井上 嘉名芽 先生 ✖︎ 坂本 智勝 先生 / 対談インタビュー
こんにちは!
G-Apps.jp 公式 note 担当の伊藤です!
本日は、G-Apps.jp Community ~ 教育現場での Google for Education 活用コミュニティ~ の運営をサポートされている、
井上 嘉名芽先生と 坂本 智勝先生のお話を伺ってみました!
井上先生は、以下のような、Google for Education を使った業務効率化等に関する講座を担当していただいています。
坂本先生は、以下のような、管理コンソール関係の講座を担当をしていただいております。
普段、講座を担当していただいたり、コミュニティ内の投稿などをしている先生方の素顔を探ってみたいと思います。
ご紹介
東奥義塾高等学校 学校DX推進室長 情報科主任 学校図書館司書 eスポーツ部顧問 ソフトテニス部顧問
井上 嘉名芽 先生
富山県総合教育センター 科学情報部 情報教育室 技師
坂本 智勝 先生
お二人の役割分担について教えてください!
(井上先生)基本的な内容のご質問があった時に回答をさせていただいています。本校は iPad を使用しているので、iPad 関連のご質問があれば、お答えできるようにもしています。
実は、コミュニティ内で投稿される情報や資料の事前チェックなどもしています。
(坂本先生)iPad で Google for Education を使う時は、動作の違いがあったりするので、 井上先生のサポートはとても助かっていますね。
iPad ってアプリ特有の動作があるので、実際に使っていないとわからないですよね。
(井上先生)実は、iPad で Google のツールを使うときは、今年からは Safari で使うようになりましたね。
アプリだとうまくいかないことも多いですが、Safari だと良い感触がしますね。
(坂本先生)Chromebook でも、Android アプリよりも Web アプリが良い時もありますよね。
(坂本先生)あとは、私はテクニカル系( Google Apps Script )や 管理コンソール系のサポートをしていますね。
最近、そういうご質問も減ってきている気がしているので、どうなのかな?みなさん大丈夫かな?と心配になったりもしています。
現場の先生って、頑張りすぎてしまうところがあるので。
サポートの中で、一番やりがいを感じる瞬間は?
(坂本先生)後から感謝の言葉をもらうと嬉しいですね。何かをサポートしたり、トレーニングした後に、"あれで楽になりました"とか言われると嬉しいですね。
そのため、GAS( Google Apps Script )でプログラムを組むとき等には、コメント(後から他の人が見てもわかるような記載)を入れるように気をつけてますね。
参考にしたソースの URL なども入れるようにして、カスタマイズもしやすいように意識しています。
(坂本先生)学校現場で、担当者がいなくなったらできなくなった、、、みたいな事は悲しいですよね。
(井上先生)私は、普段から職場で先生方と一緒に考えて何かをすることを心掛けていて、独り立ちした先生に、"うまく行きました!"とか声をかけてもらうと嬉しいですね。
Google 認定トレーナーやコーチのアドバイスをすることも多かったので、合格した先生が増えると嬉しいですね。
(井上先生)そうでしたね!笑
(坂本先生)そうやって、いろんなところでリアクションをもらえると嬉しいですよね。質問の回答をした後に、結果をもらえると嬉しいですね。
その後の返信が途絶えると、"その後どうなったんだろう?"と悶々としてしまいますね。
(井上先生)双方向でそういうやりとりがあると、もっとサポートしようかなという感じもありますよね。
(坂本先生)回答に返事がないとかもありますよね笑
嫌だというわけではなくて、解決したから終わったのか、私の回答が見当外れだったのか、気になっちゃいますね、、、。それは、こちらにも経験になりますしね。
仕事とプライベートのバランスはどうやって取っていますか?
(井上先生)基本的に、週末は妻と一緒にいるようにしていますね。ソフトテニスを楽しんでいますね、1時間打ちっぱなしとかやっています笑
お互いに負けず嫌いなので笑
(井上先生)最近は、この時間が楽しみですね。あとは、カフェで一緒にパスタなどを食べて仕事をして帰るみたいなこともありますね。
カフェでも仕事をしているんですけど、外だと気分転換にもなりますし。お互いに教員なので、話をしながらできるのもいいですね。
(坂本先生)私の妻は、パソコンはそんなに触らないので、あまり仕事の話とかはしないですね。
子どもがだいぶ大きくなったので、自分の時間を取れるようになってきたんですが、その代わり地域の仕事が入ってきて、、、。スポーツ協会や少年補導委員などの地域の仕事をしています。先週末も住民運動会のお手伝いなどをしてました!
(坂本先生)こう言うのがないと、家でプログラミングで過ごしてしまうので、気分転換になっていますね。
(坂本先生)仕事を断れないんですよ笑
地域の仕事もつい引き受けてしまいますが、もう大分引き受けたので、そろそろ追加は断れるかな?と思っています笑
あとは、気になったプログラムを作ろうとすると、勢いでやっちゃうので、気づいたら、夜中の2時、3時までプログラミングしてしまうこともありますね。
その時は、生成AIには頼らず、あえて手で作りたくなるんですよね笑
趣味ですよね💻笑
お互いの第一印象は?
(坂本先生)私は、井上先生が主催されていた勉強会に参加して、Google for Education 認定トレーナーの勉強をさせてもらったことがきっかけですね。
(坂本先生)そうなんです。実は、井上先生がやられてたときには、すでにトレーナーにチャレンジはしていました。
(井上先生)そうですね、途中で相談を受けた気がします。
(坂本先生)実は3回落ちてしまっていて、4回目の挑戦の時にアドバイスをもらって、通ったんですよ。
(井上先生)自主勉強会みたいな取り組みは、コロナ禍でみなさんがお困りの時期に、GEG 弘前 として行いました。
この時に必ず坂本 先生やこのコミュニティのサポートメンバーである辻先生がきてくれたので、当時はすごく助かっていました。
(坂本先、毎日のように辻先生を見ていましたね笑
(坂本先生)最近、対面のイベントも増えて、オンラインで行うこのコミュニティのセミナーも大事な勉強の機会ですよね。
お互いのサポートで「助かっている」と思う点は?
(井上先生)坂本先生は、テクニカル系はすぐに返事をしてくれるので、助かってますね。何か聞けば、すぐ答えてくれます。
あと、コミュニティへの投稿前の事前チェックも坂本先生の方が早いから助かっていますね笑
(坂本先生)家でもいつもパソコンの前にいますからね笑
最近家のパソコンにもセカンドモニタをつけました。これで家でもハンズオン系の Google Meet もやりやすくなりました。
(井上先生)いつも坂本先生のオンライン背景で見られる部屋は先生の部屋なんですか?
(坂本先生)いつも寝ている部屋ですね笑
そこにパソコンを置いています。
(井上先生)終わったらすぐ寝れる感じなんですね。
(坂本先生)あ、そうだ、井上先生とは、実はそんなに年齢が変わらないんですよね。一歳違いでしたっけ?
(井上先生)そうですね。
(坂本先生)井上先生は上だろうなーって思ってたら、ダンディなお兄さんって感じでした。
(井上先生)私は坂本先生の方が上だと思ってました笑
(井上先生)昔、50代の先生はめちゃくちゃ上のイメージでしたけど、関わる先生がお若いので、年齢を忘れて話しちゃいますね。
(坂本先生)そうですね、あと自分より上の先生方も頑張っている姿を見ると、まだまだやらないとと感じますね。
最近ハマっている Google 関連ツールやサービスはありますか?
(井上先生)最近、初心者講習とかでも好評なのが、画像検索ですね。画像の読み取りが優秀ですし、読み上げ機能がついているので、読み上げたものをみんなで聞くこともできます。
(井上先生)アクセシビリティの観点で、使いやすくなっていますね。翻訳も簡単にできます。
以下は、参考となる公式ページです。
(坂本先生)私が最近気になっているのは、Google スペース ですね。Google Classroom でも情報のやり取りはできますが、情報の発信方向が一方的な感じがします。
チャット 系のツールは、情報のやり取りが双方向になるので、Classroom との使い分けができると良いなと思います。
あと、スペース だとリアクション(いいね👍 等)が取れるのも良いですよね。この辺りはメールとも違いますよね。
(井上先生)スペース の方が、ファイルやリンクのアップしたものを後から確認しやすいのも良いですよね。
以前、書籍を出版した時も、情報や資料の共有がしやすくて、結果的には一度も編集者と会わずにできたのが印象的でしたね。
(坂本先生)メールとかだとどれが最新のものかというのもわからなくなりますよね。
(井上先生)そうなんです。Google Workspace を連携すれば、一つのファイルにコメントや編集履歴を残せたりするのが良いですね。
オンラインでのサポートならではの難しさや、工夫していることは?
(坂本先生)文字にして伝えることは難しいなと感じていますね。よく、"エラーが出ました"とか、"うまくいかないんです"と言われることが多いんですが、この言葉から、何が起きているかを察することや引き出したりすることに気を配ります。
あと、そもそも気軽に聞いてもらえるようにするのが難しいなと感じますね。そういう想いを持っているので、回答する時には誤解もされないように、文章もすごく練るので、文章量も多くなってしまうことが多いです。
(井上先生)それわかります。私もサポートする時に色々とフィードバックなどを書くことがありますが、どんなに回りくどくても、丁寧に書かないといけないかなと感じています。
書いてあることがわからなかったら意味がないなと思うと、どうしても文章量が多くなってしまいますね。
(坂本先生)井上先生も同じですよね。文字数制限がないなら、しっかりと書いちゃいますね。くどいって言われるかもしれないですけど、、、。
(井上先生)私も、それでも書いた方がいいって思いますね。
今後挑戦してみたいプロジェクトや目標はありますか?
(井上先生)実は、日本教材学会という学会に挑戦しています。学会発表や論文投稿などをしたことがなかったので、来年も発表できるのであれば、挑戦していきたいです。査読もあるので、通るかどうかわかりませんが。
(井上先生)教材開発がメインの研究になるので、学校の先生でなくても企業の方も発表することができるので、そういうところも面白かったですね。
(坂本先生)私、目標を立てないんですよ。
(坂本先生)よく年始に建てたりするじゃないですか、それもやらないんですよ。やるとしたら、日々、精一杯頑張る!を常に考えています。
あんまり、目標を立てないんですよ。長期的な目標を立てても、先が読めなくなっている時代でもありますしね。
(坂本先生)夢は、漠然と幸せになることって思いますけど、目の前のことを楽しく一生懸命生きる!かな。だからあまり目標を立てないんです。
最後に、G-Apps.jp を利用している先生たちに向けて一言お願いします!
(坂本先生)おそらく、便利な機能がこれからもどんどん出てきます。最初は新しいことに苦労するかもしれませんが、楽をするために苦労をするのも大事かなと思っています。苦労は大変ですけど、その向こうに楽があるって信じて頑張ってほしいなって思います。
(井上先生)このコミュニティ内で提供されているものは、初級者から上級者まで網羅していると思うので、どれでも気軽に覗いてみてくれるといいなと思います。
(坂本先生)あとは、いろいろと質問をしてもらうと、ある意味集合知になると思います。その現場や教科等でいろんな解決策があると思います。
それがまたみんなの楽にもつながるはずなので、より良い形になったらいいなと思います。