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2025/1/7(火) 株式市況
【朝通信】
6日の米株式市場はハイテク株が牽引。Nasdaqは1.24%上昇、Dowはわずかに下落、S&P500は上昇高安まちまち。トランプ氏の関税引き上げ政策において、対象品目を限定する案を検討しているとワシントン・ポストが報じたが、トランプ氏はこれを否定。
台湾鴻海が5日発表した売上高は過去最高に。AI向けサーバーが増収と伝わりNVIDIA、マイクロン・テクノロジー、AMD等が上昇
FRBマイケル・バー氏は、銀行監督担当副議長の職を退くと伝わり、大手米銀の資本要件の規制強化が緩む期待から銀行株が買われた。
FRBのクック理事は、追加利下げに関して政策当局はより慎重に進めることが可能との見解を示したことで金利は高止まり。
米国債は10年債利回りは4.63%に上昇、2年債は4.27%低下。30年債利回りは4.86%と2023年11月以来の高水準となり、10年債も4.64%と昨年5月以来の高水準に。
トランプ氏側近が、関税引き上げの対象は重要輸入品のみに限定するとワシントン・ポストが報道したことでドル安が進行したが、トランプ氏自らSNSでこれを否定し再びドル高に。ドル円相場は一時156.24円まで円高が進んだが、再び157円台半ばに。カナダドルドー首相は、9年あまり勤めた自由党党首を辞任。カナダ・ドル上昇。 2025年大発会6日の日経平均株価は続落し、終値は前営業日比587円49銭(1.47%)安の3万9307円05銭に。大発会は3年連続の下落。東証プライムの売買代金は概算で4兆4817億円、売買高は20億1845万株。値下がり銘柄数は1243。値上がりは357、横ばいは44。
【考察】
日米とも金利が上昇し、株価の重荷になっています。それでもNVIDIAは大幅に上昇し、SOXはも2.8%上昇しています。
トランプ氏の関税に関する噂や発言で為替相場は振り回され、結局は元の水準に。関税は全てが対象なのか、限定的なのか蓋を開けるまではわからない状況。
日本製鉄がバイデン米大統領らを提訴したことも気になります。
このような状況下、米高3指数はダウは下落していますが、S&P500、NASDAQは上昇、SOXも大幅に上昇しており、日本株においても値がさ半導体株が牽引する期待が持てそうです。
今週は雇用統計があるので、週後半に向けて持ち高調整の売りや買い控えられる可能性もあります。
安全運転で。