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2024/11/12(火) 株式市況

【朝通信】11日の米国株式市場は3指数とも小幅上昇。M7はテスラ、Alphabetをのぞき安く。NVIDIAは1.6%安と冴えない。一方、テスラは8.95%と大幅続伸が続く。米商務省がTSMCに対して、中国へ先端半導体の出荷停止を命じたことでTSMCは下落し、幅広い半導体関連銘柄に売りが波及。一方、S&P500イコールウェイト指数は高パフォーマンス。株高の裾野広がる。▼ビットコインが大幅高。トランプ氏がデジタル資産を積極的に受け入れいること、米議会議員に多数の仮想通貨理解者が選出されていることなどが背景。▼他国の経済成長が16年当時より軟化のため、トランプ景気は今年の方が期待高。企業決算が材料視される。▼米国債現物市場は退役軍人の日で休場。インフレ再燃懸念からの金利高が継続か。▼外国為替市場はドル指数が高水準。中立金利見通しは3.5%付近と織り込みつつあり、9月の時点の2.5%より高まる。米国金利水準の高止まりか。インフレ再燃くすぶる。ドル円相場は153.70円。▼NY原油相場は続落。中国の需要見通しは弱く。中国の10月CPIは前月の伸びから鈍化、PPIも低下しており、引き続きデフレ圧力強く。▼11日の日経平均株価は小幅に続伸し、終値は前週末比32円95銭(0.08%)高の3万9533円32銭。前週末の米株高や円安・ドル高の進行を受けた買いが優勢。心理的節目の4万円を前に利益確定や戻り待ちの売りも。東証プライムの売買代金は概算で4兆2256億円、売買高は20億2618万株、値上がり銘柄数は698。値下がりは909、横ばいは39。

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トランプ氏相場は先週より弱まってはいるものの期待は継続。日本株は4万を目前に弱い状況が続いています。債権市場はお休みでしたが、引き続きインフレ再燃懸念から金利続伸が見込まれます。日銀利上げ懸念は後退気味のため、引き続き円安は継続するものと思われます。中国はかつての日本の失われた30年相当のデフレに陥る可能性が高くなってきているようです。大きな買い手が不在の中、原油は続落。そのことはインフレ再燃リスクを冷ます効果は期待できそうですね。さて、米国3指数は小幅ながら全て続伸。SOXは2.54%と大きく下落、日経平均先物は80円高。これらを背景に、今朝の日本株は方向感のない動きになりそうです。半導体市場は懸念が多く、どうしても日経平均は伸びにくいところ。トランプ銘柄の軍事産業銘柄、送電関連銘柄、メガバンクなどへの期待は継続されそうですがどれも高値圏ですので、安易にエントリーするとやけどしそうですね。マイルール徹底で安全運転で。

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