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3種類の年齢。

 年齢には3種類あります。

 生物学的年齢と社会的年齢と主観的年齢です。

 生物学的年齢は、生まれてから流れた時間で測ります。一般的に年齢をいう場合、この生物学的年齢を指します。

 社会的年齢は、社会でどう扱われているかで測ります。身分を年功序列的考え方で整理して、測ります
 若い社長とか年老いた平社員なんかや、成人と未成年者みたいな感じで、時間によりつつも、基本的には扱いを基準にして測ります。というより、扱いそのもののことと思ってもらっていいです。

 主観的年齢は、自分がどれくらい老いていると感じているか、といった類のものです。
 私はよく主感的年齢を、魂の年齢と呼んでいます。

 魂の年齢は時間ではなく、角度で測ります。
 今よりもさら成長したいと思っているベクトル角をイメージしてください。

 3つの年齢で一番大事なものは、間違いなく主観的年齢です。
 一番の大きな理由としては、主観的年齢すなわちベクトル角が0°になると人は死ぬからです。

 生物学的な年齢でいえば、DNAのテロメアがなくなるまでが上限であり、大体、時間に直すと135年が限界値です。しかし、135歳まで生きる人はいません。それは、病気や事故にみまわれなくとも、肉体の限界の前に、魂の角度が0°になって死ぬからです。

 若くても明日の仕事に嫌気がさし、特に日々楽しみもない人はいます。この場合、魂の年齢はかなり老いています。中には日々に絶望をし、完全に0°になった場合、肉体はまだまだ生きれても、魂は限界なので自殺します。

 戦場では死に水という言葉があります。瀕死の人に水飲ませると死ぬという現象のことです。水を飲みたいが唯一の希望であり、唯一角度をつけていたものが、水で満たされたことにより角度が0°なって死ぬというわけです。

 幸福の上でも、健康の上でも、寿命の上でも一番大事なものは主観的年齢、魂の年齢です。

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