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夫婦経営の明暗


いつもお世話になっております御常連のお客様と            これから、御来店をお考えの新規のお客様に向けて            価格改定のお知らせをしている 


主人は理容師   自営になってお店を構え3年目。

私が仕事を辞めて専業主人のサポートすべく お店に入って1年半

一人親方 というのか、代表である主人の一人技術者で経営者。      私のできる部分は、店舗運営と清掃、 広報(SNSレベル)とレセプション(接客対応)くらいで、直接 売上には結びつかない部分のみ。

価格改定を強く言ったのは、私 

近隣の一般店の理容室を見ると 同じメニューで倍の金額というところもある。   チェーン店で同額か  若干、うちの方が高い。

技術と経験と人望と自営のバランス

先日 誕生日で 50歳になった主人は 高校を卒業後、専門学校を出て免許も持つ、管理技術者。

広告サイトなどだと 「業界歴25年」となる

この先、我が家は下の娘が高校へ進学し 専門へ行くのか、大学と言い出すか。まだまだ 騙し々 生活していくよりも目先の事に費用がかかる

同業の長女に何度も 泣きついて 私も専従者のように手伝っていたが、
このあたりで 先を見据えて 様々な事を変えていかなくては、と考える時期に来ている。

お客様の為に、と低料金で整髪しても 技術も時間も一般店と同様なため、
薄利多売しなくてはならない。
スタッフが複数いて、若いアシスタントなどが居るなら それもいいのかもしれないが、3年を過ぎて8割は常連の方で、集客をせずストップし    むしろ新規の方を断らなくてはならない現状

コロナという 先の見えない不況 

お客様の来店頻度こそ 伸びたように感じても、主人の店は
他の業種と違い 幸い日常生活に必要な業種という立ち位置で在ったため
休業要請や厳しい自粛要請がない
そして、お客様との物理的な距離感も近い為、準備しなくてはならない設備や
アルコール、予約制限、店舗清拭、健康管理などが比重を高めなくてはならない

そこそこから、もう コロナのさまざまな給付や、助成はなくなってきた。   むしろ ないまま、戦っていかなくてはならない。  

 自営だから 叶う事と背負う事

コロナだからという事を差っ引いても、決して苦しくない訳ではなく
主人の仕事は 傍から見ても尊敬に値するものではあった。        ただ、職人気質と他の業界をあまり知る必要がなく、人望でなんとかなっていた部分が大きすぎて経営が下手である。 

食えればいいだけではなく、愛するサッカーチームも応援するし これから末の娘にも教育費は備えたい                        まだ、先は長く50歳の体力で店の経営を担っていくには並大抵ではない。 

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GRACE Carmen ~かるめん
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