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2025/1/29(水) 株式市況

【朝通信】

  • 28日の米株式3指数は全て上昇。M7は全て上昇。NVIDIAは9%程度上昇しており、前日までの下げ幅を大きく取り戻した。DeepSeekショックで下げていたハイテク銘柄に買い戻しが入った。S&P500構成銘柄のうちハイテク株は回復する一方で、大半は下落となり、昨日までと状況が反転している。トランプ氏は、TikTok米事業のMicrosoftによる買収が協議中であること明らかにした。関税に関しては、外国製半導体、医薬品、鉄鋼、銅、アルミなどの製品に発動する方針を発表。ベッセント氏は支持せず。明日以降のFOMCの結果発表、パウエル議長記者会見やハイテク大手の決算に注目。

  • 米国債相場は上昇。国債利回りは10年債が4.53%に下落、2年債も4.19%に下落。変化率としては微少。

  • NY外国為替市場はドル指数は上昇。主要通貨に対して全面高。依然として関税によるインフレ懸念は高い。ドル円相場は155円台半ば。

  • 28日の日経平均株価は3日続落し、終値は前日比548円93銭(1.39%)安の3万9016円87銭に。27日の米ハイテク株安により半導体関連が前日に続き売られ、日経平均の下げ幅は600円を超える場面も。電線株にも売りが優勢。半面、銀行や不動産などバリュー株には引き続き買いが活発。

  • 東証プライムの売買代金は概算で5兆474億円、売買高は19億7696万株。値下がり銘柄数は511にとどまり、値上がりは全体の6割に当たる1093、横ばいは37。

【考察】

DeepSeekショックは一旦和らいで、ハイテク株に買い戻しが入ったようです。AIの価格のハードルが下がることによって更に普及するとの見方もあり、悪いことばかりではない様ですね。
日米ともそうなのですが、昨日まではハイテク株は大きく売られましたが、バリューや生活必需品銘柄は買われており、結果的には上昇銘柄数が、下落銘柄数よりも多くなっています。28日の米国市場ではそれが反転しており、日本株にもその動きがあるか注目です。

今回のDeepSeekショックでAIコストが大幅に見直され、AIの価格のハードルがかなり下がるものと思われます。そのことがAI普及に拍車をかける可能性があり、結果的にAI需要が伸びそうな気がしますがいかがでしょうか。

ハイテク株価が落ち着くことで、再びトランプ氏の追加関税懸念が浮き彫りに。国債利回りは反転しそうな様相。ドル高は今後も続く見込みのようです。
FOMCは概ね現状維持となりそうですが、その後のパウエル議長の会見に注目です。トランプ氏はFRBに利下げを要求しており、これに対してFRBは独立性をアピールするものと思われますが、これまでの発言との変化が注目ですね。

さて、米国3指数はいずれも上昇、SOXも上昇、ドル円相場は155円台と安定しており、日経平均先物は340円高となっており、今朝の日本株は値がさ半導体株の買い戻しが期待できます。昨日まで下げ渋ったバリュー株の動きには注目したいですね。

安全運転で。

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