(オンライン)コミュニティを作りたいあなたへ
「コミュニティを作りたいんです!」
…いろんな方からご相談いただきます。
今宵も大変ありがたいことに、お話しさせていただく機会に恵まれました。
「コミュニティ」と「旗」
この手のご相談事の際は、お話を一通り伺って、まず聞くことがあります。
それは「あなたのコミュニティの『旗』はなんですか?」。
何度も書きますが、そもそも「コミュニティ」とは「共通の興味関心の『旗』の元に集った『仲間』が、継続して行う『活動』と『役割』のある場」。
中でも『旗』とは「何のために、何を目指し、何を、どうするのか」がわかるもの。
それを「仲間」と、どんな「活動」と「役割分担」を行うことで形にするのか。それを様々な聞き方で、伺いました。
今宵の場合
今宵の場合は、その方の生き方自体がコンテンツになっている方でした。
これまた昨日も書いた「7Cモデル」で言うところの、生き方と言う「Context」が編まれて「Contents」になり、それを応援する人=「Commitment」する人がいて「Community」が既に形成されている方です。
今回作りたいコミュニティは、新たにContextを編みたいと思う人の背中を押す場、とのこと。
すなわち、既存の応援団を組織することではなく、新たに「一歩を踏み出したい人の背中を押す場」。
何度も質問する中で、旗の原型はこれだ!と共有できました。
求める仲間とその仲間を迎え入れる準備
よって、求める仲間は「一歩を踏み出したい人」。
参加者の来た時は、一歩を踏み出すことは決めたけど、その方向、その歩幅、そのスピードなどが決められていない状態。
しかし、来た後には「とにかく、決める!動ける!」を感じてもらえる状態に。
そうした変化を起こす場を作るために準備すべきこと。
それは、あなたは一歩を踏み出せる人だけど、実はそれって誰にでもできることではない。
なので(これまたいつも言っている話だけど)ご自身の無意識の意識化、意識の言語化を行い「一歩の踏み出し方」を型化し、共有すればよいのでは?ということ。
まずは、ご自身の「やれることの中の、やりたいこと」=「一歩の踏み出し方」を言語化し、それを仲間に示すことによって、お互いに満足しうる関係を構築すれば良い、と思います。
いただいた質問
「参加費」「活動内容(オフ会などの頻度)」「規範の内容と運用の仕方」「募集頻度」などなど、いろんなことをご質問いただきました。
全ての答えは、表現は変えましたが実は同じ。
「どんな仲間と、どのような状態でいられれば幸せか、からの逆算で決まる」。
もちろん前提は「コミュニティの入口は狭く、熱量は高く」。
「参加費」はその金額を払ってでも「一歩を踏み出したい」と言う気持ちのあらわれ。なので、タダにしたり、人集めのために安くしすぎる必要もない(ゆえに、お越しになった方に変化が起きる活動と役割を設計しておく事が大事)。
「活動内容(オフ会などの頻度)」は、変化を起こすために必要なことから逆算。頻度もさることながら、その内容やオフ会以外のオンラインの活動の設計も大事。
「規範の内容と運用の仕方」は、ご自身の「合コンでの好みのタイプ」を詞示せばよいとアドバイス。ちなみに僕のそれは「幼稚園で習った事ができる人」。すなわち、(極力)「嘘をつかない」「約束を守る」「人の嫌がることをしない」など。それを自らの言動と行動で体現し、仲間と共有することで浸透させることをお勧めしました。
「募集頻度」は、迎え入れられる準備ができるキャパシティ次第。入った人がすぐにできる活動を用意しておく事が、キモです。
この他、課金サイトの仕組みや違い、その運用方法の留意点、オンラインイベントを行う際に気をつける事や、ツールの使い分け方などもお話ししました。
まとめ
ご相談内容を一般化するために、あえて抽象的に書いています。
しかし、抑えるポイントは、いつでも、誰でも変わりません。
コミュニティの4要素(①旗、②仲間、③活動、④役割)を考え、中でも「旗」を考え、その上で「参加者の参加する前と後の変化」をどう設定するかを考え…一歩を踏み出すのみ!
応援しています!!!
(写真と本文は、あまり関係ありません。写真は子供が描いた自画像です。コミュニティを作りたいあなたが、そして参加された方が、この絵のような笑顔になる場になりますよう!)
ありがとうございます!頂いたサポートで、コミュニティ活動&幹事で知見を得て、また、共有します!