて、自分のシールドが攻撃されなくて、…のように、相手が何もできない状況になってから殴り始めることが多いので、トリガーで返されることは滅多にありません。こういう絶対負けない盤面を作れるのも、このデッキの強みだと思います。
おわりに
最後まで見ていただきありがとうございました。また気が向いたら更新していこうと思いますので、よろしくお願いします。
追記:また気が向いたので新しく記事を書きました。入門編と基本的な内容となっていますが、今回の内容より少しデッキの動きが想像できる内容にはなっていると思うので、興味のある方はぜひ読んでみてください。