コミュニティを作る・入る時に考える「3つのポイント」
昨日のお題は「幹事三役」。
3月13日から始まるコミュニティ「ミライフキャリアクリニック」の運営メンバーの打ち合わせで出てきた「幹事の役割分担」=「幹事三役」について、共有しました。
■まず「幹事」とは
旗を掲げ、仲間を集い、事を成す、そのきっかけと環境を作る存在です。
それを成すための力が「幹事力」です。
■そんな幹事の「2つの大前提」
それは①「旗」(ゴール)を共有出来ること、②参加者の「気持ち」に思いを馳せられることです。
■その上で、幹事の「三役」
幹事三役とは、①戦略家、②コミュニケーター、③番頭、です。
人数と要素は、①自分の立ち位置、②活動の内容、③活動の規模、をベースに考えます。もちろん、1人複数役もあり得ます。
さて今日は、そんな幹事としてコミュニティを作る時、もしくは、参加者としてコミュニティに入る時の「3つのポイント」を、改めて確認します。
まずは改めて、コミュニティとは?
■コミュニティの「語源」
ラテン語の「Co」(相互の、共同の、共通の)と「munus」(贈物、任務、成果など)を組み合わせた「Communitas」が転じて、Communityとなりました。
■業界団体「CMX」の定義
「コミュニティを作るプロの繁栄を支援すること」…これをミッションとするコミュニティの業界団体「CMX」のCEOであるデイビット・スピンクスは、コミュニティを次の通り定義しています。
共通の関心やアイデンティティを持つ人々が、継続的に体験を共有する場
ポイントは「共通の関心やアイデンティ」「人々」「継続的に体験を共有」です。
■「コミュラボ」の定義
「コミュニティのインキュベーションの場」…2019年2月にキックオフしたコミュニティを作る・動かす・入る人の集まりである「コミュラボ」では、コミュニティをこのように定義しています。
共通の興味関心の「旗」の元に集った「仲間」が、継続して行う「活動」と「役割」のある場。
先程採り上げた「語源」の、「共同」の「職務」や、「共通」の「成果」などに、通じますね。
コミュニティの定義を踏まえた「3つのポイント」
「3つのポイント」とは、「1.旗(目的・目標)」(何のために、何を目指す)、「2.仲間」(誰と)、「3.活動と役割」(どのように)です。
もっとシンプル、そして、考える順番=コミュニティサークルにすると、このように整理できます。
特にポイントは「旗」
旗を考える「2W1H 」です。
①まず、理想的であったり、目指したりする状況を描きます。
②次に、そのようになっていない現状を把握します。
③そして、理想と現実の「ギャップ」を埋めるために「コミュニティ」を作ったり、入ったりする…というのが自然の流れです。
■幹事の中で、特に共有すべきこと
「理想」とする状況、「理想」と「現状」とのギャップ、そして、その埋め方としての「コミュニティ」のあり方(特に活動と役割、規範)です。
■「理想」をはっきりさせておく理由
運営の過程でトラブルや意見の相違が生じても「あれ?僕たちが目指していたものは○○(≒理想)だったよね?」と議論の方向性をあるべき方向に引き戻すことができるためです。
まとめ
コミュニティを作る・動かす際の「3つのポイント」とは、「1.旗(目的・目標)」(何のために、何を目指す)、「2.仲間」(誰と)、「3.活動と役割」(どのように)です。
その上で、特にポイントは「旗」です。
旗を考えるには「2W1H 」です。
①まず、Why。理想的であったり、目指したりする状況を描きます。
②次に、What。そのようになっていない現状を把握します。
③そして、How。理想と現実の「ギャップ」を埋めるために「コミュニティ」を作ったり、入ったりする
…というのが自然の流れです。
(写真は2019年3月に開催した第1期第1組向けの「第2回コミュゼミ」の写真です。今日のnoteの話を、ちょうどやりました)
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