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コルクラボ、卒業するってよ

ボクは1期好きです。2013年7月に始まった元電通の佐藤尚之さんの始めた「さとなおラボ」、2018年4月に始まった「NewsPicksアカデミア」、2020年9月に立ち上がったスマイルズの遠山正道さん主宰の「新種のimmigrations」…他にもいろいろあります。

その一つがこの、2017年1月にコルクの佐渡島庸平さんの始めた「コルクラボ」。4年7ヶ月いましたが、卒業することにしました。その間のことを、振り返ってみます。

コルクラボとは

コルクの佐渡島庸平さんが「デジタル時代の編集を学ぶ」というキャッチフレーズで2017年1月に立ち上げた集まり 。

そこに、2017年1月に、1期生50人のうちの一人として、ロンドンから参加してはや4年半。…と言いつつ、この2年半はなかなか参加叶わず、ということもあり、ここで卒業することにしました。

と言っても、知ってる人がほぼいなくなってしまいました。
1期ランドクルー(これがもはや死後)の辻貴之です。4年7ヶ月、お世話になりました。

佐渡島庸平さん(サディ)、そしてコルクラボとの出会い

ーサディとの出会い

2014年の夏の慶應義塾大学メディアデザイン研究科のイベント。
「メディアの価値ではなく、コンテンツの価値でマネタイズされる仕組みを作りたい」という話を聞いて、面白いなぁ、と思っていました。

ーコルクラボとの出会い

2016年12月。
ロンドンに住んでいた頃に、そんなサディが「デジタル時代の編集術を学ぶ!」をキャッチフレーズに「コルクラボ」なるものを始める、と知りました。

そこからまず審査書類を提出。
通過したので、面接のために神宮前のオフィスに来るようにとの連絡に、ロンドンからなのでと伝え、オンラインで面接を受けたのが懐かしい…。

おかげさまで面接も通過、との連絡を受け、なんとすごいところに通してもらったのだ!と勘違いし(!)、なんとか第1回と第6回のオフ会にリアルで参加できるように、予定を調整しました。

コルクラボ、スタート

そして参加した2017年1月の第1回オフ会。

冒頭にサディから衝撃の発言。
「デジタル時代の編集術を学ぶ、と掲げたけど、そんなのわからないからみんなで学ぼう」…おっと!それを学びに来たところで、わからない、と来たか!

みんなで紛糾しながら、コルクラボをどうしよう!と議論が盛り上がったり、自分たちでテーマを立てて自主研究(プロジェクト)したり、個人的に毎日のようにこのブログ(当時は違う機能名だった気がする)に投稿して問答したり、などなど、各自が動き出していました。
こうしたカオス感は、1期ならでは!

このことから、改めて「掲げた旗」と「活動内容」は一致していないと混乱する、でも、その状態を一緒に乗り越える=活動を共にすると仲が深まることを、改めて学びました。


そんな中で、ボクが始めたのが「部活」(JH部)

年齢、性別、業種、職種を超えて、共通の興味関心の「旗」を立てれば、上下左右関係なく集まって、活動と役割(出番)ができ、こうした小グループで動いているうちに、少しずつ形になっていくのでは、と思って。

この「部活」はパワフルです。「同じ興味関心」でつながる場を作ると、上下関係なくつながれます。これを、2011年4月に入学した早稲田大学ビジネススクール(WBS)で、コース、学年、ゼミを超えてことを実践できていたので、このコルクラボでもやってみました。

具体的に立ち上げたのが「JH部」。Jibun-no-jinsei-Henshu-bu=自分の人生編集部。今年1月に先にコルクラボを卒業した友人と、ご一緒に。

当時、就活中の大学3年生や、転職活動中の人が多く、他人の作品やデジタル時代うんぬんの前に、まずは自分の人生をなんとかしなきゃ、という人が多くいました(まあ、今もかな)。

同時に、すでに人生を編集してきた人もいました。

そこで、これから編集する人に、編集してきた人がその術を伝え、実践することで、「3ヶ月」で自分の編集しよう=自分の「取説」を作って、就活を成功させよう!と立ち上げたのが、このJH部でした。


当時、就活・転職活動中の人が8人いました。
そもそも自分とは、何をしたいのか、それはどこでできるのか、どうすれば辿り着けるのか、業界研究とは、相手に伝わる自分プレゼンは…などなど、いろんなテーマの問いを立て、互いに答えあいながら、自分の人生というコンテキストを整理≒編集していきました。

上述の通り、僕はロンドン、他のメンバーは東京や京都などだったので、文ちゃんに教えてもらったZoomを使って、打ち合わせや、1on1や、お茶会などをやってました。要は、今となっては当たり前の「オンライン」ライフでした。

その結果、8人全員が、就職先、転職先が見つかる、という結果に辿り着きました。

同時に「自分の取説」の「作り方」「伝え方」「活かし方」も、共有するに至りました。このJH部の仲間は、その後も頻度はそれぞれながら互いに近況を共有しあい、おっ!と思うところで出会ったりしています。

コルクラボでの活動

…なんてことをしていたら、6月末に辞令が出て、10月に帰国することに。

帰国後は、主にBOOK LAB TOKYOで行われていたゲスト会に参加する感じでした。よって、知っている人も少なかったりします。

あ、帰国直後の11月にはオフ会で、僕の趣味・特技の「幹事」や「コミュニティ」についてサディを話す機会をもらったりしました。

また、2018年6月からは今も続くカフエマメヒコの井川啓央さん、元TBSのバラエティプロデューサーの角田陽一郎さんと「ここから何か生まれるかも会議」なる井川さんに小説を書いてもらうイベントを始めたりもしました(これも気づけば3年以上。去年はコロナで、僕はリアルに参加できなかったけど。)

この他、ちょこちょこサディがいろんなところで話すイベントに参加したり、去年の年末は昆虫を食べるレストランに行ったり、今年の春先は新国立美術館に佐藤可士和展を見に行ったり…改めて振り返ると、いろんな出会いや機会や経験に恵まれました。

そして、卒業

こうして振り返ると、いろんな人とお会いしたり、体験したり、始めたり、気付いたりする機会に恵まれました。いずれの機会も、このコルクラボだからできたことばかりでした。

また、戻ってくることがあるかもしれませんが、その時は、よしなに!
ひとまず、ここで。ありがとうございました。

(写真は17年7月の1期の最終日。コミュニティに必須の「旗」をみんなで企画して、プレゼントしました。コレ、まだあるのかな??)


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辻 貴之
ありがとうございます!頂いたサポートで、コミュニティ活動&幹事で知見を得て、また、共有します!