片付け作業6日目 no more ミクストメディア
片付け作業6日目。
作業員2名。約4時間。
ダイナミックな分別は大方目処がつき、これからはどんどん細分化した作業になる。
一見本当に進んでる??って図ですが、確実に0地点が見えてきているはず。
とりあえず、本日は手始めに、やたらと多い時計とメガネを同じ箱に入れてみる。歩けるスペースが増えてきている。なんとなく、片付いている実感が湧く。
15時近くになると鵜の木物件の改装も手伝ってくれたM氏が来てくれた。
ふと時間ができたようで、一時間半ほどの助っ人だが、それでもやはり助かる。
M氏には家具の引き出しの中身を
・金属っぽいもの
・記録メディア
・プラスチック類
・鉛筆、ボールペンなどの文具
・ミクストメディア
などに分類してもらう。
棚の一段一段が、引き出し一つ一つが空になってきて気持ち的にはゴール目前である。
今後の作業としては、大まかな分類からさらに細かく分けてゆく予定で、手元で喋りながらできる作業が多くなってくる予定。
表題にある「no more ミクストメディア」について。
ミクストメディアとは、基本的には二種類以上の素材・技法の組み合わせにより構成されたアート作品に対して用いられる語である。
このnoteをみるとまるで業者のように一軒家を丸々片付けをしているが、Hasu no hanaは普段ギャラリーである。キャプションなどの表記に困った際には、ミクストメディアでいいか、みたいな便利な言葉ではあるし、実際に二種以上の素材・技法を用いた作品なんて多々ある。
しかし、分別をしていてわかった。ミクストメディアなんて一番厄介なモノだ。だから作家の諸君よ、ミクストメディアと表記せざるおえないような作品になりそうな時には、後世に残すべき作品を・・・の気持ちで作って欲しい。
で、話が脱線しましたが、日用品でもミクストメディアは多い。分類するときに、これ何ゴミ??と迷うこと多々あり。例えば、栓抜。シンプルな栓抜きであれば、鉄とかステンレスとかかな?ともかく金属ゴミとして分ければいいのだけど、結構大きな持ち手が木製だったりすると、この木の部分どうすればいいのさ、みたいな悩ましい気持ちになる。
物を処分していく過程で、この”悩ましい気持ち”が一番作業を止めされる原因となる。”悩ましい気持ち”にも様々種類があると思うが、その中の上位として”思い入れ”が上がってくる。これは断捨離に置いても手を止めさせるやっかい者である。
バファリンの半分は優しさ という誰もが知っているキャッチコピーがあるが、物の半分は思い入れ であることに気がついた。
物質半分、思い入れで半分。
今回の片付け作業は、家賃交渉として残置物の撤去を引き受けているので、物はあっても”思い入れ”がないので、素材としてだけ扱うので、思っていたよりもサクサクと作業が進むのかもしれない。
さて、本日の掘り出し物。
未使用のオープンリール。保存状態は綺麗ではあるが、中のテープがどうなっているか。問題がなければ売ってお金に換えることができる??
この家の残置物を片付けていて思った。ここは完全にブルジョワだ。
年代物の乾燥機、8ミリ、映写機、カラオケ用のマイク。昭和初期の夢の家電オンパレードである。
ちなみにこの8ミリは使えるのかな?使えたら欲しいという人が結構いそうなんだけど...
映写機。こちらは使えるとの情報を小耳に挟んだので、また後日動作確認をしてみたいと思います。
レコード。2箱分ほど。袋に入っていて帯があるものもあり、保管状態は良い。disk unionに査定を出そうかと思ったが、私にはまだまだ時間がある。
片付けて、改装して、再オープンの予定は来年桜の咲く頃。
ならば焦って売る必要もないので、毎日数点ずつレコード情報をupして、ヤフオクとかメルカリで売ってみるか。