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2024/10/30(水) 株式市況

【朝通信】29日の米株式市場は3指数まちまちの動き。Nasdaqは最高値更新。M7はテスラを除き上昇。Metaが2.6%と最も大幅高。時間外で発表した好決算のAlphabetは更に上昇。▼9月JOLTS求人件数は744万3000件と、予想値800万件、前月786万1000件を下回る。幅広い業界での減少が示された。9月のレイオフ件数は高水準、自発的離職者の割合は低下。10月の米消費者信頼感指数は108.7、予想の99.5、前月の99.2を上回る。改善はしているがコロナ禍前の水準には及ばず。▼外国為替市場ではドル指数はわずかに上昇、ドル円相場は現在は153円台前半。日銀は概ね利下げは行わず現状維持予想、FOMCの利下げが注目される。▼米国債相場は小幅上昇。利回りは、10年債が4.25%、2年債が4.10%とどちらも低下。▼NY原油先物相場は続落。イスラエルがパレスチナ自治区ガザでのハマスとの短期停戦にオープンな姿勢を示したことが背景に。▼29日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、終値は前日比298円15銭(0.77%)高の3万8903円68銭に。先週の衆院選の不透明感から売り持ちしていた海外投機筋が買い戻し。東証プライムの売買代金は概算で3兆5920億円、売買高は15億8652万株。値上がり銘柄数は1275。値下がりは323、横ばいは48。

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昨夜の米国経済指数の発表は、求人件数は減少しましたが、消費者信頼感指数は上昇しており、ちぐはぐな状況でした。週末の雇用統計待ちです。米ハイテク株は順調に上昇し、Nasdaqは最高値を更新しました。いよいよ来週は日銀政策金利決定会合、そして翌週は5日に大統領選、7日にFOMCと大きなイベントが目白押しです。日本企業の決算発表も相次ぐのでなかなか気が抜けない状況になりそうです。さて、米国3指数は高安まちまち、SOXは上昇、日経平均先物は250円高を背景に、今朝の日本株は昨日に続いて高いところからのスタートとなりそうです。先週まで売り越していた投機筋のショートカバーに加え、米長期金利上昇を材料に銀行、保険株が牽引。上昇局面ではがっつり頂いてしまいましょう! 政権争いでは面白いことになろうとしています。過半数を失った自公は連立政権を画策中ですが、なかなか難しい状況。政策毎に連立するパーシャル連合では、国民民主党は否定をしていないため、今後の国会は国民民主党の政策がキーとなりそうです。消費者に取ってみれば良い政策が現実になる可能性がありますが、相変わらず野党は財源を示していないため、PBの黒字化は遠のきそうなのが心配です。

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