2024/10/24(木) 株式市況
【朝通信】23日の米株式市場は3指数とも1%前後の下落。ナスダックを除き3日続落。米長期金利が上昇し、相対的に株式の割高感が意識され売り優勢。▼引け後に決算を発表したテスラは時間外取引で急騰。新型iPhoneの発注台数下方修正が伝わったアップルは2.2%下落、▼米地区連銀経済報告(ベージュブック)は、大半の地区で経済活動は横ばいと指摘。雇用、物価ともに伸びはわずか、ないし緩慢なペース。9月の消費者物価、小売売上高に反し、米景気減速継続の可能性を示唆。▼米国債相場は3日続落。国債利回りは、10年債が4.25%, 2年債が4.08%とどちらも上昇。景気の底堅さによる利下げ期待後退と、優勢と伝えられたトランプ氏の政策による再インフレ懸念が意識される。▼NY外国為替市場でドル円は153円台に。政府の為替介入と日銀の利上げ懸念再燃。▼NY原油相場は反落。昨日発表の米週間石油在庫統計が予想以上に増加したことで売り優勢に。▼東京株式相場は3日続落。衆院選での政局不透明感から先物主導で下落。東京地下鉄が新規上昇、時価総額は1兆円超。
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東京地下鉄が新規上場しました。公募価格から500円以上も上昇しました。これを買うために他の株式売却が進んで他の株価が下がったのだとか。今日の動きが気になります。米国金利上昇が止まりません。そして日米金利差拡大による円安も進み、153円台に乗せました。現在は152円台後半。過度な円安は日銀の利上げ観測が再燃するため、株価に向かい風です。最近は円安なのに株安なのはこういうところにもあります。ベージュブックの発表も心配。経済指標は強い米国経済を示唆していますが、地区ごとに見ていくと減速懸念が出ているようです。さて、米国3指数は1%前後の大きめの下落、SOXは1%超の下落、153円に迫る円安、日経平均先物は230円安となっています。今朝の日本株のスタートも安いところからとなりそうです。NVIDIAの下落などハイテク株の下落は日本の半導体株安を招きますので大きめの下落も予想されます。マイルール徹底で安全運転で。