2024/11/16(土) 株式市況
【朝通信】15日の米株式市場は3指数とも下落。Nasdaqは2%を超える下落幅。トランプトレードの過熱感は後退し、インフレ再燃リスクで金利上昇、FRBの利下げペース後退、今週発表の物価指標のインフレ圧力根強く、加えてFRB高官による利下げ慎重論など。米国株には向かい風材料多く。▼10月の米小売売上高は前月比0.4増、市場予想0.3%を超えた。前月も上方修正。NY連銀発表の11月製造業景況指数は31.2と予想の0,前回の-11.9を大幅に超える。米長期金利は一時4.5%に。▼米国債権市場は、強い経済指標から利回急騰する場面も。10年債は4.44%、2年債は4.30%。米国株下落による米国債へ逃避で金利は急騰から低下に。▼外国為替市場はドル指数下落。ドル円相場は、一時153円台に。政府が、為替相場に一方的に急速な動きが見られていると認識し、行き過ぎた動きには適切な対応を取ると牽制。▼NY原油先物は反落。ロシアにウクライナが和平を呼びかけたとの報道があり、輸送コスト低下期待により原油市場が反応。▼15日の日経平均株価は反発し、前日比107円(0.3%)高の3万8642円に。株高のきっかけとなったのが、ASML HDが発表した中期の経営目標で、AI関連の半導体需要を受けて強気な売上高見通しを維持したこと。これにより出遅れていた半導体株に買い戻しが入った。ただし、トランプ氏による関税懸念が不透明であり、強気一辺倒にはなりにくく。東証プライムの売買代金は概算で4兆6014億円、売買高は21億8810万株。値上がり銘柄数は813。値下がりは768、横ばいは64。
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今朝の米国市場は弱かったですね。SOXが下げてくると日本株に波及する可能性有りです。加えて円高傾向なのも気がかり。米国株不安から債権が買われたことで金利がやや低下、加えて政府の口先介入もあり、ドル円相場は円高に。FRB利下げ期待後退で沸いていた円安モードに冷や水?トランプ氏の関税率増加は同盟国も対象となっているため懸念残ります。このあたりは今後の交渉次第と言ったところでしょうか。前述の通り、米国3指数、SOXとも大きく下げており、日経平均先物も630円安。来週月曜日は弱い相場になりそうな予感がします。マイルール徹底で!良い週末を。