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2024/11/2(土) 株式市況
【朝通信】11月1日の米株式市場は反発。3指数とも1%弱の上昇。前日の好決算でAmazon、Intelは5%以上急伸。Appleは慎重な見通しを発表したことから下落。▼米労働省が1日発表した10月の雇用統計は非農業部門の就業者数伸び幅が1万2000人、市場予想の10万〜11万人を大幅に下回った。大型ハリケーン被害やボーイング大規模ストライキなどの特殊要因の影響大きく。▼米国債は下落。雇用統計の影響で売り優勢。利回りは10年債は4.38%、2年債は4.21%とどちらも上昇。▼NY外為市場は、ドル指数強く、ドル円相場は153.09円まで売られる場面もあったが、現在は152.98円に。
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米国3指数は反発しました。ただし、昨夜の開始直後の勢いはなく、時間とともに下がっていく寄り天相場でした。FOMC、大統領選等の大イベントを目前に動きにくいところでしょうか。昨日の雇用統計発表は目を疑いました(笑)。非農業部門雇用者数は今までと桁違い。これはハリケーン災害の影響とボーイングの大規模ストライキの影響が大きく、FRBの判断として使えるのかどうかは疑問があります。雇用者数は、当日勤務している数字なので、雇用継続でも災害などにより勤務できなければカウントされないからくりがあります。むしろ失業率の方が正しく判断できるのかもしれません。ISM製造業景気指数は鈍化しており、確実に製造業の不景気が示唆されました。米PMIも50割込ですが、予想を上回ってはいるので未だ安心かも? 米国3指数は上昇、SOX上昇、円安傾向、日経平均先物は480円高で38,000円後半を維持しています。日経平均の上昇を期待したいですが、あいにく月曜日は祝日で日本市場はお休み。米国の状況に委ねられます。サマータイムも終わり、取引開始、終了時間は1時間ずれますので寝不足にならぬよう。良い週末を!
【米雇用統計 10月】
非農業部門雇用者数(前月比):1.2万人
‒予想:10万人、前回:22.3万人 ⇒どちらも下回る
失業率:4.1%
‒予想:4.1%、前回:4.1% ⇒変わらず
平均時給(前年比):4.0%
予想:4.0% 、前回:3.9% ⇒予想通りで前回よりやや増加
平均時給(前月比):0.4%
予想:0.3%、前回:0.3% ⇒どちらも上回る
【米ISM製造業景気指数 10月】
46.5、予想:47.6、前回:47.2 ⇒どちらも下回る
【米PMI 10月(確報値)】
48.5、予想:47.8、前回:47.8 ⇒どちらも上回る
※PMI(Purchasing Managers’ Index(購買担当者景気指数))
企業の購買担当者に新規受注や生産、雇用の状況などを聞き取り、景況感についてアンケート調査した結果を指数化したもの。50を判断の分かれ目の水準とする。