見出し画像

2024/10/23(水) 株式市況

【朝通信】22日の米株式市場は小幅な動き。米長期金利の高止まりが株式相場の重荷となり、FRBの利下げペースを見極めようと買い控えられた。IMFは24年と25年の米国の経済成長見通しを上方修正。賃金上昇による個人消費が堅調と予想された。▼IMFは最新の世界経済見通し(WEO)で、世界全体の来年の成長率を3.2%と、前月から0.1ポイント下方修正。戦争や貿易保護主義などによるリスクの高まりを指摘。米国については今年の成長見通しを2.8%、来年の見通しを2.2%に上方修正。日本とユーロ圏は下方修正となり、米国一強が鮮明に。▼米国債相場はほぼ動き無し。依然として金利は高止まり。利下げを開始後の金利高傾向は、米経済の堅調さを示しソフトランディング期待高まる。▼NY外国為替市場ではドル円相場が続落。一時151.20円まで円安に。現在は151.052円。米景気が底堅くFRB利下げペースが緩やかになる予想に加え、トランプ有利との見方から関税引き上げなどによるインフレ再燃観測高まる。▼原油先物相場は続伸。中東停戦合意に向け米国主導の外交努力継続するも各地で戦闘は継続。ブリンケン国務長官は22日にネタニヤフ首相と会談予定。▼22日の日経平均株価は500円を超える下げ幅。陰線は10日連続に。米国大統領選と衆院選の不透明感がリスクオフ姿勢を強め、一時700円を超える場面も。『選挙は買い』のアノマリーが崩れる可能性が。

--
米国の金利が高止まり継続により、米株式が振るわず。高安まちまちの動きでした。IMFの経済成長見通しは米国一強となり、ますます米株高が期待されます。その一方で自国ファースト、世界分断などから戦争などのリスクの高まりも指摘されています。中東情勢は緊迫状態が継続。ブリンケン国務長官とネタニヤフ首相との会談が、日本時間の今頃実施されているはず。平和解決に一歩を踏み出すことができるのでしょうか。さて、米国3指数は高安小幅な動き、SOX指数も小幅安、ドル円相場は151円付近と円安、日経平均先物は130円安。これらから今朝の日本株の寄り付きは相変わらず弱く安いところからのスタートを予想します。今日は東京メトロの上場、個人投資家の関心は高いため、株高の引き金になると良いのですが。マイルール徹底で安全運転を。

いいなと思ったら応援しよう!