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2024/11/20(水) 株式市況

【朝通信】
19日の米国株式市場はS&P500は0.39%、Nasdaqは1.04%上昇、Dowは続落で-0.28%下落。取引当初は、ウクライナが初めて米長距離ミサイルでロシアを攻撃したことで、ロシアの核ドクトリンの使用基準を緩和したと伝わり相場は下落していた。しかし米国家安全保障会議(NSC)の報道官は、これに対して米国は核指針を調整する理由はなく、ロシアの決定に意外性はないと述べ、影響は限定的に。20日決算のNVIDIAが4.9%上昇。ウォルマートは通期の業績見通しを上方修正。▼米国債は上昇。地政学的リスクから安全資産として米国債が買われた。利回りは、10年債は4.39%と下落、2年債は4.28%と変わらず。▼外国為替市場ではドル指数は下落。153.29円まで円高になる局面があったが、現在はは154円半ばで推移。米カンザスシティー連銀のシュミッド総裁は、今後はどの程度の利下げが必要かについて不確実との認識。▼19日の日経平均株価は反発し、終値は前日比193円58銭(0.51%)高の3万8414円43銭に。前日の米ハイテク株高を受けて、国内でも半導体関連株を中心に買いが優勢。一巡後は利益確定売りや戻り待ちの売りで伸び悩み。東証プライムの売買代金は概算で3兆8060億円、売買高は18億378万株。値上がり銘柄数は1080。値下がりは502、横ばいは63。

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ロシアの核ドクトリン緩和は少々ビックリはしたものの、これに米政府は動じなかったことで一旦は落ち着きました。ロシアは度々核使用をチラつかせていますが、更に緊張度合いが高まるのかは不透明です。株式、金利、為替は全てこれらに振り回されましたが一旦は落ち終来ました。投資家の視線は20日のNVIDIAの決算に移っており、当銘柄の株価は上昇。相変わらず期待の高い銘柄ですが、期待外れとなったときが恐ろしいですね。さて、米国3指数はDowは元気がありませんが、Nasdaqは1%を超える上昇、SOXも0.62%上昇、ドル円相場は154円台とほぼ変わらず日経平均先物は130円安を背景に、今朝の日本株式市場は先物にさや寄せする形でやや安目のスタートとなりそうです。NVIDIA決算を見極める動きとなるため、方向感のない展開が予想されます。引き続きマイルール徹底で安全運転で。

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