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澤円と染谷昌利の「個人力×副業力」 ー新春放談!2021年に必須の2つの力!ー

まだまだ先行き不透明な2021年を生き抜くために必須の「2つの力」…それは澤円さんの「個人力」と染谷昌利さんの「副業力」。それぞれこのタイトルでご著書を出版されるほど、造詣が深い分野です。これをライブで共有するイベントで、#幹事力 を出しつつ、ファシリとしてご一緒させていただきました。

会のゴールと流れ

ーゴール

幹事としてはこのように設定し、冒頭にお示ししました。
その上で「ご自身のゴール」を設定して臨むようにお声かけしました。

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ーゴールへの流れ

会の流れは、お二人が見ている「2021年」をお伺いしたのちに、澤さんから「個人力」解説、染谷さんから「副業力」解説をいただき、ブレイクアウトルームで議論を深め、質疑応答でしめ、の2時間+αでした。

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超楽しかったです!みなさんのおかげでした。
個人力と副業力はセットです。この2つの力は、個人力を発揮する→副業力も高まる→個人力が高まる…というループの関係だからです。ということで、お話を少しおすそ分けします!

オープニング ー2人が見る2021年ー

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澤さんも染谷さんも、この状況になる前後で「特に変わりはない」とのコメントでスタート。

ー澤さん

もともとリモートで働いていたそんな自分に世間が合ってきた。
昨年8月に退職した会社には行かないことがノーマルで、「超レアキャラ」と呼ばれていたくらい。会社に行かなくても仕事が回る仕組みを作っていた。もちろん、サボってたわけではない。コロナ禍になって「会社に行かない」がノーマルになった。昨年9月に会社を辞めたが、それ以前から会社名を使わずに副業していた。なので「会社」というオプションが外れただけ。働くと言う観点で言うと変わってない。

ー染谷さん

この状況になって「二極化」が進んでいると思う。それは「準備していた人」と「していなかった人」。言い換えると「対応できる人」と「対応できなかった人」が出てくる。

このように思うのは、自分の12年間の会社員生活に基づく
最初に就職した会社は「就職情報誌」の会社。かつての就活は、分厚い辞書のような厚さの就職情報誌が家に届き、ハガキ職人のようにハガキを書いていた。就職して3年後に「リクナビ」が登場し、就活がインターネットに切り替わった。その会社は変化に対応できなかった

そのあと、2度転職。3社目は不動産と金融の会社で、入社3年目に一部上場。不動産プチバブルで経常利益も好調だった。しかし、そこでリーマンショックに襲われた。それまでの利益以上の損失が出る様をみて「会社は安定していない」ことを体感した。去年、今年のようなブラックスワンに対応できるように今からでも遅くないので準備しておくのが、2021年。

澤円さんによる「個人力」解説

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ー個人力を発揮するためには

昨年8月に会社を退職。51歳無職になると思っていたが、会社を作っていたので経営者となった。要は、この状況を迎える前に、生活をシフトし終わっていた。そのためにやったことは、嫌なことや苦手なことから逃げること
会社員時代に逃げたのは「通勤」「会社の人たちとの飲み会」そして「事務」。

通勤から逃げるために、会社に出社しないで良い仕組みを作った。飲み会は、メンバーは好きだったが、朝から一緒にいるのに夜まで??と思っていた。飲みにいく理由はなく、ましてや愚痴は無駄。そして事務は経費計算をすれば、外資系企業なので「ドルと円の壁」があり、桁を2桁間違えるなんてことがあった。要は苦手だった。なので、これは提出するタイミングを含めて、手伝ってくれる人を確保した。

このような会社員生活を送るうちに昨年からこの状況になり、みんながリモートで仕事ができるなら、会社で辞めてみようと思った。辞められたのは「準備」ができていたから。準備していたのはガジェットや物理的な場所などの「インフラ」と「マインドセット」の2つの準備が必要。

ーインフラ

ガジェットは(スペースは自宅以外に、都内のオフィスと九十九里の別宅、そして奥さんのアトリエの4つの拠点があるが)都内と九十九里に、ほぼ同様の配信セットを整えている。これはちょっと頑張れば手が届く金額(配信中にはパソコン、モニター、マイク。スピーカー、スイッチャーなどのガジェットの具体的な紹介と具体的な金額のぶっちゃけあり!)さらに、出先でもほぼ同クオリティの配信ができるように、リモアの小さいスーツケースに収まるキットを揃えている。

投資をした分だけ、リターンが大きくなる。まずは投資をする勇気が持てるか。そして、これだけ投資したガジェットを使うには「場所」も必要。

物理的な場所は、リモートワークに使うなら都心や駅近である必要はない。「これなら手が出せる」という場所を確保できると、家族などと離れて「時間」を確保できるようになる。何かあっても環境のせいにしなくなる。確保できた時間を使って、家賃代以上を稼げば良い。要は「集中できる時間を買う」イメージ

ーマインドセット

マインドセット(考え方)のアップデートで行動が変わる
マインドセットをアップデートしないと、投資しようという意思決定ができない。まず、行動が変わる。会社に行かない、しない・という選択をする。会社に行く・いると、仕事の成果は関係ないことを体感して欲しい。次に変わるのは、周りの見え方が変わってくる。自分から世界の見え方と、他の人から自分への見方の両方が変わる。すると、結果を出すことにコミットできるようになる。個人力は自分の考え方をアップデートすること。そうすると行動が変わる。そのためにまず、マインドセットのアップデートを。嫌なことをやっている理由を考える。他者の評価に自分の人生を使う必要はない。

(ここで澤さんが7年前に出版したときに「サインをすることになるかも」と思い、サインを作ったというお話と共に、サインをする様子が配信されました)

染谷昌利さんによる「副業力」

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ー副業力を高めるために

「副収入を得よう」ということではなく「複数の物事ができる感覚を身につけよう」という話をする。

「副業」と言われても、3つの理由で「できない」と言われることが多い。その3つとは「時間」「スキル」「自信」がないと言われる。「時間」は本業が忙しい、「スキル」はできることない、「自身」はお金をもらって良いのだろうかという迷い。これらは、澤さんが仰っていた「マインドセット」すなわち「思い込み」複数のことをやることに、ハードルを自分で課している。

例えば、時間は捻出できる
先程の澤さんのガジェットの話に通じるが、インフラを整えるのも一案。2020年になり動画配信の支援を始めた。始めた頃のインフラでは、動画編集後の10分の書き出しに20分ほどかかっていた。しかし、22−23万で自作パソコンを購入したところ、20分が2分で済むようになった。ここでかけた金額は、捻出できた時間での仕事で回収できた。

緊急事態宣言が発せられ、リモートワークになってなくなった通勤時間などもあると思う。その「空いた時間」を何に使うか。毎日、30分でも「新しいこと」をやることをオススメする。

ー受ける・受けないの判断基準を作っておく

人は悩むことに時間を使う。しかし、悩んでいる時間は何も生み出さない。そのために「受ける・受けない」の判断基準を作っておく。自分にとってのそれは「好き・苦手×やりたい・やりたくない」の2軸

苦手でやりたいものは、受けてから勉強している。やれると思って試しているうちに、やれることが増えていく。本業で嫌なことがあるのだから、副業くらい好きなことをすればいい。

みんな能力を持っている。
自分はキャンプが好きだが、機材は持ってないし、準備や片付けは好きではない。しかし、友人で機材を持っていて、テントから食材までを揃え、終わったら片付けるまでが「好き」な友人がいる。

その友人が主宰するキャンプに5,000円払って参加している。聞いてみると、原価は3,000円くらいだそう。すると自分は楽しくキャンプに参加でき、友人は自分が得意なことで2,000円ほどの利益を得られる。5人集めたら1万円、4週で4万円となる。このように、他の人に喜んでもらいつつ、やりたいことをやればいい

得意なことを生かせばいい。
Excelが得意だとする。苦手な人があなたに「ここに表を添えて欲しい」と相談にくる。得意なあなたがちょこっと直すと、「ありがとう」と言ってお礼に缶コーヒーをくれたりする。こうして積み上げていくことで副業力が身に付く。

ー対価の考え方と仕事の仕方

最初は対価をもらわない。
取り組むうちに信頼を高め、発信力を活かして発信し続ける。すると、誘い方が上手になる。準備の段階で、こうした能力をいかにに身につけるかが大事。自分の好きなことを広めて、共感してくれた人が残るすると、後にお金をいただく可能性が広がる。これは、澤さんが話していた「個人力」にもつながる。

マトリックスで判断の時間を減らし、浮いた時間で副業に取り組み、稼いだお金でさらにインフラ投資する。好きで得意な持っている能力を活かし、困っている人を助ける。こうしているうちに、副業力が高まっていくだろう。

ブレイクアウトルームと質疑応答

ブレイクアウトルームでは、澤さんと染谷さんの話を受けて、今の自分の状況、本業や副業への取り組み方、情報発信の際のSNSの使い分け方など、具体的な課題と解決策などが共有されたようです。

質疑応答では、副業による対価の考え方、スケジュールの管理の仕方など、具体的な設定での考え方と動き方の話もありました。

後半の話で、お二人からも「とにかくアウトプット」の声かけもあり、Twitterにはイベントハッシュタグの 「#個人力と副業力 」をつけた学び、感想、決意のツイートが次々と投稿されていました、

MC後記

改めて、準備・貢献する行動・その継続の3つが大事だな、と思いました。
常に「安定しない」という前提で、自分は何者かをはっきりさせつつやれることを増やしたり、高めたりする準備。その準備を活かして、課題発見や解決に貢献。そしてその「準備」と「行動」の繰り返し。こうして、マインドセットを変えて、行動を変えてこそ、結果は変わるもの。これを「かわいげ」(チャーム)と共に。

お二人のお話は、本番前後の楽屋でも超盛り上がり!
ツイートでも「第2弾を!」との声をいただいたこともあり、何より話していて楽しかったこともあり…やっちゃうかも?!

改めて、澤さん、染谷さん、そして、技術サポートの西舘 聖哉 さん、何よりご一緒くださった皆さん、ありがとうございました!

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辻 貴之
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