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2024/10/05(土) 株式市況
【朝通信】4日の米株式市場は3指数とも上昇。ダウは終値で最高値更新。9月の米雇用統計が市場予想を上回り、米経済の底堅さが示され投資家心理が好転。金融当局の大幅追加利下げ観測は後退し、金融株が上昇上位に。インフレの根絶とはなっていなかったと警戒の声も。▼9月の雇用統計は、非農業部門雇用者数は前月比25万4000人増加、市場予想の15万人、前月の15万9000人を上回る。失業率は4.1%、市場予想4.2%、前月4.2%を下回る。平均時給は前月比で0.4%増、市場予想の0.3%増を上回り、前月の0.5%増には及ばず。労働市場の急速な減速懸念和らぐ。▼米国債権市場では景気不安が後退し、大幅利下げ観測が後退したことで売りが優勢。国債利回りは、10年債が3.97%、2年債が3.92%。政策金利の影響を受けやすい短期債利回りの伸び大きく。▼外国為替市場ではドル指数が上昇。ドル円相場は一時149円に。現在は148円台後半。▼NY原油先物相場は続伸。バイデン米大統領がイスラエルに対し、イラン攻撃を思いとどまるように促したとの報道から上昇抑制。▼4日の日経平均株価は続伸。米雇用統計を前に積極的な買い継続とはならず。首相所信表明演説はサプライズなく。東証プライムの売買代金は概算で3兆8802億円、売買高は18億1827万株。値上がり銘柄数は1150。値下がりは448、横ばいは47。
9月の雇用統計は、米国経済は強いことを改めて感じされる結果でした。この結果により、FRBによる大幅追加利下げ観測が一気に後退、再びドル円相場は大幅円安となりました。それでも年内追加利下げを0.5%で織り込んでいるようです(FedWatch)。インフレ再燃のリスクもあると見なす専門家も。中東情勢も引き続き警戒。米バイデン氏がイスラエルに対し、イランへの攻撃を控えるように説得をしている様ですが、先行き不透明。さて、米国3指数はいずれも上昇、SOX上昇、ドル円相場は大幅に円安に、日経平均は1000円高。これらから、来週月曜日の日本株式は高いところから始まりそうです。海外投資家の心理が好転してきているので、日本株にも買いが入る可能性も。来週は、10日に9月米CPIの発表、11日に9月米PPIが控えています。良い週末を。