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久保建英、そして報道するメディア・サッカーファンに僕が伝えたいこと
新年一発目の投稿から早速日が空いてしまった。。
1週間に1回の投稿は思った以上にきついっすね笑
noteって書きはじめるとついつい凝ってしまい、長文になってしまうが故に書き始めるのまでに腰が重くってしまっているのかなと思っています。。
書きたいネタはいっぱいあるんですけどね。。
さてさて、今日は僕がスポーツの中で一番好きなサッカーと海外で一番好きな国であるスペインに絡めたトピックスについて書きたいと思っています。
タイトルの通り、スペイン一部リーグで活躍する久保建英選手について色々思っていることを書きたいと思います!
なぜ久保選手のことを書こうと思ったか
久保選手のことを書く前に、なぜこういう記事を書こうと思ったかの背景を簡単に書きたいと思います。
シンプルにサッカーが好きでそして久保選手がプレイしているスペインが好きというのが大きな背景としてありますが、その2点を少し深掘りしてみようと思います。
①サッカーを観るのが好き
僕は別に部活とかでサッカーをしてたわけではないのですが、小学5年生の時に日韓W杯を目の当たりにして、一瞬でサッカーの虜になったんですよね。いやあ懐かしい。。
当時は僕はなぜかバレーボールをやってましたが。。
サッカーへの憧れはあったものの、地元にサッカークラブもなかったですし、そもそも足を使う運動神経が致命的になかったので、プレイするという選択肢は早々に捨てました笑
今思えばやっときゃよかったなと思いますね。
ただプレイはしませんでしたが、ウイイレなどのサッカーゲームも大好きでしたし、日本代表のサッカーは欠かさずみていましたし、当時でいうとセルティックの中村俊輔選手や、海外でいうとバルセロナのロナウジーニョ、まだ10代でしたが、マンチェスターユナイテッドのクリスティーアーノロナウドは本当に大好きでした。
なのでフジテレビのスポルトでやっていたマンデーフットボールは僕の毎週の楽しみだったな〜
とにかくファンタジスタと呼ばれる選手が理由や根拠はないんですが大好きでしたね。小中高の時に希望とワクワクを与えてくれる存在でした。
すっかり今のサッカーはカウンター、ハイプレスなサッカーが主流となり、ファンタジスタ的選手が減ってしまったことはとても寂しかったりもします。
そんなこんなでサッカーをとにかく観るのが好きだったことがまず今回の記事を書こうと思った大前提ですね。
②スペインという国が好き
もう一つはスペインという国で久保選手がプレイしているということですね。
僕は実は大学時代にスペインに留学をしていまして、何故スペインに留学したかというとただ単純にリーガエスパニョーラを毎週生で観れる生活って最高じゃね?と思って、周りは英語圏にいく中で一人でスペインに留学しました笑
でもスペインでの生活は僕にとっては本当に最高だったんです。
僕はアンダルシア州にあるセビリアという都市にホームステイしていたのですが、セビリアにはセビージャとベティスっていう同じ地をホームにする2チームがいて、毎週必ずセビリアでどちらかの試合があったんですよね。
もちろん試合を観れるというのも最高な要因だっだんですが、僕が最もいいなと思ったのはスペインの人々にとって男女や世代関係なく、私生活にサッカーが完全に組み込まれているんですよね。文化として自然と浸透しているという感じです。
市民のほとんどがとちらかのチームの会員(ソシオ)に入っており、毎週スタジアムに行って地元のチームを応援するんですよね。
セビージャ↓
ベティス↑
なので、スタジアムの熱狂具合は本当にすごいし、迫力があります。
ダービーマッチの時はもはや戦争状態です。。冗談抜きで。。
↑ベティスのホームスタジアム ベニト・ビジャマリン。多分6万人くらい入るとおもいますが僕はこのスタジアムに何度も足を運びました。
ライバルチームが乗ったバスにトマト投げたり、爆竹なげたり、まあすごいです。
それは普通にやばいことなんですが、全ては地元のチームを愛している、応援しているからこそのファンの行動なんですね。
そういことをすることによって相手チームを牽制しプレッシャを与え、地元チームを優位に立たせることができるからです。
今、リーガで活躍している日本人選手もよく言いますが、アウェイゲームのやりづらさは本当に尋常じゃないとよく聞きます。まさにファンは12人目の選手なんですよね。
選手も当然レベル高くて、質が高いですが、ファンの熱狂具合も世界で最も熱く、サッカーはもう生活の一部で欠かせない元気の源のような存在なんです。
日本は色んなスポーツ含めエンターテイメントがあるので、なかなか文化として定着しずらい背景はあるのですが、サッカー好きな僕からしたらこのスペインの人々のサッカー愛や、熱狂的な光景は本当に心地よくて最高なんです。
なので日本人にとってスペインリーグはなかなか結果を出しづらい鬼門のリーグなのですが、スペインに留学してこのリーグ、そして国が大好きな人間としては、今リーガで活躍する日本人選手が久保選手をはじめ増えてきていることは本当に嬉しいし、こういった選手を通じて日本の人がスペイン、スペインの街やクラブ、そしてスペインサッカーを知る、好きになってくれる機会がこう増えてきている今のこの状況は素晴らしいなと思っています。
その中で今、エイバルの乾選手、武藤選手、そしてウエスカの岡崎選手、そしてヘタフェの久保選手と一部で活躍する選手は4名いますが、この中で一番若く、そして結果を出していて、おそらく今後リーガで最も長くプレイしていくだろう久保選手について色々思うことをまず書いていきたいと思っています。
久保建英のそもそもすごいところ。
まあ久保選手のすごいところは細かく言えば色々あるのですが。。
少しですがスペインで暮らしたことのある29歳の僕の目線から単純にすごいなと思うことを2つあげたいなと思います。サッカー技術の話は僕はあまりできないので、それ以外の側面ですね。
①スペイン語がペラペラであること。
これは久保選手が、先日のヘタフェでのデビュー戦で早速活躍できてしまう大きな理由だと僕は思っています。
当然戦術理解度がそもそも高いというのはあると思うのですが、海外で活躍する上ではその国の言語をしっかり操れってコミュニケーションができるというのは本当に大きなアドバンテージだと思います。
久保選手はバルセロナのカンテラ(下部組織)出身ですので、幼少期の時にスペイン語を習得しているというすごい経歴、背景があるものの、一度日本に戻ってきている期間も4年ほどあったので、その間も欠かさず勉強していたからこそ今も流暢なんだと思いますし、その点彼は目先じゃなくてずっと先を見据えて何事も行動している選手なんだなと感じています。
僕なんで日本に帰ってきて数ヶ月で忘れましたからね笑
通訳をいれる選手もいますが、やっぱり通訳を挟まないで他の選手や監督と話せるとやっぱり周りからの信頼度や距離感ははぐっと早くあがるんですよね。それは大きなアドバンテージです。
僕もスペイン語頑張ってしゃべってましたが、頑張ってしゃべろうとしてるだけでも好意的に受け取ってもらえますし、それだけで仲良くしてもらえます。
ホームステイ先でも英語わかるひともいましたが、英語でしゃべろうとするとすごい嫌がられましたね笑その国言語で話すことはとても大事ってことです。
久保選手は超絶ペラペラなので、周囲の選手や監督もその点だけでも驚かされているんじゃないかと思います。スペイン語も日常会話レベルならそこまで難しくはないですが、あれだけ堪能なのは素直にすごいです。
②まだ19歳という事実
そして何よりすごいのは彼がまだ19歳であるという事実です。
一般的に言えば大学1年生ですからね笑
僕もでしたが、世の19歳は
大学のサークルに入ったり、飲み会、そしてバイトはじめよっかな!
そんな感じがが割と一般的(僕が知ってる範疇では)ですので、その中で世界最高のリーグでプレッシャを抱えながら日々練習、プレイしている久保選手は素直にその点だけ讃えられるべき存在です。
↑ちなみに僕は19歳の頃は明大前のマックでひたすら友達としゃべってました笑楽しかったですが。。
とにかく今まで10代でそんな日本人選手はいませんでしたからね。
あの中田英寿選手でさえ、イタリアに渡ったのは21歳の時でしたが、その中で久保選手はレアルに2019年に移籍して、18歳からマジョルカで大活躍し今シーズンはリーガ上位のビジャレアルに移籍。
こんな10代の日本人選手がでてくるなんてスペインに留学するときは想像もできなかったですし、スペイン人も当時知ってる日本人選手なんてほぼ誰もいなかったですからね笑
ビジャレアルでは中々試合に出れず、結果も出せず苦しんだ在籍期間でした。
当然メディアは酷評したり、日本のファンも
久保終わったな
全然ダメ
上位チームではやっぱり通用しない
など手のひら返しの批判的言葉を目にすることも多かったですが、
よくよく考えてください。
彼はまだ19歳なんです。
自分が19歳のときのことを考えたら彼はとんでもなく高い場所で戦っている。それだけでまずすごいんですよ。
周りは期待値がどんどん上がって若干麻痺しているかもですがその事実を忘れず、日本の希望として彼を温かくメディアもファンも応援していきましょうよ
と僕は思います。
きっと久保選手自身が一番自分自身のことを理解して、日々努力しているはずだと僕は思っていますし、周囲の声もそこまで気にしてないと思います。
10個も下ですが心から尊敬している選手です。
自分のなんてことない週末が久保選手がいることで楽しみな週末になる。
本当に感謝しかないし、向こう10年は一線で活躍することを考えると楽しみでしかないなと思います。
こういう選手を観れる時代に生まれてよかったなと思わせてくれます。
一番今回の記事を通して伝えたいこと
さて長々と個人的なことを書いてしまいまいましたが。。
一番この記事を通して伝えたいことを最後に書きます。
ここだけは読んでほしいです。
出場機会を求めて久保選手はビジャレアルからヘタフェに今1月にしましたが、久保選手がいることで、在籍するクラブやそこにいる素晴らしい選手、そして素晴らしいスペインの街を日本の人が新たにしるきっかけをつくっている。
ということですね。
僕の大好きなサッカージャーナリストの小澤一郎さんも同様のことを都度おっしゃっていますがスペインが大好きな僕からしたら本当にこれは嬉しいことです。
※この動画は本当素晴らしいです。↓
ただ久保選手を観るだけじゃなくて、クラブ全体や他の選手やスペインという国にも興味を日本のファンがもっと持ってくれるようになったらいいなと素直に思います。
ビジャレアルというチームに関しては久保選手自身はなかなかうまくいかずあんまりこのチームにいい印象を持っている人も少ないと思いますが、ビジャレアルにはジェラールモレーノのようなスペインを代表する本当に素晴らしい選手が多くいますし、監督のウナイ・エメリも色んな目線があると思いますが、実績をだしてきた立派な監督です。
一概に久保にパスをださない、出場させない、だから嫌いとか、批判するとかは僕は違うと思っています。
だって久保選手のためにチームがあるわけではないのですから。
現にビジャレアルは上位にいます。
そして何より、チームと個人の相性というものが当然あります。
それは社会人でも言えることです、環境を変えたら今まで結果をだせていたのに出せなくなった。
逆もあります。
結果をだせてなかったけど、環境と周りが変わったら成果がで始めた。
そういうことなんです。
実際その環境に入ってみないと合うか合わないかなんてわからないものなんだと僕は思います。
今回移籍したヘタフェもかつて柴崎岳選手が在籍していて、結果ボルダラス監督に干されてしまったという印象や縦ポン、フィジカルゴリゴリのサッカーをするチームと思っている人も多くおそらく久保にも合わないんじゃないかと思う人も多かったと思います。
でもまだ1試合ですが、ビジャレアルの時よりも躍動していて、昨年のマジョルカで輝いていた久保選手に近い姿がありました。1日も練習もしてないのにもかかわらず。。
※活躍できた技術的な話はこちらでLeoさんが細かく解説してくれてますのでぜひみてみてください。面白いです。
クラブも監督も時や状況に応じて常に変化していくものですし、周囲の選手もその方針によってめまぐるしく変わっていきます。
だからいっときの情報や知識で何か決めつけたり、誰かを批判しない、本当のファンななら温かく見守っていきましょう。
メディア的な観点でいうと久保選手にフォーカスした報道をしたほうが利点が多いのはわかるのですが本質的ではないなと思います。
これが僕がメディアやファンの人たちに伝えたいなと思っていることです。
今後エメリざまあみろとか言う人は本当のサッカーファンではないなと僕は思うので、当然久保選手にはヘタフェで結果を出してほしいですが、去ったビジャレアルも引き続き注目してほしいなと思っています。
またまた長くなりましたが、ククレジャ・アレ二ャとの元カンテラコンビとのハーモニー、そして元同僚のクチヨ・エルナンデスとの共闘。
残留争いから一気に上位進出に向かっていく救世主に久保選手がなれるかどうか。
このストーリー想像するだけでめちゃくちゃワクワクしますよね。
このワクワクがある幸せを噛み締めながら久保選手をヘタフェを、
そしてリーガエスパニョーラを楽しんでいきましょう!