富士ヒルクライム2021参戦記:準備編
人生初のヒルクライムレース「富士ヒルクライム」に参加を決めてから本番までの準備についての記録です。
初参加のきっかけ
元々大会当日の6/6(日)は、SDAクロスマウンテンバイク王滝にエントリーしていた。しかし、4月末に大会の延期が決まり残念だなーと思っていたところ、同日開催の富士ヒルクライム(以降富士ヒル)がまだエントリーを受付ていたことを知り、最終日にポチっと申込した。
今年は未経験のことにチャレンジしたく、初めてSDA王滝にもエントリーした。富士ヒルも参加したかったが同日開催で諦めていたので、大会中止になる可能性はあったけど、これはチャンスと思った。
今までヒルクライムレースの経験はゼロで、富士山も昨年夏にロングライドのついでにスカイラインを登ったのが初めて。経験値ほぼゼロなビギナーヒルクライマーなのでネットで情報を収集しまくる。
自走で富士イチ+スバルライン走行時のタイムがL3で走って料金所から1時間16分だったので、75分以内の「シルバー」の自信はあった。次の65分以内の「ゴールド」までは11分短縮しないといけないので、簡単ではないことを理解しながらトレーニングとバイクと身体の軽量化を進めていった。
富士ヒル「ゴールド」の基準値
ネット情報でゴールドの基準値として挙げられていたのは、パワーウエイトレシオ(PWR)が4.7倍くらい。もちろんバイクの状態や当日の風向き、天候、集団走行の有無で差はあると思うけど、とりあえずここをベンチマークにしてみる。
カラダの軽量化
FTPが240wくらいで体重53-54kgなのでPWRはだいたい4.5倍。これをざっくり50-51kgくらいにしてPWR 4.7-4.8を目指してみることにした。
とは言っても、食事規制やダイエットっぽいことをやったわけではなく、摂取カロリーと消費カロリーを把握して、間食のしすぎや余ってるおかずを無理に食べちゃう「無駄カロリー」を排除した。
そこで導入したのが、CycleSportsの記事内で紹介されてた「あすけん」というアプリ。食べたものを記録して、カロリーと栄養素が把握できるもので、食べ物ごとのカロリーをざっくり把握できるのがすごくよかった。
消費カロリー側はネットで基礎代謝を調べ、Healthアプリで月平均消費カロリーをざっくり把握。
基礎代謝 約1300kal + 運動消費カロリー 約1000kcal(日)+α = 2300kcal
仮に摂取が2300kcalを下回れば燃焼されて体重下がっていくと仮説して、だいたい一日の摂取を2100-2400kcalの間でコントロールしてみる。
あと朝食にオートミールを導入した。業務スーパーで売っているこれは500gで約¥150。1食50gでなんと¥15!これを牛乳120mlで夜から寝かせて、朝レンチンしてから蜂蜜を付けて食べた。最初は少し違和感あったけど、慣れたら甘いごはんを食べているようで和食っぽいおかずでも一緒に食べれるようになった。食物繊維が豊富なので狙い通りお通じもバッチリ◎
5月は4月に引き続き1500km、獲得標高22590m乗ったこともあり、申込をしてからレース直前までに53.5kgから50.8kgまで減量が成功した。(身長166cm)
バイクの軽量化
レースバイクは愛車の「TCR ADVANCED SL (第8世代)」リムブレーキ版。
元々7.1kgくらいだったものを、色々と部品交換して最終的に6.5kgまで軽量化した。詳細は別途機材編を書く(予定)のでそちらを参照。
ヤビツ峠でシミュレーション
富士ヒルクライムのタイムはヤビツ峠2本分と言われているので、富士ヒル参加を決めてから機材を変えながら4回登ってみた。
5/5(祝) 名古木~ 37:30、旧デイリー~ 33:20。単独
5/8 (土)名古木~ 34:56、旧デイリー~ 31:10。蓑毛まで仲間と走行
5/22 (土)名古木~ 34:27、旧デイリー~ 30:34。ロードシューズ導入
5/26 (水)名古木~ 32:53、旧デイリー~ 29:12。決戦用タイヤ導入
トレーニングと減量、新しい機材導入の効果もあり、走るたびにタイムが短縮してくれて、苦手な上りがだんだん楽しくなってきた。
スバルライン試走
スバルラインの試走は、自走で1回、車載してレースペースで1回の計2回行った。
自走での試走は、途中でハンガーノックになってしまい大失速。四合目手前で小休止して補給して1時間19分でヘロヘロになりゴール。1時間10分くらいを狙って走っていたけど中盤まででも結構キツくて、60分台は甘くないのがわかった。
決戦機材のテストと最初で最後のちゃんとした試走のため、レース前週に車載して試走しに行く。前半抑えながらも最後の方はしっかり追い込んで、料金所から68分7秒でゴール。
ゴールドまではあと3分+ゲートまでの1分半で合計4分半。なかなかハードル高いけど、試走での反省点の改善と、レースでのドラフティング効果、体調を万全に合わせるなどの合わせ技で、どこまでタイムを縮められるかチャレンジしてみようと決意。
最終週の過ごし方
体重をうまく落とせたのでPWRが(FTPが落ちてなければ)240w/51kgで目標の4.7倍になっているはずなので、レース週はテーパーリングしながら、整体と酸素カプセルでカラダを整えて酸素ローディングをしてみた。
5/31(月)完休 & 整体
6/1(火)自転車通勤往復 : 2h [Strava Effort : 94]
6/2(水)Zwift Emily's Short Mix : 35min [Strava Effort : 39]
6/3(木)外ライド:50km/440m up/1.5h[Strava Effort : 66]
6/5(金)Zwift 軽ライド : 35min [Strava Effort : 9] & 酸素カプセル1h
初めての富士ヒルクライムに参加を決めてから1ヶ月ちょい。途中から適当に決めてしまった高い目標=「ゴールド」に向けて、ストレスにならない程度にバイクとカラダのブラッシュアップを楽しめた。本番は第5ウェーブからスタートでパックで走らず単独走になりそうだけど、当日雨が降らないことを願いつつ、今のベストパフォーマンスを出すことに集中したい。
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