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2024/12/24(火) 株式市況


【朝通信】

  • 23日の米株式市場では3指数とも3日続伸。大型ハイテク株の上昇が牽引。M7はマイクロソフトを除く6銘柄上昇。NVIDIAは3%を超える上げ幅。12月の米消費者信頼感指数は3ヶ月ぶりに低下し、市場予想を下回った。11月の米新築住宅販売件数も市場予想に届かず、米景気減速の見方から株価の上値を抑えた。

  • バイデン政権は、中国製旧世代型レガシー半導体について、中国政府による支援や不当廉売に関する実態調査を始めたと発表。中国製が不当な価格で販売シェアを高めることに歯止めをかける狙い。

  • 12月の米消費者信頼感指数は104.7に低下。市場予想113.2、前月は112.8どちらも下回る。所得、雇用の先行きに悲観論が広がった。次期政権の政策の不透明感が背景に。

  • 米議会上下両院は21日に来年3月半ばまでの繋ぎ予算案を可決。バイデン大統領は署名する意向のため政府機関の一部閉鎖は回避される見込み。トランプ次期大統領が求めていた債務上限引き上げは含まれず。

  • 米国債相場は全面安。国債利回りは、10年債が4.59%、2年債が4.34%とどちらも上昇。

  • 外国為替市場ではドル指数は上昇。ドル円相場は157.27円まで売られた。現在は157.06円に。

  • 23日の日経平均株価は7営業日ぶりに反発し、終値は前週末に比べ459円44銭(1.19%)高の3万9161円34銭に。前週末20日の米株式相場が上昇し、この流れから週明けの東京市場は幅広い銘柄に買いが優勢に。東証プライムの売買代金は概算で3兆5066億円、売買高は17億8148万株。値上がり銘柄数は1179。値下がりは408、横ばいは56。

【考察】

米国は元気な一日でした。NVIDIA、Intelも上昇しています。消費者信頼感指数は低下したことで一時は株安が心配されましたが、最終的にはプラスで終えています。
米新築住宅販売件数は予想には届きませんでしたが、前回より伸びておりやや楽観か?
中国レガシー半導体の調査の結果で規制が掛かるとすれば、世界である程度シェアを持つ日本半導体には追い風につながる可能性があります。
日経平均は元気でしたね。薄商いではありましたが。半導体株強く、全体を引き上げた感じでした。
今明日は日銀総裁講演、週末金曜日には日銀会合のイベントがあります。行き過ぎた円安に対して、ハト派発言が補正される可能性も否めません。
さて、米国3指数は続伸、SOXも大きく上昇、円安は落ちつき157円台、日経平均先物は110円高を背景に、今朝の日本株は高めに寄りつきそうです。半導体には追い風のニュースも舞い込んでいるので、それらが牽引すれば寄り天は避けられるのですがいかがでしょうか。 マイルール徹底で慎重に。

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