2024/12/31(火) 株式市況(年内最終)
【朝通信】
30日の米株式市場は3指数とも1%前後の下落。年内最終日で利益確定、持ち高調整の売り優勢。薄商いのなか変動率が大きい。シカゴ購買部協会景気指数は市場予想、前月どちらも下回り、米経済減速を示唆。29日韓国チェジェ航空の事故でボーイング株が一時5.9%安に。カーター元米大統領死去により、服喪の1月9日は休場が決定。
11月米中古住宅販売件数は、予想値、前月比どちらに置いても増加。6%を超える高金利下で消費者がやむなく受け入れている様子。
30日の外国為替市場ではドル円相場が一時156.67円に。11月米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)が予想、前月どちらも下回ることで、米景気減速を示唆、FRBの利下げ頻度の増加を期待。
米国債相場は上昇。10年債利回りは4.6%を下回り4.54%付近で推移。2年債も4.24%に大きく低下。
NY原油相場は続伸し、71ドル弱まで上昇。平年より寒冷な冬になるとの予報と地政学リスクが原油価格を押し上げた。米次期政権の政策が原油の需給にどう影響するのか見極めにくい状況。
大納会30日の日経平均株価は4営業日ぶりに反落し、終値は前週末比386円62銭(0.96%)安の3万9894円54銭に。下げ幅は一時400円を超え、心理的節目の4万円を割り込んだ。東証プライムの売買代金は概算で3兆6011億円、売買高は16億2287万株。値下がり銘柄数は954。値上がりは639、横ばいは50。
【考察】
米国3指数は下落して2024年の取引を締めくくりました。12月頭の最高値は超えられず。日経平均株価も7月頭の高値を超えられず、かつ4万円以上で終了することができませんでした。
日本は年始は6日の大発会までお休みですが、米国は2日から市場は動き出します。国内休場中に2日も取引があるのでその間の動きが心配ですね。
日米とも年内は高値を更新しましたが、最終日はやや売りが優勢な状態で年内取引を終えました。来年はどのような年になるのでしょう。トランプ次期政権の政策がキーになりそうですね。
今日の日経新聞に、下記の様なタイトルの記事がありました。
『NISAの伸び最大の敵は「売る誘惑」 長期保有へ資産配分点検』
株式市場は上下を繰り返しながら動き、将来が良くなるであろう期待があれば右肩上がりになります。
実はこの当たり前のように聞こえる、
『将来が良くなるであろう期待』
はとても重要で、これが長期間にわたって株価が右肩上がりになっている源です。
NISA元年で、にわか投資家になられた方にはこの上下動がネックになり、儲けてやろう、損が怖い等の心理でNISAを手放す人が多いようです。
新NISAでは年始から11月までで26兆円が買われ、13兆7000億円が売却されたようです。半分は伸びるであろう機会を失ったことになります。ビックリですよね。
今年は、私に取ってnote元年です。
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来年も向上心を持って、良い内容を公開できる様に勉強、リサーチに取り組んで参りますので、引き続き応援をよろしくお願いします。
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良い新年をお迎えください!