リアルでもオンラインでも、ゲストとして楽しむ3つのコツ
昨日のお題は「失敗したから語れる、オンラインで気を付ける3つのこと」。
昨今の状況で、リアルなイベントが次々と中止・延期となっています。
そうした中で、配信などに切り替えて開催される機会も増えてきました。ミーティングも同様です。こうした複数の人と「オンライン」でコミュニケーションを取る時に気を付ける「3つのこと」をまとめました。
①カメラは自分の顔と同じ高さ
②相手から見た自分を想像すること
③リアクションはいつもの1.5倍!
この3つを気をつけて、ぜひ、時間や距離を超えて、つながりましょう!
今日はオンラインでも、リアルでも活かせる「ゲスト」として参加する際の「3つのコツ」です。
「ホスト」と「ゲスト」の語源は、そもそも同じだった??
イベントの関係者をあえて英語でいうと、主催者は「ホスト」、参加者は「ゲスト」ですね。このうち今回のテーマである「ゲスト」の語源をいつも通りたどってみると…実は「ホスト」も「ゲスト」も語源は同じでした!
今となっては「ホスト」と「ゲスト」は、「主催者」と「参加者」のように反対の役割を表します。しかし、ここで確認したように、語源をたどると、実は「同じ」でした。では、なぜ「反対」の意味になったのでしょうか。
堀田隆一さんよれば、ラテン語の hostis の意味が参考になるそうです。
hostis の意味は "a stranger, foreigner; an enemy, foe, public enemy"
原義は「見知らぬ人」。
これがさまざまな意味に派生しました。
①「見知らぬ人」=「怪しい人」という発想
この発想から生まれた意味が「敵」。そこで hostage(人質)、hostile(敵対的)、 hostility(敵意) などの語へ借用された。
①の意味からは、現代のホストもゲストも感じられませんね…。
では、違う発想を見てみましょう。
②「見知らぬ人」=「異国人」という発想
ある人が自分にとって「異国人」である場合、自分もその人からみれば「異国人」。古代・中世ヨーロッパには外国からの旅人(客人)をもてなす習慣があり、逆に自分が旅人で外国を訪れれば、もてなされる立場となった。
②のような習慣の元では、同じ人が誰かをもてなす時は host (主人・主催)に、訪ねる時は guest (客人・参加者)になりました。どちらの立場であっても共通しているのは、お互いに「もてなし」合うという関係であるということです。
この考え方から「ホスト」も「ゲスト」もお互いもてなしあう関係にあり、同一人物がその時に応じて「役割」を交代しているだけ、と言えます。
確かに同じコミュニティで、ある時は自分がホスト(幹事)だったり、ある時はゲスト(参加者)だったり、ということはよくあると思います。ゆえに、ホストでも、ゲストでも、その「関係」を作るという意味ではフラットに同じ立ち位置にいる、と言えるでしょう。
3つのコツ
語源からも分かったように「ホスト」も「ゲスト」も、もとは同じ。そして、場合によって「役割」を交代しているだけなのです。
なので、次に挙げる3つは、ゲストのコツでありながら、ホスト(主催者・登壇者)のコツ=楽しみ方、だとも思います。そして、オンでもオフでも通じるコツだと思います。
①主催者・自分・周りの人の「旗」を共有
②全身でとにかく反応&反応していいという空気感作り
③楽しむ!
①主催者・自分・周りの人の「旗」を共有
語源からわかるように「ホスト」と「ゲスト」は、元は同じ。なので、そこでの「関係」の「旗」=何のために、何を目指し、何を、どうやるのか、を確認し、共有することが大事です。
その時に気をつけることは「構成している人たち」と「その人たちの思い」を想像すること。
「構成している人たち」は、一般的なイベントであれば①主催者(=②・③のホスト・幹事)、②登壇者(=①にとってゲスト)、③参加者(=自分・①・②のどちらにとってもゲスト)に分けられます。
なので僕はイベントの告知を見る時に、次の2つををよく見て、想像します。1)①主催者は、どういう思いで②登壇者を招いたのか
2)①主催者はその時間を終えた後に、③参加者がどのように変化をすることを狙っているか
逆に自分が①主催者の時は、それをはっきりさせるようにしています。なぜならそれが不鮮明だと、③参加者の方が間違ったり、勘違いして起こしになられて、申し訳ないことになる可能性があるためです。
「ホスト」も「ゲスト」も語源は同じ。なので一緒に作るためにも、共有を!
②全身でとにかく反応&反応していいという空気感作り
一昨日も一緒に登壇した同志であるユニリーバの島田由香さんは、イベントの冒頭でいつもこのように話します。
生きるとは、表現すること。私の話を聞いて、そうそう!と思ったら頷いて欲しいし、違ったりつまらなかったら寝たり、帰ったりして欲しい。一番嫌なのは、無反応。
僕は人数の如何に関わらず、イベントではステージに近いところに極力座るようにしています。
そして、素直に反応!
登壇者の方が登場したら最大限の拍手で迎えます(ちなみに拍手には、コツがあります)。話に賛意を感じたら大きく頷き、面白かったら大声で笑っちゃいます。ソーシャルがOKな場合は、合間にツイートすることもあります。
「反応していいんだ!」という空気を作ることと、その空気を会場全体で共有できるように心がけます。でももうひとつ気をつけること、それは「押し付けないこと」。作る世界は一緒であっても、作るプロセスはそれぞれでいいから。
なぜなら、(自分が登壇した時の経験からも感じるのですが)会場の方の反応があると登壇者側が「のれる」からです。僕が登壇させていただく際は、会場の方の反応を見ながら、ネタや質疑応答や間合いを変え、「会場の参加者の方も一緒にその場を作った感」を共有するようにしています。
この感覚は、自分が参加者側であっても、反応していれば、作れるし、感じられると思います。
③楽しむ!
と小難しく書きましたが、楽しむこと。先述の島田さんは、こう言います。
「その時を、感じ切ること」。そのために「今、ここに集中すること」。
だから僕は「その時」に「集中」するようにしています。そのためにも、その「場」の意味を自分なりに把握した上で、参加するようにしています。
そうするためのコツの一つは「帰りの電車の中で、どんなツイートができたらハッピーかな?」を考えてから、その時間に臨むこと。すると、ただの飲み会が、ただでは終わらなくなりますよ!
まとめ
「ホスト」も「ゲスト」も語源は「Ghosti」と同じ。
なので自分がどちらの立場だとしても、次の3つをお勧めします!
①主催者・自分・周りの人の「旗」を共有
②全身でとにかく反応&反応していいという空気感作り
③楽しむ!
…と随分長く書きましたが、ぶっちゃけ
①日頃の接触頻度×接触濃度
②その場で笑う・うなずく・手を叩く
の2つを意識していれば、楽しめます!
ありがとうございます!頂いたサポートで、コミュニティ活動&幹事で知見を得て、また、共有します!