見出し画像

2024/10/13(日) 振り返りと展望

【先週の振り返り】

チャートの動きから。先週の日経平均株価は、月曜日に700円近く上昇して幸先の良いスタートでした。しかし、翌日火曜日には400円近く下落してまた二番底を探りに行くのかヒヤッとしましたが、その後は少しづつ上昇。水曜日から3連騰とはなったものの、全て陰線で実体は小さめで、9/27の高値89,829円の手前で立ち往生。結果的には週足では陽線で終わっています。 日足では10/2の安値37,808円を割らなければ上昇トレンド継続が期待できます。ですが、9/27の高値39,829円を抜けなければ上昇トレンド継続は難しく、下手すれば、前回安値を再び試しに行く動きになるかもしれません。 
マクロファンダメンタルズ面。先々週末の米雇用統計が強く、ソフトランディング期待が高まりました。大幅利下げ期待が後退して再び円安ドル高傾向に。木曜日には米CPIはわずかに加速するも新規失業保険申請件数は大幅増。為替、株式への影響は限定的でしたが、今後の利下げペースやその幅の予想は困難に。
日経平均株価は、ドル円相場が比較的円安に振れたことが追風となって連続上昇。しかしながら、中東情勢不安とそれに伴う原油高、そして中国の追加景気刺激策の見送りなどから、一方的に上値を追う展開にはなりませんでした。

【今週の展望】

今週の相場も、先週の流れを引き継ぎそうですが、米国主要企業の決算発表が相次ぎ、好決算ならば米国市場は上昇し、日本株もつられ高になることが期待できます。12日発表の中国財政省が開いた記者会見では期待したほどのインパクトはなく、このことが週明けの米国市場にどのような影響が出るのか見極めたいところ。ECB政策理事会、米小売売上高、新規失業保険申請者数、中国GDP等のイベントも控えており、中東情勢の動きと相まって、為替、金利、原油相場の動きで一喜一憂する相場となりそうな予感です。

日経平均株価 日足(10/13時点)

【先週の終値】

・NYダウ 42,863.86(+409.74 , +0.97%)
・ナスダック 18,342.93(+60.88, +0.33%)
・S&P500 5,815.03(+34.98, +0.60%)
・米10年国債 4.096(+0.76%)
・SOX指数 5,335.94(+42.00, +0.79%)
・WTI原油先物 75.49(-0.36, -0.47%)
・為替  149.141 ( +0.575, +0.38%)

【経済指標予定】

17日(木)
・ECB政策理事会
・米9月小売売上高
・新規失業保険申請件数
・ディスコ決算発表
18日(金)
・国内CPI
・中国GDP

いいなと思ったら応援しよう!