TTR125を仕立てるvol12(〜キャブレター編〜)
今までご紹介してきた内容はTTRにとっては
「基本的な内容」
でした。
ハード系エンデューロやるならまぁ皆んなやってるよね😅
な紹介と再確認も含めての内容です。
ここからは同じ車両で
「何処でライバルに差をつけるか?」※乗り味的なポイントで
を主眼に置いてマシンをチューンしていきたいと思います。
・ノーマルキャブ
まずノーマルキャブです。
旧型と新型
ワイヤーの引き方式に差異はありますが口径的にはほぼ同じキャブです。
ここまで丁寧に読んでくださってる方はとっくにやってると思います。
定番のパイロットスクリュー盲栓外し!
それとどういう訳か⁈
旧型キャブに対して新型キャブはMJが5番も薄い仕様になっています。
環境配慮かはたまた何処か違うのか?
自分的にはノーマルキャブは使わないのでその辺は割愛します。
・ビッグキャブ導入でパワーアップ❗️
同一車種でライバルに差をつけるというテーマなので、とりあえず社外キャブを導入します。
武川さんからリリースされているTTR125用「VM26 ビッグボアキャブレターキット」を導入します。
エンデューロに要るか?と聞かれたら自分はコレがないと❗️とオススメします。
ノーマルはVM20ss
口径が大きいキャブを使って利点は?と聞かれたら
中開度からのパワーの出方がまるで違います=ヒルクライムでもグイグイ登るようになります💪※他セッティングも相乗すると更に。
あと冷間時の始動性はこちらの方がよいと思います。
極低速の安定感はノーマルに軍配ですが、それ以上を求めるならビッグキャブかと🙆♂️
ただ幾つか気をつける点もあり、そこも紹介します。
①新型に導入の際は旧型TTRのスロットルハウジングに換装する必要があります。※ワイヤーはキット同梱のor YZ85のワイヤー「5PA-26311-00」
②ノーマルのセッティングは濃ゆいので手を加える
です。
①は新型はワイヤー2本引きで全く互換がありません。
旧型TTRのリストを見て1本引き用のスロットルハウジングを準備しましょう。
②はキャブといえばセッティングは要❗️
ノーマルは
武川キット(VM26)出荷データ
MJ190
PJ22.5
針5E75
筒332-O-0
クリップ3段
カッタウェイ1.5
エアスクリュー 1と1/4戻し
コレが出荷データです。
自分は他色々チューニングもしてはいますがコレを…
MJ185 (STDは190)※走るステージで170〜195くらい辺り
PJ17.5 (STDは22.5)
針5E75(そのまま)
筒332-O-0(そのまま)
クリップ2段 (STDは3段)
カッタウェイ1.5 (そのまま)
エアスクリュー2回戻し (STDは1と1/4戻し)
にしてます。
⚠️自分の吸排気やエンジン仕様に合わせてなのであくまでも参考で自己責任で⚠️
ワイヤーは武川のTTRキット同梱のものを使用。
補修パーツは武川からも買えますが、真鍮パーツを取ってあげるとYZ85のワイヤーが使えます。※品番は先述の通り
スロットルパイプもYZ85に替えれば簡単にハイスロに出来ます…が私はノーマルのローな方がコントローラブルで好みです。
強いてあげる欠点としてマニホールドに嵌るのがノーマルより気持ち浅くなりますが、、、ゴムパーツがフレッシュなら問題ないでしょう🙆♂️
エアフィルターも社外のスポーツフィルターに変えてます(AIRTEC)※今日では廃盤
ノーマルより通気もよく繰り返し洗いに強い感じです。
コレにエンジンチューニングと排気もセットアップしてあげます🙆♂️
…続く