2024/11/6(水) 株式市況
【朝通信】5日の3指数とも1%を超える上昇。大統領選がくすぶる中、米ISM非製造業指数が高水準となり投資家心理が改善。M7は全て上昇、テスラ、NVIDIAが牽引。NVIDIA時価総額は再び世界トップに。▼10月非製造業総合景況指数は56,市場予想53.8、前回54.9を上回る。仕入れコストが緩やかに。▼米国債は高安まちまち。利回りは10年債が4.28%、2年債が4.19%。▼NY外国為替市場ではドル指数下落。ドル円相場は151.34円まで円高進む。現在は151.51円に。日本時間朝方のスイングステートの結果に併せて動きが大きくなる可能性あり。キャスティングボードの国民民主は日銀に対して、次回春闘で中小企業の賃上げ率を見定めてから政策変更すべき指摘。▼NY原油相場は続伸。メキシコ湾の熱帯暴風雨ラファエルの影響で石油・天然ガス施設に支障が出る恐れあり。▼5日の東京株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに反発。前週比521円23銭高の3万8479円。自律反発を狙った海外投機筋の買いが相場を押し上げた。東証プライムの売買代金は概算で4兆484億円、売買高は18億9658万株。値上がり銘柄数は983、値下がりは620、横ばいは43。
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ISM非製造業総合景況指数は躍進しました。米国経済は相変わらず強いです。大統領選の結果が出る前から市場は上昇しました。このままトランプ氏が勝利すれば円安株高方向に動く可能性がありますが、ハリス氏ならば一時期的な巻き戻しを覚悟しなくてはならないでしょう。ただし、それも一過性で、現在のバイデン政権と概ね状況は変わらないのでいずれは冷静な判断がされることと思います。どちらにしても、結果発表まで気が抜けません。国民民主玉木代表の発言が為替に影響を与えるかも?キャスティングボードとなった国民民主はやりたい政策を実現する良い機会。与党発言より重みがありそうですね。さて、米国3指数は1%を超える大きめの上昇となりました。SOXも1.7%程度上昇、為替はやや円高ではあるものの、日経平均先物は320円高。これらより、今朝の日経平均株価は高めに寄りつきそうです。昨日から東証取引時間が30分延長となりましたが、結果的に売買代金、売買高とも前営業日を下回りました。大統領選が不透明のなかなかなか買いづらい相場であったことも一因でしょうか。今日も慎重に安全運転で。