オンでもオフでも「時間を共にする必然性」の作り方と、その告知の仕方。
気づくと1ヶ月半以上、会社に行かずに働いています。出社して下さっている方々に感謝です。
また、いわゆるオフラインで家族以外の複数の人と集うことも、約2ヶ月ありません。
今まで、いかに「リアル三密」を作り、その関係を継続するか、を考え、実行してきた自分としては、改めて考えると驚愕の日々です。
「宣言」明けに、同時にリアルに集うために必要なもの
そうした状況で改めて思うのは「宣言」明けに、同時にリアルに集うには「必然性」が、さらに必要になるだろうな、と思います。
実は今までもそうでした。
なぜなら24時間、おはようからおやすみまで握り締めている「スマホ」があり、「ネット」がつながっていれば、あえて「リアル」に集わずとも済むコトが多かったから。特に昨今の状況で、皆さんもお気づきだと思います。
もちろん、オンでもオフでも好き嫌い、や、効率的や非効率的、はあると思います。僕も現時点では、リアルに集う方が好きだし、効率が良いことが多い、と思っています。しかし今後、同時にリアルに集うには、ますます「必然性」が必要になってくるな、とも、思っています。
「必然性」は2つある
一つは、身体的接触が無いと成立しないもの。スポーツなどですね。
もう一つは、その場に居合わせることによる「何か」があること。
…「何か」って、何だよ?って感じですよね?こちらについて、まとめてみます。
「何か」とは、何か?
それは「ポジティブな変化」だと思います。
「ポジティブな変化」とは、平たく言えば「時間を共にしてよかったな」と、お互い思えること。
具体的には「出会い」「学び」「体験」の3つのand/or。
できればその瞬間に、もしくはその後に感じる可能性もあり、だと思います。
そのために、常に、はっきりさせていること。
自分も相手も、何を目指し、何をやれて、何をやりたいか。
「何を目指し」はお互いの方向性(ムキ)、「やれて」はお互いの能力(デキ)、「やりたい」はお互いの意欲(ヤルキ)。
これをはっきりさせると、それの合う・合わないで、「時間を共にしない」と判断されたり(したり)、お互いのそれを考慮して話したり動いたりできます。
告知がキモ
なので、自分が幹事であれば、告知にとても気をつけます。
例えば、自分が幹事のイベントであれば、告知の時点で、
①目的、②ゴール、③ゴールまでのプロセス、などを示します。
これにより、主催者側で、相手が求めるものを勘案した上で、用意するもの(自分がやれること、やりたいこと)と、参加者の皆さんに協力して欲しい期待(相手がやれること、相手にやって欲しいことなど)を共有します。
要は、主催者と参加者の「思いの重なり」が、お互いにわかるように心がけています。あ、いつもこんなにきっちり書くのではなく、表現方法は工夫します。
「②ゴール」と「③ゴールまでのプロセス」
「②ゴール」とは、時間を共にした後の、お互いの姿のことです。
繰り返しますが、これが合ってる・合ってないで、そもそも関わる・関わらない(=参加・不参加)の判断に役立ちます。何より動き出してから「こんなはずじゃなかった」を避けることもできます。
「③ゴールまでのプロセス」は、具体的なコンテンツのことです。
どんなことをするか、そのためには、お互いのやれることをどのように交換するのか、そして、お互いに満足する関係を作れるか、をイメージできるように告知するようにします。もちろん、その時間を過ごした結果、掲げた目標にたどり着けると思ってもらう(思える)ものかどうか、をお互い見極めることになります。
まとめ(と、ちょっとした例)
コロナ前もコロナと共にもコロナ後にも、誰かと何かを(特にリアルに)一緒にやるには「必然性」が必要です。
「必然性」とは、時間を共にした後に生じる「ポジティブな変化」=「時間を共にしてよかったな」とお互い思えること。
具体的には、具体的には「出会い」「学び」「体験」の3つのand/or。
それを生み出すためには「告知」にとても気を遣います。
自分も相手も、何を目指し、何をやれて、何をやりたいか。
どんなことをするか、そのためには、お互いのやれることをどのように交換するのか、そして、お互いに満足する関係を作れるか。
例えば、新人歓迎会。
各職場で予定されていたと思いますが、実現できていないことの一つ。
まず考えるのは、参加者のこと。
会に参加する新人の気持ち、それを迎える側の気持ち。
そして、お互いにやれること、やりたいこと。
そして、歓迎会の翌日に、新人さんも一緒に働きたい、上司も出迎えたいというゴール。
ゴールを解像度高く考えたら、コンテンツ。
単に新人に所信表明、上司の挨拶、なんとなく挨拶して回って、先輩がちょっと職場紹介しておしまい、じゃ、もったいないですよ!
ポイントは、繰り返しますが、ゴール=歓迎会の翌日に、新人さんも一緒に働きたい、上司も出迎えたいという状況のきっかけの一つにするために、当日はどんなコンテンツにすればいいか、それをどう告知すればいいか、などなど、ちょっと考えて動くだけで、激変すると思います。
(写真は、母校の早稲田大学ビジネススクール(WBS)の課外活動(部活)の一つ、WBS寿司部の年に1回の恒例行事の告知パネル写真です。今年で9年目の9回目。ここまで続く①目的、②ゴール、③ゴールまでのプロセスが、あります)
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