予測と勢いのグラデーション

事前準備とか今できることをしらみつぶしに
探すような慎重な面もありつつ、かといえば
勢いに身を任せてしまうところもあるんだけれど、
今日は勢いに委ねた反省点から。

原稿を書く仕事なゆえ、
同じ内容であっても各媒体のルールに沿って
変える必要がある。
だから、作成資料をもとに進めていたのだけれど
あれ?と疑問に思う箇所が多々あり、
リモートワーク中の先輩に都度確認して進めていた。

実際、先に知りたかった~!!!!×8回は
繰り返したような、忙しすぎる日というよりも
じわじわと蝕まれるような、そんな一日だった。

マニュアルはさっくり書いてあるけれど、
自分の思い込みだったり、書いてあることを鵜呑みに
安直に進めてしまったことが要因だったなと少々凹んだ。

気を付けないといけないポイントはありますか?と
事前に聞くにしては抽象的だし、範囲が広すぎるのだ。
会社の方針としては、つまずいたら悩んでいる時間が
もったいないから即聞く!という空気なんだけれど、
つまずく前にまず何も初めていないのに
1から説明してもらうのもなんか違う気がしていた。

いや、今回はマニュアルみつつ聞いたことのある範囲でできそう。
やってみてわかるやろう、が先行していたが正しい。

さすがに納期が厳しくて、とか繊細な業務だったら
怖いし、上司からも進め方の補足があった可能性が高い。
まだ自分の作業効率の中でのダメージしかなさそうだったから
今回も実際に作業しつつ覚えていこうとしていた。
ら、思った以上のダメージを受けて疲弊した。
自業自得である。

もし、事前に気を付けることはありますか?
という大きい枠組みでの質問を投げていたとしたらどうだっただろう。
たぶん今回苦しんだポイントは、他の重要ポイントに
埋もれてしまって、ワンポイントアドバイスとしても
引き出せずにいたのが想像できる。
なんせ、マニュアルがあるから重要ポイントは
そちらにしっかり記載されているし、なんならその部分はばっちり
反映できている。何事も予測がつかないのだ。

今回の敗因は、疑問に思うタイミングが遅かったことかな。
あと少しだけ早かったら、私の気力と目が救われたに違いない。
まだ3分の1も終わっていない段階だから
このタイミングで知れた自分に拍手なんだけれど、
慣れていないのとわからないなりに進めているもんだから
作業のあとの空腹具合で頭使った実感があった。

わからないから事前に聞く、って予測できることばかりじゃないし、
特にやったことのないことをするのが仕事だと何かで読んだ。
やってみてつまずいて、質問して理解して身になっていく
この過程、実は結構好き。自分ゲームを攻略しているような
感覚に毎度陥る。

わからなさすぎるとさすがに進まないし
会社に迷惑がかかるから過剰に質問しまくるので
それもまた迷惑な気もするけれど、
完全にお手上げではなく、ざっくりこんな流れ、というのが
見えている段階まできているなら、
やってみようとなるのだ。

入社して半年ぐらいの頃は、わからないことがわからないに
プラスでもう一つわからないがつきそうだったんだけれど、
今はわからないなりに大まかな手順や全体の流れが見えている分、
かなり仕事がやりやすくなった。

人生わからないことだらけだから、
わからないのステージからちょっとはわかるのステージに
いる今、行き詰って困ったときに考えたり
質問するのがやっぱり最短かな。
反省したと思いきや、このまま壁にぶち当たりながら
泥臭くいくのが性に合っているんだろうなと
生き様に妙にしっくりきてしまった。

身になっている感じが癖になっていることに
無意識ながらも勘づいているんだろう。

そういいつつも、今日の続きを進めるときに向けて
自分への注意喚起をデスクトップに
しつこく残しておいた。