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01私の街

「えっと、あれがあって、こういって…」

見晴らしのいい高台で朝を迎えた。
すると、そんな声が聞こえてくる。
いつの間にいたのだろうか。

「あ、見えた!あの赤黒いのは…、えと…」

自分の家を探しているのだろうか。
無邪気な声が、少し痛々しい。
燃えていく街を見下ろすその後姿。

「おかしいな、確か雪のような肌だったのに。」

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