【ウルトラマンカードゲーム】ギャラクシーカップで優勝した「ティガ✕メビウス」に関する考察
ウルトラマンカードゲームにドハマリしているわけですが、先日無事にギャラクシーカップ@アメニティードリーム吉祥寺店で初優勝を果たすことができたので、このとき優勝したデッキの紹介と、自分の考えていた戦略について綴っていきます。
(ちなみに初参戦で初優勝だったので、ビギナーズラックの要素も多少あったと思うようにしています)
なお、同じデッキでチャレンジマッチは優勝1回、1敗のみが3回と、パッとしませんが悪くはない感じ…だと思います。
多少の入れ替えはありつつも、第2弾環境までの間で明らかに対策を取られるまでは、ティガ✕メビウスを軸にしていくつもりです。
戦略まで載せてしまうと余計にメタられて勝てなくなるのでは…とも思いましたが、約1ヶ月後には第2弾も発売され、環境が大きく変わることが予想されるため、それならばウルトラマンカードゲームをもっと多くの人に楽しんでほしい!みんなで強くなろう!と思った次第です。
ちなみに最近のマイブームは、大会で当たったティガ✕メビウスユーザーの方に構築と戦略を教えてもらうこと。
これを見ているそこのアナタ、もし大会でお会いしたらそのときは何卒よろしくお願いします(土下座)
駄文・長文ですが、どうかお付き合いください。
なお、本記事で使用しているカードの画像はすべて公式より引用しています。
引用元: https://ultraman-cardgame.com/page/jp/card/card-list
なぜティガ✕メビウス?(与太話)
本筋とはあまり関係ないので、早く本題を!という方は読み飛ばしてください。
gori(@g_0_r_1_)は、TDGド真ん中世代です。
幼い頃にティガを見てウルトラマンにハマり、そこから昭和ウルトラマンや戦隊、ライダーなど他の特撮作品も見るようになったため、ウルトラマンカードゲームでも「ティガを使いたい!」と息巻いていました。
そこから平成第2期(メビウス)まですべてのウルトラシリーズをリアタイしていた勢なので、昭和ウルトラマンの活躍も多く、ティガも活躍した映画「大決戦!超ウルトラ8兄弟」がたまらなく好きで、「まずはティガとメビウスでデッキを組もう!」と思った次第でした。
(平成第3期以降は受験などもあってリアタイせず後年に視聴)
なので「強いから使う」ではなく、「使ったら強かった」というのが近いですね。
勝負なので勝ち負けにこだわることも重要ですが、やはり「好きなキャラクターを使ってどうやって勝つか」を考えるのも、カードゲームの楽しみ方のひとつだと思っています。
今回紹介するティガ✕メビウスは既にギャラクシーカップの優勝報告も多数出ているTier最高クラスのデッキだと思いますが、こういう考えもあるのかと、ひとつの参考として読んでみてもらえると嬉しいです。
ちなみに余談 of 余談ですが、ウルトラマンカードゲームに早く参戦してほしいシリーズはウルトラマンコスモスと昭和勢です。
デッキレシピ
ここから本題。まずは優勝したときのデッキレシピのご紹介です。
デッキ構成
まず大前提ですが、前述の通りウルトラヒーローの採用数は「メビウス 32枚 > ティガ 14枚」と、メビウス偏重型にしています。
以前までは他のデッキでも2体のウルトラヒーローをおよそ半々の割合で組んでいましたが、主体となるウルトラヒーローに大きく偏らせたほうが安定する確率が高いと判断しました。
(最近は、ティガ✕メビウス以外でも偏重型を見かける機会が増えている気がします)
他のカードゲームのことはよく知らないのですが、少なくともウルトラマンカードゲームの場合、事故の確率を減らし、万が一の際のリカバリーができる構成をすることが求められます。
よって、捨て札を自由度高く活用でき(もちろん「激闘の覇者」を場に出す必要はありますが)、登場時・起動効果で自分以外にもバフをかけられるメビウスには高い優位性があると考えています。
各カードの採用理由
ここからは、各カードの採用理由をまとめていきます。
この4種は、シンプルにドローソース&捨て札肥やしです。
メビウスは、現在の第1弾環境において唯一捨て札の活用ができるウルトラヒーロー。
後述の「激闘の覇者」を最大限に活かすため、これらは4積み必須となります。
効果を優先しているので、②のDOUBLEでBP 9000と弱めな点には目を瞑ります。
これはさすがに致し方なし。
これらはメビウスをDOUBLEやTRIPLEにするための素材たちです。
特別な意図はありません。
あえてポイントを挙げるなら、そもそもマリガンを含め初手でメビウスの①を1,2枚程度手札に迎ることを目指したり、メビウスは最悪DOUBLEでもどうにかなる可能性が高かったりするため、デッキ構成として①の数を絞っています。
「激闘の覇者」の使用を狙う際、捨て札に①がない、という状況がありえるのではないか?とも思いましたが、メビウスには手札やデッキから捨て札送りにするカードがいくらでもあるので、①がなくて「激闘の覇者」が使用できなかったという場面は(あるにはありますが)多くはありません。
もちろん、今後①を増やす可能性はあるので、そこはひたすら試行を重ねていこうと思っています。
2種類のメビュームナイトブレードは、このデッキの要となります。
このカードたちには何度も助けられました。
特に「[U] メビウス メビュームナイトブレード」は、TRIPLEかつ登場時限定ではあるものの、BP +2000が強すぎます。
自身にバフをかけても18000、他のメビウスにバフをかけると19000になるため、ここぞというときに使用しましょう。
「[C] メビウス ブレードオーバーロード」は、できれば後半まで1枚は手札に置いておくのがベターです。
SINGLEで9000が終盤で意外と強く、DOUBLEで13000なのも比較的優秀な部類です。
さすがにこれは特に何も言うことはないでしょう。
脳死で4積み必須です。
DOUBLEのメビウスをTRIPLEにしたり、TRIPLEのメビウスを「[U] メビウス メビュームナイトブレード」に入れ替えてBPバフを上乗せしたりと、非常に優秀なシーンカードです。
実際に自分が助けられたのは、「激闘の覇者」の効果でDOUBLE以上の「[RRR] メビウス メビュームナイトブレード」を取り除く際、先にそちらの起動効果を使ってから取り除くことで、起動効果のBPバフを残したまま別のメビウスを出すことができるという点です。
捨て札から召喚するメビウスによってはお手軽に二重のBPバフがかけられる、ということですね。
起動効果を使用する順番を自由に決められるというルールのおかげで、この「激闘の覇者」は文句なしのぶっ壊れ性能となっています。
シーンに依存しすぎると後述の弱点を突かれたとき途端に窮地に陥りますが、決まったときは鳥肌モノです。
最後にティガですが、①と②のマルチタイプ採用理由は「2枚分の余りを埋めるため」「ゼペリオンを出す確率を少しでも上げるため」の2点です。
これを抜いてメビウスを増やすか、あるいは怪獣を入れるか、逆にメビウスを減らしてティガを増やすかなど、このあたりは今後試行を重ねながら調整していく部分になると思います。
「[RRR] ティガ ゼペリオン光線」は言わずもがな、対面操作が可能かつBP 18000なのがあまりにも優秀です。
さすが、平成ウルトラシリーズの元祖。
ちなみに、「[U] ティガ デラシウム光流」や、「スターターデッキ01 超時空の英雄たち」に収録されていた「[RRR] ティガ マルチタイプ」を採用しなかった理由は下記の通りです。
[U] ティガ デラシウム光流 ③
┗ DOUBLEで効果発動は魅力だが、メビウスのBPバフで十分[RRR] ティガ マルチタイプ ③
┗ 対面で負けることはほぼ無いが、メビウスのサポート役としては[RRR] ティガ ゼペリオン光線の対面操作を優先したい
┗ [RRR] メビウス メビュームナイトブレードの起動効果でも手札を捨てる必要があり、終盤で手札が枯渇しやすくなる
「[RRR] ティガ マルチタイプ」をデッキに入れていた頃、終盤でSINGLE時のBP 9000というのに助けられる場面もありましたが、「[C] メビウス ブレードオーバーロード」にその役割を担ってもらうことにしました。
ただ、この大会のあとでお会いしたティガ✕メビウスユーザーのウルトラリーガーさんに話を聞くと、「[U] ティガ デラシウム光流」のBPデバフは意外と助かるという話を聞き、試しに少し組み替えてみようかな…と悩んでいます。
ウルトラ怪獣の不採用理由
シンプルに入れるための枠がなかったというのもありますが、メビウスのBPバフ対象ではないことや、逆にBPバフをかけたメビウスで同等以上の強さになること、ティガの対面操作の対象にできないことなどが大きいと思います。
あと、あくまで僕が好きなのはヒーローとしてのウルトラマンなので(もちろん推し怪獣・星人などはいますが)、ウルトラマンを使って勝ちたい!と思ったというのも理由のひとつですね。
戦略
先手か後手か
じゃんけんに勝ったら、自分は先手をもらうようにしています。
引き分けが続けば早くて3ターン目に「激闘の覇者」を張ることができるのと、レベルアップさせるか否かの駆け引きが強く現れてくるのは3ターン目以降になることが多かったからです。
マリガンをするか否か
基本的にはドローソース(ヒーローサーチ)の有無で決めています。
ティガもメビウスも①のドローソースは「デッキから3枚公開→ヒーロー1枚を手札/他の2枚を捨て札」の効果なので、早々に捨て札を肥やして後半の「激闘の覇者」使用に向けた準備をしたいと考えています。
①のドローソースが手札にあることが望ましいですが、手札の状況次第では「[RR] メビウス ②」で妥協したり、綺麗にTRIPLEを組める状況が揃っていたりすれば、マリガンせずそのまま行くのもアリだと思います。
あとはだいたい雰囲気で決めていますが、どうしても決めきれない場合「迷ったらマリガン」という自分ルールは守るようにしています。
「やった後悔よりやらない後悔」云々、というだけですが。
一度だけ、それでマリガンした後の手札が「②②②②シーンシーン」で負けたことがありましたが、これは大きく下振れすぎた結果として受け止めています。
ギャラクシーカップで優勝した直後のチャレンジマッチ初戦だったので、きっとウルトラマンたちも疲弊していたのでしょう(適当)
序盤(ラウンド1,2)
序盤はとにかくドロー&捨て札肥やしに徹します。
相手も同じことをしてくる確率が高いので、先手・後手などは特に気にしなくて良いでしょう。
じゃんけんで先手が取れていて、かつお互いがラウンド2までドローソースを使い続けて先手が取れ続いていれば御の字、といったところです。
ラウンド1では、①②あるいは①②③が揃っている、つまりラウンド2で確実にDOUBLE以上にすることができるキャラを選んで出すと良いでしょう。
中盤(ラウンド3,4)
当然ながら、順当にドローを重ね、各ラウンドのレベルアップも滞りなく行えている状況が望ましいです。
もし手札に「激闘の覇者」があり、捨て札もある程度溜まっているならば、このラウンド以降はできる限り先手を取りに行くことを意識したプレイングに切り替えましょう。
相手の出方次第ですが、ラウンド3で一気に決めに行くのもアリです。
ちなみに自分が優勝したギャラクシーカップの決勝トーナメントでは、2戦ともラウンド3で決めに行った結果勝利しています。
(他の大会では逆にこれが仇となって負けた試合もあったので、絶対オススメ!というわけではない点に注意。)
終盤(ラウンド5〜)
終盤になるにつれて、「[RRR] メビウス メビュームナイトブレード」の起動効果の使用などにより手札がジリ貧で、かなり厳しい状況になる場面が多くなってきます。
「激闘の覇者」が張れていれば挽回も可能ですが、先手を取られてしまうとシーンを張り替えられて窮地に陥る場面も出てきます。
ただ、よほどドローができていないと相手にも同じことが言えるので、毎ターン決めに行くくらいの気持ちで、常にそのとき出せる最大火力を打っていきましょう。
ここまできたらしっかり前を向いて、最後は運に任せる。
時には潔さも重要です。
弱点や苦手な相手と、その対策
地のBPが18000のキャラ
ティガ、デッカー、アークなど、最大BP 18000のウルトラヒーローが相手の場にTRIPLEで2体以上出てしまったときは、正直かなり不利です。
「[U] メビウス メビュームナイトブレード」のBPバフを使ってようやく引き分け以上に持ち込める状況なので、相手のデッキに上記の3キャラが含まれていたら、先手必勝で勝ちを狙いにいきましょう。
最近の大会では特にデッカーの採用率が上がっている気がするので、早急に対策を練る必要があるなと思っています。
対面操作
特に相手がティガ✕デッカーの場合、相手の対面操作によって不利な状況に陥るケースが多いです。
この場合、可能であればティガを手元に残しておき、「[RRR] ティガ ゼペリオン光線」でこちらも対面操作を行い、最低でも引き分けに持ち込むことを狙いましょう。
後出しで対面操作ができれば、お互いにBPバフかBPデバフがない限り、そのラウンドが動くことはありません。
あるいは、「[U] メビウス メビュームナイトブレード」を召喚してBPバフをかけて引き分け以上に持ち込んでしまうのも手だと思います。
このBPバフは登場時効果なのでその場しのぎにすぎませんが、諦めなければ何とかなると信じましょう。
ラウンド3以上のシーンカード
釈迦に説法ですが、先手のシーンカードセットフェイズにおいて、場に出ているシーンカードのラウンド未満のシーンカードに張り替えることができません。
このデッキの力を最大限に引き出すためには「激闘の覇者」を使用することが不可欠であるため、ラウンド3以上のシーンカードを出されてしまうと、こちらはジリ貧になってしまいます。
現時点で存在するラウンド3以上のシーンカードは、「決着の日(ガイア)」「僕が僕であること(ジード)」「光と闇、ふたたび(デッカー)」の3種類です。
「決着の日」は、見かけることが少ないのでスルー。
「僕が僕であること」は、最悪相手ターンで剥がれるのでスルー。
詰みやすいのは「光と闇、ふたたび」です。
ゴルザを積むことで対策を取れるとも考えましたが、現時点では不採用としています。
BP 9000、かつメビウスのBPバフ対象にならないことが大きいですが、今後デッカー採用のデッキが増えてきたときに再検討しようと思います。
できる対策として、とにかくラウンド3以降は先手を取ることを積極的に狙っていきましょう。
シーン剥がし
ガイア、トリガー、アークなどを使われて登場時効果で「激闘の覇者」を剥がされると、途端に失速します。
このターンで「激闘の覇者」を使えば勝てる!という状況でこれを喰らうとかなり厳しいので、やはり先手必勝で相手の場が整う前にラウンド3くらいで決着をつけにいくのが良いでしょう。
あとは、相手が上記の3キャラいずれかを採用しており、かつよほど手札が欲しい状況以外で、直近で使用予定のない「激闘の覇者」を無闇に張るのも避けたほうがいいかもしれませんね。
おまけ: 武装メタ
ゼロやディノゾールなどを武装メタでデッキに入れられている方がいますが、こちらが仮にDOUBLEでもBPバフで引き分け以上に持ち込めるケースが多いため、特に気にすることはありません。
DOUBLE以下で対面しており、かつバフがかけられない状況の場合、それはほぼ詰みなので、潔く諦めましょう(白目)
おわり
気づいたら7,000文字を超える大ボリュームの記事になってしまいました。。
この記事が、ティガ✕メビウスユーザーの方、そしてその対策を考えている方の参考になれば幸いです。
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初めてのnoteなので、感想などもお待ちしています!
では。