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2025/2/1(土) 株式市況
明日の日曜日は朝から外出予定があり、振り返りと展望はお休みとなるかもしれませんのでよろしくお願いいたします。用事が早く終われば執筆します。
【朝通信】
31日の米株式市場は3指数全て下落。トランプ米大統領が2月1日からカナダ、メキシコ、中国に関税を課すとの報道で景気敏感株を中心にリスク回避姿勢。NVIDIAは4%安。EUに対しても賦課する意向を表明。ドルは上昇し、ドル円相場は155円台前半まで円安に。 トランプ氏は、医薬品、石油を含む幅広い輸入品に2/18頃に関税を課すことを表明。カナダ産石油に関しては25%から10%まで引き下げる方針。またインフレを引き起こさないとも発言し、エコノミストの警告を一蹴
PCEデフレータは、総合指数が前月比0.3%上昇(予想0.3%)、前年同月比2.6%上昇(予想と一致)。コア指数は前月比0.2%上昇(予想0.2%)前年同月比2.8%上昇(予想と一致)。実質可処分所得は2カ月連続0.1%程度の上昇にとどまった。貯蓄率は3.8%と2年ぶり低水準。
米国債相場は下落。国債利回りは10年債が4.54%、2年債が4.20%。長期債は上昇短期債はわずかに下落。
外国為替市場はドル指数は5日連続上昇。関税発令を受けて上昇傾向。ドル円相場は155円台前半まで円安に。植田日銀総裁は衆院予算委員会で答弁。基調的な物価上昇率は2%に届いていないとの認識を示し、徐々に高まっていくように緩和環境を維持すると語った。ハト派発言と受け止められて円安基調に。
31日の日経平均株価は3日続伸。終値は前日比58円52銭(0.15%)高の3万9572円49銭。前日の米株式市場で主要3指数がそろって上昇したことによる。米ハイテク株の上昇が目立ったこともあり、値がさの半導体関連などAI関連銘柄の一角が買われた。決算発表シーズンを迎え、旺盛な個別株物色も投資家心理を支えた。
【考察】
心配されていた関税賦課が現実になりそうです。差しあたり、前からトランプ氏が発言していたように、カナダ、メキシコに25%を課すようです。
ロイターはカナダとメキシコに対する関税を3月1日に発動すると発表する見通しだと報じていたことでより反応が大きかった模様。
カナダ産石油は10%に引き下げるとの発言。米国に取ってはメキシコは最大の輸入国、カナダは3位と重要な国にもかかわらずこのような政策をとるのはフェンタミルの流入を止めることに力点を置いているのでしょう。
テレビで見ましたが、上半身を折り曲げて動かない人々は、ゾンビ状態でしたので、トランプ氏が焦るのもわからなくはないです。
これにより米長期金利は上昇し、円高傾向がストップして再び155円台まで円安となりました。日銀植田総裁のハト派発言も影響していると思います。
週明け相場が気になります。
米国3指数は全て下落。朝方上昇基調でしたが、関税発令以降は下落に。SOXは0.29%下落、ドル円相場は円安、日経平均先物は270円安。これらにより、2月相場は低いところからスタートしそうです。
良い週末を。