怪文書を読み解く① 「スタバでダベる女子大生に対し畏敬の念を禁じ得ない」
「箱の中身はなんだろな?で手を突っ込んでみたら紙を破る感覚がして、その後仏像を1000体感じたら勿論三十三間堂ですよ!」でお馴染み、えいです。
世界のナベアツに言わせると三十三間堂ってサァンwジュウサァンw間堂とかなんかな、知らんけど。ハムタロサァンみたいだね。向井理です。ハムタロサァンとムカイオサムって似てますよね。元気にしてるかな。
今回から謎シリーズ「怪文書を読み解く」をやります。本当にシリーズかどうかは向井理さんに聞いてください。何をするかというと、私がやべ~って思っている怪文書についてどこがヤバいのかを私目線で勝手に分析する話です。人間の行いは基本模倣なので、自身の経験を辿ってみる半分自分語りらしい。端的に言えば、推し布教と一緒らしい。他人様が書いた優れた文章を勝手に引用し、勝手に分析し、勝手にリアクションする、すべてわたくしの勝手な行いです。お前は何も生産せずに他人のコンテンツを紹介するだけでニコニコしてんじゃねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!と言われて、耳が痛すぎて耳が伊丹空港になり、耳の中にボーイング787が入ってきてボーイング8756r327165r87r8777y7になってボーイングイングイングイング。
今回はこちらの「スタバでダベる女子大生に対し畏敬の念を禁じ得ない」とかいう、畏敬の念を禁じ得ないタイトルの怪文書を紹介します。まず読んでこないと「巣鴨で井戸端会議をするおばあ様方に対しインジェラを焼き上げたらアンジェラ・アキだった」を書かせます。書きたくないなら読んできてください。
ぴったんこカンカンで何故か一度しか行われないクイズぐらいの唐突性をもってヤバポイントを紹介します。
①冒頭
「いや、誰だよ」
そうツッコミたくなった時点で、もう負けです。誰やねん、いや見かけてないだろ、いやどんな奴やねん、ってなったら続きが読みたくなりますよね。
ってなにしてんねんって読みたくなります。負けです。読んだ結果ツムツムしてることしかわかりません。しょーもな、はぁ~と思ってた矢先に表題の「女子大生」の話題に急転換する。急転換に読者は引き込まれるらしい、知らんけどね。
②反復
反復です。反復によって語義が強められる、というのは文章の定説であり、一般文書においても幾たびなく用いられてきた、いわば古代から続く言語を問わない表現です。コウメ太夫も「チャン」と「チャカ」とを反復して本題の歌の前の高揚感を表現しています。𝑺𝑼𝑩𝑨𝑹𝑨 𝑺𝑬𝑨……𝑼𝑵𝑫𝑬𝑹 𝑻𝑯𝑬 𝑺𝑬𝑨……
「スタバでダンベル女子大生」の文章の中には反復表現が異常なほど使われていて、というか異常です。
「どうだ」というありとあらゆる名詞を並べ立てる言葉でありとあらゆる名詞をありとあらゆるありとあらゆるありありありありありあありりじらりありありありありあjらいらりあいらいらいりありあいらいりりありありありありありありあいりいらりあいらりありありありありありありありありありありありありあり
ありがとう。
人生にありがとう。
この命に、ありがとう。
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女子大生の異常なまでの共感を「わかる」の反復で表現してますね。「フンフンFnFn」なんてのもエグ反復。これが反復のパワーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!(敬具)
③誇張
それにしても誇張がヤバい。人間は誇張に激ロー。想定の範囲外のことに対しては人間は興味をひかれる話。
「満を持して」っていうてるけどいや女子大生の元カレの話は満を持してないやろ!w知らんけど
モンゴル人の父とネパール人の母を持つラッパー気質で(まだギリギリわかる)ゲートボール部キャプテンを務める(ギリギリ耐えてる)女子プロレスラー風の爺さん(わからん)
そもそも、女子プロレスラー風の爺さんがわからんのにそれに対して付随する形の要素が先行して情報公開されている構造がヤバい。誇張に誇張を追加して、誇張誇張になってる。誇張の中に誇張あってその中に誇張があるせいで誇張が誇張がされて誇張が誇張されたあとに誇張されて誇張になっている。
そもそも女子大生は(多分)仏陀なわけないし、計算も(多分)してないし、ドンフライ並みのタフネスは(多分)ない。急にドンフライだけ比較対象が人間なのも何、そもそもの仏陀はドンフライに比べてダフネスがないというのか。トリビアの泉で検証して欲しい。
執拗に「う」「ぅ」を多用し、女子大生sもとい仏陀sの生き生きとした元カレトークに花を咲かせる様子をありありと伝える「う」の重ね掛けには頭が上がらない。「スタベルでダンベル女子禁じない」の筆者が女子大生に仏陀性を見出したように、私はその筆者に対して畏敬の念を禁じ得ない。言うなれば女子大生の下にスターバックス代々木上原店でジャズ調の音楽の元、深く椅子に腰掛けて優雅に足を組み、金曜日の夕暮れ前とは思えない程のスピードで携帯の画面上に人差し指を滑らせている、水瓶座風の男性がいて、その下に三十三間堂に思いをはせながら優雅に足を組み、水曜日の夕暮れ時とは思えないスピードでベッドに深く潜り込む、牡牛座風でもありおひつじ座風でもある男性がいる。その男性は今、もう抽出できそうにもないお茶パックから2回目の抽出を試み、薄くなった煎茶を仕方なく胃の中に放り込み、お茶に対して仏陀性を見出すことによる階層分けを訴えかけている。醜い
④改行
改行です。改行。怪文には改行。純粋な文章に比べて、「ダンベル禁止」には改行がやたら多い。多すぎてマグロがじゃんけんに勝ったら天変地異するぐらいには多い。一般文書ではありえないことが起きている。
改行とは、簡単にいうと仏陀です。先行きが見えなくなったところに現れる、救いの手。まるで生きているかのような読書体験。その普段感じることのない生命の神秘に触れたあなたは
SAN値チェック、1 / 2d(これまでに押したCtrl+Zの回数) です。
ちゃんと寝よう。