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中村 天良 先生 / 講師インタビュー

こんにちは!
G-Apps.jp 公式 note 担当の伊藤です!

本日は 高校情報教育の最前線 〜 Google for Education と情報クリエイティビティの融合 〜 に登壇される中村 天良(なかむら てら)先生にお話を伺いました!
2024年 12月 7日(土) 20:00〜21:30 で行われます。
詳しくはこちらのリンクをご覧ください。

ご紹介

中村 天良(なかむら てら)先生
  • 大商学園高等学校 ICT戦略室室長(情報科)

  • Google for Education 認定トレーナー

  • ロイロ認定イノベーター、授業デザイントレーナー

共著

  • 『ロイロノートのICT”超かんたん“スキルー令和の日本型学校教育編』(2023年、時事通信社)

  • 『アナログ&デジタル 先生のお仕事365日』(2023年、学時出版社)

  • 『学校ICTサポートブック 授業中の「困った」にも即対応!』(2021年、学時出版社)

今回の講座について教えてください!

(中村先生)これまでに校内で実践してきたことをベースにして話したいなと思っています。そこに Gemini や LookerStuio を混ぜながら、リアルな話をできたらと思います。

Gemini もたくさん使われてるんですか?

(中村先生)そうですね、結構使っています。まだ手探りのところもあるのですが、生徒と使うのも意識的に増やしています。その中で見えてきたこともあるので、それもご紹介したいと思います。
 なんというか、時間の使い方が変わってきてる感じがするんです。

時間の使い方が変わってきているとは?

(中村先生)私の授業は何かを作る時間(成果物を求めること)が多いんです。その調べる時間が少なくできるようになったり、時間をかける作業が変わるので、その時間の使い方が変わってきた様子も紹介できたらと思います。

フィードバックを効率化したりもされているんですか?

(中村先生)そうですね、Google のツールを使って、時間の使い方、有効な使い方に軸を置いています。ツールを使えばいいということではなくて、"大事なところに時間を注ぐために、効率化すると良いよ"という紹介をしたいと思います!

この講座には、どのような先生に参加してほしいですか?

(中村先生)生成AIの使い所を知りたい先生、Google の主要ツールは使ったことあるけど、発展の仕方や、何かもやもやしている先生方に聞いてほしいですね。
 情報教育の観点でお話をさせていただきますが、情報科の先生に限定しているわけではありません。いろんな校種や教科の先生に聞いて欲しいなと思います!

先生の授業について教えてください!

(中村先生)専門教科の情報の授業を行っていて、情報デザインなどでコンテンツを作る授業や課題研究の授業を持っています。1年生で基本を学び、2年生以降で対外的に発表できるような成果物を作ります。
 "企画"を作るということを大事にしています。

"企画"を作るというのは、成果物に取り組むだけとは何が違うのですか?

(中村先生)ものを作るのは一番最後で、それは"何のために"とか、"何をコンセプトに"とかを一緒に考えていくことを大切にしています。生成AIをメインで使っているのは、私からのフィードバックが多くて、生徒はまだ使い始めの段階です。

授業を行う際に心がけていることはありますか?

(中村先生)"何のために作るのか"が大事で、"綺麗に作ろう"というところに重きを置いていません。綺麗には勝手に作れるようになります。生徒たちには、それだけだと"エセクリエイター"だと言っています。
 "かっこいい"だけじゃなくて、それを以て、"誰をどう動かしたいのかを考えるのが大事だよね"と伝えています。

ご登壇の様子

体裁や形にこだわってしまいがちですもんね、、、

(中村先生)何かが出来上がったり、案が出た時に、"これかっこいいよね!"で終わりたくないですよね!
 あとは、Google for Education 認定トレーナー として、校内の先生に研修をすることもありますね。教員数は120 - 130 人くらいで、毎年新しい先生向けに Google Classroom の使い方から、生成AI の活用についての研修とかもしています。

ずっと同じ学校で勤務されているんですか?

(中村先生)元々、企業でWEbディレクターをしていたので、そこから転職をして教師になりました。そこからずっと同じ学校にいます。

元々Webディレクターだったんですね!

(中村先生)3年半くらい仕事をしていました🧑‍🎨

どのようなお仕事だったんですか?

(中村先生)企業の課題をWebで解決っていう、コンサルティング寄りの会社でした。実際に手を動かすより、企画を考えたり、デザイナーさんと一緒にやったりでしたね。

あ、今の先生の授業の作り方は、実践されてきたことがベースなんですね!

(中村先生)だいぶ寄ってますね笑

生徒さんからしたら、説得感ありますよね。将来同じような仕事をしたいという生徒さんとかいらっしゃらないんですか?

(中村先生)私が持っているコースが"情報クリエイティブコース"というコースを持っているので、そもそも情報に興味がある生徒が多いんです。ゲームとかWebとかエンジニア目指す生徒が多いんです。
 そんなに私の影響があるかな?とは思います笑
 私は授業の最初に5分くらいしか喋らなかったりするので笑

仕事とプライベートのバランスは難しくないですか?

(中村先生)時間は比較的作れている方だと思います。担任を持っていないというのも大きいかもしれません。ICTに関する責任者をしているんですが、1人 1台端末を導入して10年くらい経っているので、そんなに振り回される事案も少ないし、組織内のメンバーがよく頑張ってくれています。

ICT担当の場合は、なんでも自分1人出やるではダメですね!

休日のボランティアの様子

(中村先生)本当に組織が大事ですね笑

お休みの時はどのように過ごされているんですか?

(中村先生)お酒と料理が好きなので、よく家では作っています。

イチオシ料理はありますか?

(中村先生)本当に晩ごはんで作る感じで、こんな感じですかね。

中村先生が作られたラーメン

これスープからですか?

(中村先生)そうです笑
 これは4時間くらいかけて作った、鶏白湯ラーメンです🍜

これはお店出せますね、、、

(中村先生)でもこれは美味しくなかったですね笑
 麺を失敗してしまいました、、、。でも、Facebook に載せたらみなさん反応してくれて嬉しかったです笑

他にはありますか?

(中村先生)息子のお弁当を作っているんですけど、

中村先生が作られたお弁当

え、すごいですね、、、

(中村先生)あとは、息子が高校1年生なんですが、よく一緒に温泉行ったりしてますね。

高校1年生で一緒に行ってくれるんですね!!

(中村先生)そうですね!スーパー銭湯とか、向こうから誘ってきます笑
 ただ行きたいだけだと思いますけど。
 今息子と一緒くらいの年齢の生徒たちなので、不思議な感じはします。

お子さんと同じ年代の生徒さんになると、何か意識は変わりましたか?

(中村先生)いや、変わりはしないですね。ただ、生徒が言っている趣味の話はよく分かります。今の子達がどう遊んでいるのかは知れますね。
 あとは、いかに"楽に"かつ"生徒に良いことができるか"ということを考えていますね。
 早く帰りたいんですよ。早く帰りたいけど、ほったらかしたくはしたくないので、ちゃんとやりつつ、早く帰りたい笑

そのコツを聞けるんですね笑

(中村先生)それを頑張って話します!!
 でもそれは結局自分一人では無理なので、いろんなところに勉強しに行ったり、生徒と話したり、組織化したり、そういうことが大事だなということはよく考えます。

今後の目標や挑戦したいことはありますか?

(中村先生)まだ漠然なんですけど、クリエイティブ職につく生徒を増やしたいなとは思います。
 そのために、普通科 情報コース から 普通科 情報クリエイティブコース にコースの名称も変えました。

どういう想いがあるんですか?

(中村先生)"情報コース"って名前だけだとよくわからないですよねw

あるあるですね笑

(中村先生)人気があるワードではあるのですが、大学とかの学部でもありふれていますし、何をするのか明確になっていないと思っていました。
 そこで、"新しいものを作れる人(作りたいなと思う人)"が社会に出ていってくれるといいなと思いました。それが楽しいと思ってもらえるように、心掛けてカリキュラムを考えています。

好きな Google のツールを教えてください!

(中村先生)" Google スプレッドシート "かな笑

その心は!?

(中村先生)どのアプリの根幹にもなっているような感じがしています。今回の話にも出てくる AppSheet 、Looker Studio にも関わるし、Google フォーム などにも関わってくるし、関数で色々できたりしますし。

最後に、G-Apps.jp Community を利用している先生たちに向けて一言お願いします!

(中村先生)参加されている先生方は、アンテナを張っている先生が多いと思いますが、もうそれ自体がすごいと思っています。
 今回は、講座を担当させていただくので、ご紹介はさせていただきますが、"もっとこんなのがいいよ"とかがあれば、ぜひ私にも教えてください!

いかがでしたか?
今回は、次回の講座を担当される中村先生のインタビューでした!中村先生の講座を受講されたい先生方は、ぜひ下記のリンクからお申し込みください。


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