見出し画像

2024/10/6(日) 今週展望

【展望】先週の日本市場は大荒れでした。9/27の大引け後に石破氏が総裁選で勝ち抜き、ザラ場で高市氏当選期待から円安株高が進んで相場が一気に巻き戻され、週明けの日経平均は2,000円近くの大幅下落となりました。翌日は米国のパウエル氏の利下げを急がない姿勢を示すも、8月の求人件数が強い数字となり、米国経済堅調を示唆したことから日本株も上昇。その後石破氏の政策を転換するような発言が飛び出し、再び円安株高となりました。週末の米雇用統計は強い数字となり、一層米国経済の堅調さが示され、さらに円安が加速され1ドル=148.65円に、日経平均先物は1,000円高でクローズしています。▼今週の日経平均株は、先週末の先物に引っ張られて高いところからのスタートが期待されます。10日に米CPI、11日に米PPIが公表されます。内容次第では円安が更に進み、日経平均は再び4万円の大台を目指すかも。国内では2月期企業の決算発表が相次ぐためそちらも注目です。▼中東情勢には引き続き警戒が必要です。バイデン氏がイスラエルのイラン石油施設攻撃に対して思いとどまるように促したとの報道から、原油価格上昇が抑制されていますが、戦禍拡大で供給不安から上昇も十分あり、インフレ再燃の可能性も否定できません。FRBの利下げ判断を狂わせそうです。中国は国慶節の大型連休からの市場再開。▼先ほど飛び込んできたニュースでは、石破総理が政治資金パーティーを巡る不記載があった議員の衆院選の対応が示されました。党の処分が継続中なら政治倫理審査会で説明した場合を除き非公認にし、不記載議員は公認する場合も比例代表への重複立候補を認めない、これらの方針を決める立場の自民党総裁・四役も比例重複はしないと言う内容。自らの首をかけての英断と思います。これがどのように市場に影響するかは不透明ですが、海外に好感されれば買いが入ると思われますがいかがでしょう。

【各種指標】
 ダウ  42,352.75(+341.16, 0.81%)
 Nasdaq 18,137.85(+219.37, 1.22%)
 S&P500 5,751.07(+51.13, 0.89%)
 SOX指数   5,206.83(+81.62, 1.59%)
 米10年国債 3.969(-0.30%)
 WTI原油先物 74.45(+0.74, 1.00%)
 為替  148.649 (+1.695, 1.15%)

【経済指標予定】
9日(水)
・14:30:TSMCの月次売上高(9月)
10日(木)
・ 3:00:米FOMC議事要旨
・21:30:米CPI(消費者物価指数)
・21:30:米失業保険申請件数
11日(金)
・21:30:米PPI
・23:00:ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)

いいなと思ったら応援しよう!