アジカンと僕
こんにちは。原です。アジカンが好きです。マジで。
アジカンとは
日本のロックバンドです。いやまあ、有名かつ人気なロックバンドで、00年代の邦ロックを語るなら必ず出てくるバンドです。とにかく名曲が多い。
メンバーは以下の通り。
1996年に結成してなんと28年(2024年現在)続いているバンドです。すご。僕と同い年。
メンバーはドラムの潔のみ1999年に加入してからは変更なし。カリスマのゴッチ、キレのあるギターが輝くキタケン、無骨でかっこいいベースの山ちゃん、手数と安定感のあるドラムの潔。大御所になりつつある、というかもう大御所といっても過言ではない、いや、大御所か、大御所バンドです。
(リスペクトをこめて愛称で書いています。大好きです。)
アジカンとの出会い
僕がアジカンと出会ったのは小学5年ぐらいの頃。当時「SCHOOL OF LOCK!」というラジオで曲を聴いたのがきっかけでした。曲なんだったっけな…「未来の破片」とかだったような。「君という花」だった気もします。
ゴッチのまっすぐで太くて叫ぶようなボーカルやジャキっとしたシンプルかつかっこいいフレーズのギターを聴いて、一瞬でその虜に。「ああ、ロックだな、ギターっていいな」と漠然と思ったのを覚えています。
アジカンをきっかけに様々なロックバンドの楽曲を聴き始めたのもこの時期でした。ストレイテナー、フジファブリック、くるり、チャットモンチー、9mm Parabellum Bullet、ELLEGARDEN とかとか。近くのツタヤにチャリでCDを借りに行き、ウォークマンに入れまくってました。今思えばめちゃくちゃ楽しかったな。
初めて行ったフェスもアジカン主催のフェスでした。それが「NANO-MUGEN FES.2012」。アジカンと交流のあるバンドやアジカンが好きなバンドが出るフェス、だったと思います。またやってほしいな〜〜
当時のレポ。いや、セトリすごいな。
その後も通学・通勤のときはちょこちょこ聴いたり、フェスで見かけたりする感じ。めちゃくちゃどっぷりハマるという感じではなく、アジカンがいつでもそばにいて、中学、高校、大学、社会人になっていく人生の端々でふとした時にアジカンを聴いている感じ。実家のような安心のあるバンドです。
久しぶりのライブ
そんなこんなで月日が経ち2024年10月2日。いまでもちょこちょこ遊んでいる仲の良い大学の先輩が奇跡的にチケットをゲットし、アジカンのワンマンに行くことに。「ファン感謝サーキット」というツアー名で、全国のライブハウスを回るレアなツアー。今回は恵比寿のLIQUIDROOMでの公演チケットが取れたので行ってきました。最高〜
ここからはセトリを見つつライブを思い出していこうと思います。セトリのネタバレが嫌な人は今すぐ読むのをやめてください。ネタバレします。
ネタバレします。大丈夫ですか?
はい。こんにちは。原です。ここから当日のセトリをもとに色々思い出しつつ振り返りつつ噛み締めつつニヤニヤしたいと思います。
(ライブレポというか、曲にまつわる話中心です。)
これがセトリだ!
すご。往年の名曲が中心ですが、最近の曲も織り交ぜためちゃくちゃ良いセトリでした。
Spotifyでプレイリストを作ったのでよければぜひ。暇なときに聴いてみてください。めちゃくちゃよいです。
ということで1曲ずつ振り返りたいと思います。
ライブ本編
1.暗号のワルツ
1曲目。何をやんねや…一気にボルテージを上げるのか、しっぽり始まるのか、もしかして「遥か彼方」…?とか思っていたところで「暗号のワルツ」。名盤「ファンクラブ」の1曲目。ゴッチに「ずっと聴いてきてくれたお前のためのライブだよ」と言われているような感覚になりました。最高。めっちゃよかったです。
2.ワールドアパート
そんでもって「ワールドアパート」。ファンクラブのあのアチアチの流れをまさかライブで聴けるとは。つんざくようなギターリフと叫ぶようなゴッチの歌声。最高。好きです。
3.夏の日、残像
うおおおおおおおお、聴きたかった曲…!ファン投票で1位なんだっけな、たしか。ファン渋すぎ。音源の歌声も好きですが、今のゴッチの太くて柔らかくて渋い夏の日残像も最高でした。トマラナイデェ
4.荒野を歩け
映画「夜は短し歩けよ乙女」の主題歌。柔らかいギターとボーカルから楽器隊の緩急のある演奏で会場のボルテージが上がっていました。ゴッチとお客さんのアツいシンガロングも良かったな。良い曲。
5.江ノ島エスカー
最近再録も出た「サーフブンガクカマクラ」の名曲、「江ノ島エスカー」。ライブで聴くのは初めて。ギターかっけぇ。転調するところもめちゃよい。夏っぽさ全開の曲。こんな夏っぽ〜ってなる曲よく作れるな。実際夏っぽいし。ゴッチすげ〜
6.エンパシー
ヒロアカの映画の主題歌になってた曲。恥ずかしながらうっすら聴いたくらいだったのですが、すげえかっこよかったです。サビ終わりのギターのリフが特によい。楽器の音全般良いな〜と感じたのもこの辺。耳に負担のないちょうど良いバランスの音量かつ、音作りがマジでいい。
7.夜のコール
ここで「夜のコール」。NANO-MUGEN FES.2009のテーマソングですね。これ、ナノムゲン2012でもアジカンがやってたんですよね。そのことをこの瞬間に思い出し目頭が熱くなりました。歌詞がすごくよい。高校の頃死ぬほど聴いてたし目覚ましに設定してたな…。
8.十二進法の夕景
あああああああああ、好き。ファン感謝サーキット、この曲もやってくれるんすね。名曲っすよね。歌詞よくわかんないけどなんかよいという曲。途中で入る切ないギターのチョーキングもよい。リフがいちいちいいんすよね、アジカン。
9.転がる岩、君に朝が降る
ここで転がる岩。最高っすね…。ぼざろでも話題になりましたが、やはり大名曲。イントロのギターリフすごくない?そこから追っかけてくるベースのフレーズも好きだし、ちょっとだらっとした感じの歌い方のゴッチもよい。とにかく歌詞がよい。これも目覚ましにしてたな。「朝が降る」だしな。
10.或る街の群青
はあ、好き。よすぎだろ。疾走感と切ない感じ。学生時代がブワーッとフラッシュバックしてくるような感覚。楽曲の中で展開がたくさんあって、映画を見ているような感じ。これをライブで聴けたのは嬉しすぎる。そんな感じでした。
11.ナイトダイビング
考えてみれば「ワールドワールドワールド」続いてんな、とふと思ったのがこの曲。ドラムの手数とそれに追従する感じで鳴るギターがかっこいい。途中で入るキタケンのコーラスパートがよいですよね。なんかおしゃれ。というかあのコーラスパートの展開よく考えたな。すごすぎ。
12.嘘とワンダーランド
ここからキタケンフェーズ。ギターゴリゴリでかっこいいですよね。キタケンの優しいボーカルとゴリゴリのギターフレーズが相まってそれぞれがそれぞれの良さを引き出している。よくできた曲。かっけえ。
13.お祭りのあと
もういっちょキタケンの曲。かっけえ〜。ギターのフレーズがやっぱよい感じです。途中で入るギターのハモりもよい。歌詞もシンプル。お客さんみんなで手を上げて揺れてたな。一体感。
14.ループ&ループ
ここで「ループ&ループ」。めちゃくちゃ盛り上がってました。みんな飛んだり跳ねたり。ギターを始めた当時、ヒイヒイ言いながら練習したのを覚えています。サビのフレーズかっこよすぎません?オクターブ奏法の気持ちよさを存分に味わえる名曲。めちゃよかったな〜〜
15.橙
えっこれやるんだ…!という感じで嬉しかった曲。個人的に一番好きなアルバム、「マジックディスク」の名曲。都会的だけどどこか切ないのが良い感じ。この曲を聴くと北千住の近くの荒川の河川敷を思い出します。なぜ…?
16.Re:Re:
ゴリゴリのベースとリバースディレイのふわふわとした音、そこから歪んだミュートギターのフレーズ、を長めに繰り返した後に、ギターが一発鳴って「バーン!!!!」という感じで始まるライブアレンジが死ぬほどかっこいい「Re:Re:」。めちゃくちゃよかった。めちゃくちゃよかったです。みんな歌ってたな。とにかくよかった。
17.電波塔
きたああああああああ、君繋ファイブエムから「電波塔」。(ファイブエムってなんすか?)
バチクソにテンションが上がる名曲。シンプルかつ疾走感があって、元気!最高!という感じ。落ち着いたゴッチの電波塔もよかったです。ヴィンテージの電波塔。かっこいい。
18.海岸通り
大名曲。やっぱいいっすよね〜〜。再録の音源だとストリングスが入ってて壮大な感じでいいんですが、バンドだけのサウンドもシンプルかつ骨太ででめっちゃグッときました。泣きました。ありがとう。
アンコール
19.ソラニン(ゴッチ弾き語り)
ここからアンコール。ゴッチがアコギを持ってきて、しっぽりソラニンを弾き語り。めちゃくちゃよかった。とにかく優しいソラニンでした。
このあとゴッチがクソでかQRを持ってきました。
この画像を投稿したらちょっとだけ話題に。ありがとうゴッチ。
ちなみにQRのリンク先は以下の通り。ゴッチがアーティストを支援したいという思いから音楽スタジオを作るというクラファンです。ぜひ支援を。
(ライブ会場でも寄付ができました。ライブに行かれる方はぜひ!!)
20.雨上がりの希望(Cosmostudio)
ここからまたバンドセットに、と思いきやキタケンと山ちゃんのユニット、「Cosmostudio」による演奏。打ち込みの感じがよかった。普段からコーラスを担当している2人の声が綺麗でうっとりしました。
21.冷蔵庫のろくでもないジョーク(Cosmostudio loves 潔)
Cosmostudioにゲストで潔が加入。疾走感があってかっこいい。ゴッチの低い声が映える楽曲なのですが、キタケンの高い声もいい感じにマッチしていて良いアレンジでした。ギターがすごい映えてた。
22.ボーイズ&ガールズ
ここからゴッチも合流しバンドセットに。めちゃくちゃよかった。ゴッチの優しい歌声とスローで骨太、緩急のある演奏。すべて刺さりました。社会に揉まれて仕事に疲れて人生…。となっていたところにこの曲。刺さりまくりました。泣きました。よい曲すぎるな…。
23.遥か彼方
ラスト、遥か彼方。ゴリっゴリのベースからのギター、ドラム。疾走感のあるイントロでお客さんも「うおおおおおおおお!!!!!!!」と大盛り上がり。最初から最後までみんな歌ってました。もちろん僕も。いや、気持ち良すぎましたね。みんなで歌うやつ、毎日やりたいと思いました。痩せそうだし。
「原点にして頂点」的な名曲。本当によかった。生きててよかった。
まとめ
このnote、ほぼほぼライブレポで終わったな。いかがでしたでしょうか。
いや、マジでよかったです。キャパそこそこのライブハウスでアジカンが見れる幸せ。本当によかったです。
小学生の頃に出会い、この年まで続いてて、ずっとそばにいてくれるバンド、アジカン。人生の端々で支えられたし、これからもずっと聴き続けたいバンドだなと改めて感じました。
マジでよかったです。マジでよかったのでセトリをもっかい貼っておきます。
アジカンありがとう。ゴッチ、大好きです。
それではまた。