2024/11/19(火) 株式市況
【朝通信】18日の米国株式市場はダウは0.13%下落、Nasdaq 0.6%上昇、S&P500 0.39%上昇。Nasdaqは6営業日ぶりに上昇。FRBの利下げが市場の想定よりも緩やかになるとの見方から金利が高止まりして株価の重荷に。トランプ氏の規制緩和に対する期待は一部ハイテク株への買いを誘い、相場を下支え。20日のNVIDIAの決算に注目。▼米国債は上昇。朝方は10年債利回りは4.5%近くまで上昇し、高利回りから国債買い入れ優勢となり利回りは低下。10年債利回りは4.41%、2年債利回りは4.28%といずれも低下。▼外国為替市場でドル円相場は一時155.36円まで円安に。現在は154円後半。植田日銀総裁は名古屋市内での金融経済懇談会で講演。追加利上げのタイミングについて慎重な姿勢を示す。▼18日の日経平均株価は反落し、終値は前週末比422円06銭(1.09%)安の3万8220円85銭。FRB利下げペース鈍化観測で15日の米ハイテク株が大幅に下落したのを受け、朝から売りが優勢。トランプ次期政権の政策への不透明感も重荷に。
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M7はAmazonとNVIDIAは下落、テスラは5.6%も上昇しています。先週の米国経済指数が好調だったことからFRB利下げペース鈍化観測と、時期トランプ政権の政策不透明感から上値が重い状況。金利はやや下げたものの、引き続き10年債利回りは4.5%を伺う動き。トランプトレード一巡後は高値警戒感と高金利が重石に。これらは日本市場にも波及し、昨日は日経平均は1%以上も下落し、39,000円が遠く状況。名古屋での植田日銀総裁の講演はハト派的な発言で無事通過。ウクライナ情勢に関しては、米国は長距離ミサイルの使用を許可した模様。ロシアが北朝鮮兵を最前線に派兵したことへの報復とのこと。ますます緊張感が高まります。時期トランプ政権では武器供与が中止されることが予測されるため、最後のバイデン氏の攻勢と言ったことろでしょうか。さて、米国3市場は高安まばら。NVIDIAは下落していますが、Nasdaqは上昇、SOX上昇、円はやや円高、日経平均先物は50円高。これらを受けて今朝の日本株は昨日とほぼ同じところからのスタートと予想します。20日のNVIDIA決算までは動きにくいところですね。週後半の米国経済指標も気になるところです。マイルール徹底で慎重に進めたいところ。日経新聞電子版の朝方のニュースで、新興国の資産から資金が流出しており、投資信託からの流出規模が9年3カ月ぶりの大きさに達したと報道されていました。中国株ファンドからの流出が目立ったとのこと。行き先は日本であることを祈ります。