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コミュニティ内の「ヒト」の動き

昨日のお題は「コミュニティの『規範』とその『作り方』」

「規範」とは、想定可能な行為の集合のこと。「想定可能な行為」とは「そのような行為が行われても不思議でない行為」のこと、「規範に沿っていないと思われる行為」とは「えっ、うっそー」としか言いようのない行為とのことです。

どのような行為がなされたら「えっ、うっそー」という反応をするかをコミュニティ内でどのように決めて、どのように共有していくか、が運営の肝です。

今日のお題は「コミュニティ内の『ヒト』の動き」

コミュニティは、共通の興味関心の「旗」の元に集った「仲間」が、継続して行う「活動」と「役割」のある場。

コミュニティ立ち上げ期は、オン・オフの両方のコミュニケーションの中で交わされる「言動」を通じて、規範が無意識の中で生まれていきます。「規範」すなわち「えっ、うっそー」が共有されてくると、「仲間」との「活動」もしやすくなります

この過程を、さらに分解してみます。
まずは、学ぶ。どんなことをすると「えっ、うっそー」となるのか、を明文化するまでの間は、メンバー間の日々の言動や反応を通じて、学びます。

その学びに基づき、動く
メンバーの共通の興味関心に向けて、継続して、動きます。するとメンバーそれぞれの「やりたいこと」や「やれること」が見えてきます。同時に、コミュニティとしての活動(やってること)の中で、自分の立ち位置や動き方が見えてきます。

すると、学んで、動くの両方をやるようになります。

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これを繰り返し、「メンバーがお互いの存在に価値を感じ、自分の貢献がほかの参加者にプラスに波及すると信じられる状態にある」(McMillan&Chavis「人々がコミュニティを実感できる時)と思えるようになると、メンバーとコミュニティの間に、この図のような関係が生まれます。

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「居場所」を作れるようになってきます。
「居場所」=「活動」×「役割」。これが「貢献」と「自分の満足」につながっている時に、作れたとか、得られたと実感できるものだと思います。

コミュニティ運営には、こまごましたやり取り、イベントの場所取り、告知のツイートなど、いろんな次元の活動が必要です。

そして、それぞれの活動の行き着く先の「旗」は同じでも、「役割」は人それぞれ違うもの。それが各自の「やりたいこと」と「やれること」の重なりの大きいところに当てはまると、その人の満足度は上がり、コミュニティに対して感じる「価値」も高まります。ゆえに、幹事は「役割分担力」が求められます。

その時に大切なことは、お互いへの「感謝」と「尊敬」。
人それぞれ、やりたいこともやれることも違うもの。でも、目指すものが同じであり、互いに「貢献」している感が共有できているのであれば、お互いに「感謝」と「尊敬」の念が湧いてくると思います。それを感じ、互いに示すことが、活動をよりスムーズに進めることにつながります

写真は、街角で見つけた「五輪が行われる」ことを想定して作成されたと思われるポスターです。リスペクトの文脈が多様性に寄っていますが、本文に通じるものが感じられる内容です。



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