富士ヒルクライム2021参戦記:レース編
人生初のヒルクライムレース「富士ヒルクライム」の参戦記録です。
前週の試走に引き続き、レース本番の遠征も会社の山本君と共にした。
前日6/5(土)は、移動と受付だけなので9時半に自宅出発して、道志みち経由の下道で移動。山中湖のガストで昼食のあと現地入り。
前日の摂取カロリー
6/4(金)までは、2100-2400kcalくらいで抑えていたが、大会前日の昼食からは気にせず炭水化物とタンパク質を中心にハイカロリーを蓄えることにした。ガストでの昼食は、ライス大盛+若鶏の西京焼き+スープ3杯で約900kcal摂取。
朝食はいつも通り、オートミール50gに適当なおかずを食べて計620kcal。
会場到着直後とライドの前後でバナナ 3本、アーモンド10粒、スポーツようかんカカオ味(会場でゲット)で計450kcal。
夕飯は、山本君指定のジョリーパスタで「ごろごろ牛肉の本格ボロネーゼ」大盛1.5人前と「ブロッコリーとベーコンのガーリックソテー」で合わせて1370kcal。宿までの帰り道にコンビニでR-1ヨーグルト90kcalを追加した。前日の摂取は計3365kcal(あすけん)。
CTLとTSB
レース前日6/5(土)で、CTL91、TSB27。数値的にはフィットネスは下がり気味だけど疲労も抜けきった状態(のはず)。
受付
富士山パーキングに駐車したあと、メイン会場へは大会のバスで移動。メイン会場の富士北麓公園には例年の半分くらいだけどブース出展があり、受付前に各ブースを見学したり、友人と話をしたり大会を楽しんだ。
話が弾んだこともあり、会場に13時半から15時過ぎまで滞在。楽しかったことのトレードオフで脚が若干疲れてしまう。。
前日ライド
駐車場に戻った後、立ちっぱなしで疲れた脚を軽いライドでほぐす。第一印象は脚が重く、高地の影響もあるのかカラダ全体が重たい印象。30分くらいしたら血行が良くなった影響か、脚が軽くまわるようになってくれた。前日6/4(金)に禁断のクリートいじりをした部分が若干違和感あり、最終的にそれ以前のポジションに戻すことにした。
この日は富士山が綺麗に姿を見せてくれた。
当日の朝食と準備
前夜は21時45分に就寝。途中、宿周辺で騒ぐ若者の影響で0時前に起こされたのと、ルームメイトのトイレで3時に目が覚めたりで、アラームをかけた4時前には起床。
朝食は、おにぎりx2(紅鮭、昆布)、ゆで卵、芋きんつば、オレンジジュースで計710kcal。食後は4日ぶりのカフェイン入りコーヒーを堪能した。
レースは第5ウェーブなので7時15分~45分までにスタートすれば良く、宿で軽量化を済ませてから山中湖周辺の宿を5時半に出発。富士山パーキングに着いたのは6時ジャストくらい。自論だけど、ここまでカラダの軽量化に努力してきたのであれば、当日の腸内清掃はとことんやるべき。特にヒルクライムではなおのこと。
バイクの準備をして最後のトイレで軽量化をしてストレッチを終えると、すでに6時40分になっていた。ユーヤ選手はほぼローラーでアップが終わっている状態。7時までには駐車場を出発したかったので、急いでローラーで10分ほどFTP110%-30秒 x3程度で刺激を入れて汗をかいた。
天気
ヒルクライムに限らず(というか初レースです)、レース前日~当日はとにかく天気予報を確認しまくる。特に富士ヒルは標高2300mまで上るので、レース中の気温と降水量によって、寒さに弱い自分は準備が違ってくる。
↑ 6/5(土)天気予報(上部:Weather News、下部:Tenki.jp)
前夜の天気予報から、当日朝の予報の方が雨の降りだしが早まっており、宿の時点で雨で濡れながらのレースを覚悟した。カラダに防水対策でワセリンをたっぷり塗り、寒さ対策のホットオイルは会場で最終判断することに。
↑ 6/6(日)天気予報(上部:Weather News、下部:Tenki.jp)
しかし、移動中も会場についてからも麓は雨雲も被ってない状態で、富士山の中腹から上には厚い雲がかかっていた。最終的な判断は 四合目の様子をtwitterで動画配信してくれた方がいて、それを見て降雨の心配はしなくて良さそうと判断できた。
レース
荷物預け、トイレ、記念撮影を終えて、7時28分頃メイン会場をスタート。アップをしながら山本君と計測地点に向かう。計測地点は7時33分に通過してリアルスタート。
特に作戦は考えておらず、最初は料金所先くらいまで山本君と走ろうかと思っていたところ、良さそうなペースで走る方に抜かれたので、コレだっと思いすぐついていった。3分ほど後ろにつかせてもらった後、お礼と少し話をして、その後単独でペースを上げた。
一合目時点で、ゴールド狙いのタイムラインから30秒ほど遅れる。ここまでは、なるべく気持ちと心拍を落ち着かせて基本SST、出してもFTP以下で走ることを心がけていたので、焦りはなし。
緩斜面が入るようになる二合目までの区間では、勾配が緩くなる区間でダンシングを入れて初速を上げて、なるべく緩い区間でのスピードを高めるようにした。二合目時点でタイムラインから20秒ほど遅れ。
二合目から三合目も、前の選手の背中に一瞬でも入るようにしてスピード維持をしたのと、勾配が緩くなるタイミングでしっかりダンシングを入れて、その後はエアロフォームでパワーを抑えながら休みつつ速度維持を心がけた。結果、三合目をタイムラインより10秒早いタイムで通過できた。
しかし、この後四合目への区間は向かい風が強くなってしまう。前区間でペースが上がっている認識だったので、向かい風が強かったこともあり、途中わりとペースが良い集団に追いついては少し休むことを繰り返してしまった。しかも、この区間から右足の指と左脚のふくらはぎが攣りはじめてしまう。予想タイムラインでは13分で走る必要があるこの区間に14分半も費やしてしまい、一気に1分以上のビハインドとなってしまった。
この区間のタイムに焦り、四合目からプッシュするものの、一度落としたペースと向かい風での疲労、攣らないギリギリでのペダリング、加えて標高が高くなってきている影響もあり、気持ちとは裏腹にかなりカラダが苦しい状態に。
タイムライン表の最後のチェックポイント20km地点でも1分半遅れ。大沢駐車場までの上り区間でカラダが悲鳴を上げているのがわかる。
しかも、大沢からの平坦区間に前後選手と離れた状態で単独で入ってしまうことに。この時点でゴールドにまったく届かないことはわかっていたが、ゴールまで最速で走れるようエアロフォームで進んでいると、後ろからすごい勢いで1名、その後また1名に抜かれる。ここでなんとか背中に入ることができ、最後のトンネルまでコバンザメさせていただいた。ゴール後会えなかったけど大感謝でした。最後の上りは気合とは裏腹に速度はまったく出てなかったと思うくらい疲労しながらゴール。
タイムは1時間6分57秒。
勢いで狙ってみた65分以内のゴールドには届かなかったけど、前週の試走から3分短縮できたことは良かった。
40-44歳の年代別では13位に。7位以上がゴールド基準なので、やっぱりゴールドはレベル高いですね。総合順位も99位と100位以内ギリギリ滑りこめました。
下山荷物
ゴール後は(背中にわざわざ入れてきたiPhoneで)記念撮影したい気持ちを抑えて、前日に預けた荷物を受け取りに。富士ヒルさんの荷物受取システムの素晴らしさに感動していると、荷物を受け取った瞬間から雨が本格的に振り出してきた。
すぐにインナーをジオライン長袖に着替えて、裏起毛ジャケットとレッグウォーマーの上から上下カッパ、冬用の耳付キャップを装着してから、預け荷物に忍ばせた補給食を食らう。
山本君と合流して、富士ヒル&五合目の人気撮影スポットが混んでいたので、奥にあるココで記念撮影したあと下山した。
下山待ちのときに、twitterで主催者選抜女子クラスでLivアンバサダーの望月美和子選手が優勝したことを知り、とても嬉しい気持ちで、暖かい装備に守られながら雨降る富士スバルラインを無事に下り終える。
望月選手の優勝
メイン会場に着くと、ちょうど女子の表彰式が行われていた。めちゃグットタイミング。撮影とインタビューで会場に長居したあと、当日預け荷物も受けとって駐車場へ。
レース後の食事と宿のこと
今回の富士ヒルでは、前泊宿の確保が難しかった。中止になる可能性もあり、実際予約をしたのは大会の2週間前で、検索したときは高額な宿か怪しそうな安宿しか見つけることができなかったので、今大会主催者選抜女子で見事優勝した望月選手から情報をもらって同宿にさせてもらった。
楽天での予約は素泊まりだったのに、わざわざ朝食(弁当)を用意してくれた。しかも大きなトンカツとウィンナー、シュウマイ、シャケなど、おかず四天王をふんだんに入れたもので、味噌汁まで用意してくれた。
もちろん、レース前の朝食としてはヘタレなので食べれなかったので、レース後のランチとしていただきました。レース後にジャンキーなランチを計画していたけど、十分ハイカロリーなお弁当を駐車場で食べることができちゃいました。
結論、庄栄荘オススメです。
まとめ
人生初のヒルクライムとして参加した「富士ヒルクライム」は、準備段階からレース当日、そしてレース後のレースレポートや各選手のコメントなど、すべてが新鮮で楽しめるものだった。いままでロードはシクロクロスやMTBの練習でしかなかったし登りは好きではなかったけど、自分の過去のタイムを更新していく中で、ヒルクライムの魅力をより知ることができた。
富士ヒルが終わったあと、またヒルクライムレースに出たくなっている自分を見て、新しいことに挑戦するのはこんなに楽しいことなんだと再認識させられた。
最後に、大会を予定どおり開催してくださった主催者の皆様、すばらしい大会をありがとうございました。来年も参加させていただきます。
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