【UAEの新交通法：飲酒運転・薬物使用への厳罰化について】
こんにちは、りこです。
本日の投稿は、来年UAEで飲酒運転に対する処罰が厳格化されるというニュースをまとめました。
基本的にUAEでも飲酒運転は禁止されていますが、まだまだ横行しているのが現状です。
これは罰金を厳しくすることで、より厳密に飲酒運転などを取り締まろうという政府の意気込みが見て取れます。
1. はじめに
UAEでは2024年9月に制定された新しい交通法（連邦法令2024年第14号）が2025年3月29日から施行されます。
本法令では、アルコールや向精神薬、麻薬の影響下での運転に対して、より厳格な罰則が設けられることとなりました。
2. 飲酒運転に対する罰則
2.1 基本的な罰則
懲役刑
罰金：20,000〜100,000ディルハム（約80万円〜400万円）
上記のいずれか、または両方
2.2 運転免許に関する処分
初回違反：最低3ヶ月の免許停止
2回目の違反：6ヶ月の免許停止
3回目の違反：免許取消
3. 薬物影響下での運転に対する罰則
3.1 基本的な罰則
懲役刑
罰金：30,000〜200,000ディルハム（約120万円〜800万円）
上記のいずれか、または両方
3.2 運転免許に関する処分
初回違反：6ヶ月の免許停止
2回目の違反：1年間の免許停止
3回目の違反：免許取消
4. 免許停止中の運転に対する罰則
3ヶ月の懲役刑
10,000ディルハム（約40万円）の罰金
上記のいずれか、または両方
5. 死亡事故に関する特別規定
飲酒や薬物の影響下での運転により死亡事故を起こした場合
最低100,000ディルハム（約400万円）の罰金
最低1年の懲役刑
上記のいずれか、または両方
補足情報
本法令は2025年3月29日より施行となります。
UAEは飲酒に関して比較的厳格な制限を設けているイスラム教国であり、本法改正はその姿勢を反映したものとなっています。
日本円換算は概算となります（1ディルハム≒40円で計算）。
日本よりはだいぶ重い刑罰となりそうです。
ドバイは基本的に罰金社会なので「罰金を払えばいい」という意見もありますが今回は飲酒のみでも懲役刑を課されるということで大きな波紋が広がりそうです。
※本法令の詳細については、UAEの公式ウェブサイトや在UAE日本国大使館のウェブサイトで最新情報を確認することをお勧めいたします。
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