200301_MAT_質問

コミュニティで「ぼっち」にならないために

昨日のお題は、「コミュニティって、さみしい人の集まり、ですよね?」

とあるコミュニティので活動の場で隣の席になった方との会話でいただいた2つの質問「コミュニティって、さみしい人の集まり、ですよね?」「コミュニティって、だんだん人数が減って行きますよね?」について、一案を共有させていただきました。

①「コミュニティって、さみしい人の集まり、ですよね?」への一案。

「もちろん、そんなことはありません!でも、そういう状況のコミュニティや、そういう人が集うコミュニティも、あるかもしれません」

なぜなら、コミュニティとは「共通の興味関心の旗の元に集った仲間が、継続して行う活動と役割のある場」。仲間と出会えていない時は、その人はきっと「さみしい」ので、立ち上がって間もないコミュニティは、ようやく仲間に出会えたばかりのさみしい人が集まっている状態かもしれません。

また、「自分探しがメインになっているコミュニティは、それまで自分の『ありのまま』出せなかった人が集まることがあり、さみしい感じを抱えた人が集うこともある」というお話もしました。

②「コミュニティって、だんだん人数が減って行きますよね?」への一案。

「それは、立ち上げ方に工夫の余地があったのかもしれない」。
コミュニティの立ち上げの基本は「入口は狭く、熱量は高く」
立ち上げは、共通の興味関心を持った少数の仲間(5人程度)で、何より楽しく動き出すこと。そうして動いているうちに、空気を感じた人が「なんだか、楽しそうじゃん!」と集まってきて仲間は「増える」もの、だと思います。

さて今日は、コミュニティで「ぼっち」にならないための3つのコツです。

これまた、昨日からの続きです。
会話の中で「既存のメンバーとの会話や行動に入りにくいんです…。何か良い方法があれば!」との質問への一案です。

きっと同じようなことを感じる方もいらっしゃると思うので、ご参考になれば!コツは、次の3つです。

【前提】入るコミュニティを間違えない
①自分の「やれること」と「やりたいこと」をはっきりさせておく
②周りの人の「好き」と「隙」を見逃さない
③中の人になる

【前提】入るコミュニティを間違えない

何となく流行っている、とか、外から見えていた印象、で入るとアレレ?となることがあります。
間違えないようにするために、入る時に確認することは2つです。

1)コミュニティの掲げる「旗」が、自分の「旗」と重なっているか。
「旗」とは、何のために、何を目指し、何を、どうやるか。
2)コミュニティの「規範」が、自分のそれとあっているか。
「規範」とは、何を正しいとするか。空気とかルール的なものです。

①自分の「やれること」と「やりたいこと」をはっきりさせておく

要は「自分のハッシュタグ」を表明しておく、ということです。
「会計はお任せを」「実は野球が得意です」「Peatix立てられます」「イベントの会場探し、好きです」…などなど、何でもいいのです。普段から自分の「やれること」と「やりたいこと」をはっきりさせて、発信しておきましょう。

すると、何かあった時に「あ!あの人、○○が得意だって言ってたな」とか「★★やってみたい、って話してたよね」と思い出されやすくなり、声がかかる可能性が高まります

ちなみに、また、周りの人の「やれること」と「やりたいこと」も把握することをお勧めします。周りの人の「やりたいこと」≠「やれること」だった時に、それが自分にとって「やれること」であれば、手伝いに入ることが出来るからです。

②周りの人の「好き」と「隙」を見逃さない

まずは「好き」
人は3つ共通点があると、友達になれるそうです。
「好き」は「共通点」を探すきっかけにしやすいのです。
①で表明した「好き」が同じ人と出会えたら、1つ共通点が見つかったと言えます。すでに同じコミュニティにいるので、もう一つ共通点。「好き」なものをきっかけに話をしているうちに、出身地が同じ、とか、家が近所、とか他の共通点も見つかるかもしれません。…としたら、ほら、あっという間にお友達に!

続いて「隙」
イベントをしたり、新たな企画を立ち上げたり、やっていることがちょっと止まったり…コミュニティでは日々、いろんな動きがあります
その時に、ちょっと「隙」ができることがあります。人出が足りない、来る予定の人が急に来れなくなった、専門家の手を借りたいけど知り合いがいない…いろいろありますよね。そんな「隙」を見つけて、サッと手を挙げる!
その挙げた手に気づいてもらうためにも、日々の①が大切です。

③中の人になる

運営とか幹事を買って出るのです。
すると、否が応でも「活動」と「役割」が共有されます
そして動いているうちに、コミュニティ内でつながりができます。また、①で表明していたハッシュタグ通りに動けば、言っていることとやっていることが一致し、より、動きやすくなります。

まとめ

コミュニティで「ぼっち」にならないようにするためには、
【前提】入るコミュニティを間違えない
①自分の「やれること」と「やりたいこと」をはっきりさせておく
②周りの人の「好き」と「隙」を見逃さない:人は3つ共通点があると
③中の人になる
の3つをお勧めします。
いずれもまずは「自分のハッシュタグ」を表明しておくことからスタート!

そして、いつも申し上げることですが、自分の「やりたいこと」「やれること」と、相手の「求めるもの」を交換することで満足しあえる関係作りを!

ちなみにご相談くださった方も「実はテニス好き!」と話してみたら、近くの仲間に同じ趣味の人を発見!…して「ぼっち」から脱却!

(写真は、今、都内各所で行われている「Media Ambiiton Tokyo2020」の展示物の一つです。「あなたの能力」≒ハッシュタグを聞かれています)

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