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忘れられない人が夢に出てきた話
#3
ある日、昼寝をしてた時、夢をみた。
起きた直後は鮮明で、なんとも言えない気持ちになった。
今から話す過去のお話は私の実話である。
高校時代の私は『居場所』というのがわからずにいた。
歌に例えるなら浜崎あゆみさんの『A Song for ××』のよう。
そんなある日、私は今の世の中では考えられない方法で、Aさんと知り合った。
Aさんは私の一回り上で、私から見て大人だった。
Aさんは私の深夜の電話にも応じてくれて、ずっと話を聞いてくれた。
自身の悩みは文章で表して、手紙にしたためた。
もう思い出せないくだらない悩みを沢山書いたと思う。
〜当時付き合ってた彼氏、親、学校、自身の存在意義、そして居場所〜
そんな他人からしたらどうでもよい話をツラツラと書き綴ってたかもしれない。
ある日、本が届いた。
『シンデレラボーイ シンデレラガール(著:橋本治)』という本だ。
Aさんは言った、「今の菜優さんに是非読んで欲しい」と。
活字がてんで苦手な私。
すごく頑張って読んだ記憶がある。
正直な感想、、、わからない(滝汗)
すごくわかりやすい文面なのだか、私には響かなかった。
Aさんはいつかわかる時がくると言ってたけど、
読み返してません、ごめんなさい。
毎年クリスマスにはチョコのお菓子が届き、誕生日にはメッセージカードが届いた。
2回クリスマスにチョコのお菓子を貰ったあと、
もういつだか覚えてないのだが、ある夜中、私はAさんに電話した際、
『結婚するからもう連絡が出来ない』
と告げられた。
急な別れを告げられた。
空虚だった。
少なからず私の支えな人だったから。
Aさんの誕生日が近づいていてプレゼントを用意してた矢先の出来事だった。
最後にやりとりした手紙に、一生変わることない電話番号が記載されてあった。
なるべく頼らず生活したが、やはりアームカットをした時とかに辛くて電話をしてしまった。
そしたら明らかに別人が出た。
電話口からは「どちら様ですか?」と
私はすかさず「Aさんの電話でしょうか?」と聞いたが、相手は「違います。」
これ以来私は電話をすることもなく今に至る。
こわくて電話できなかった。
住所はわかるが、今もその場所に住んでるかわからないし、行く勇気は無かった。
手紙、メッセージカード、本、VHS、チョコのお菓子
残るものはまだ残してるが、見るたび思い出して泣いてしまう。
自分の言動で沢山困らせて傷つけてしまったのだろう、って。
悔いても悔やみきれぬ想いが沢山ある。
正直、会えることなら、感謝と懺悔をしたい。
でも相手の幸せを考えるなら、もう一生会うことは出来ないだろう。
まだ懐かしむには早すぎるのかもしれない。
前置きが沢山あったが、
そんなAさんの夢を先日みた。
淫夢に近い。
もし、会ってたら、、みたいなたらればの夢。
何度妄想したか、、
それが夢で見れるって幸せすぎかって思うが、起きてしばらくしてやはり、まだ私には早すぎる夢だった。
懐かしむこともできない、この文章を入力中も涙を流す。
いつになったら自分は、、、、。
ごめんなさい、落ちなしです。
今度心療内科の先生に話そうかと思います。
まだまだ子供だな、私。