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2025/1/17 (金) 株式市況

【朝通信】

  • 16日の米株式3指数はいずれも下落。大型ハイテク銘柄が全体の重石に。M7は全て下落。スマートフォンの中国での販売が苦戦と伝わり、Appleは4.04%下落。12月の米小売売上高が市場予想に届かなかったことで消費の先行き楽観が薄れ、消費関連株は下落。

  • 米国債は上昇。ウォラー理事は良好なインフレデータが継続すれば年内利下げは想定より多く、早くなり得ると発言。10年債利回りは4.61%、2年債は4.23%とどちらも下落傾向。

  • 外国為替市場はドル指数はやや上昇したが、ドル円相場は155円台前半まで円高に。日本銀行は、トランプ米次期大統領の就任初日に市場などで大きな混乱が起きなければ、23、24日の金融政策決定会合で追加利上げとなる公算が大きいことが関係者取材で判明。

  • 16日の日経平均株価は6営業日ぶりに反発し、終値は前日比128円02銭(0.33%)高の3万8572円60銭。前日の米ハイテク株高の流れから朝方からハイテク株や半導体関連株が買われた。買い一巡後は円高・ドル安により伸び悩み、午後には下げに転じる場面もあった。TSMCの決算結果は良好であったが、日本株への影響は限定的。

  • 東証プライムの売買代金は概算で4兆1347億円、売買高は17億7226万株だった。値上がり銘柄数は610。値下がりは968、横ばいは65。

【考察】

米国は昨日の上昇から利益確定売りで上値は重い状況でした。Apple等のハイテク株は伸び悩み。ウォラー理事による利下げ観測の後押しと日銀早期追加利上げ観測により、ドル円相場は円が155円台まで買われました。

日銀の利上げは想定通りといいますか、やはり総裁、副総裁発言が市場へすり込んできた発言通りでしたね。銀行株には追い風ですが、高PER銘柄には逆風になりそうです。
とは言え、トランプ次期大統領の就任初日の市場動向次第であることにも注意が必要です。今のところ初日から関税追加の可能性があり、既に市場では織り込み済みとは思いますが。

さて、米国3指数はいずれも下落、SOXはやや上昇、ドル円相場は155円台前半まで円高、日経平均先物は340円安を背景に、今朝の日本株は安くスタートするのではないでしょうか。日銀利上げ報道でどのような反応か?
安全運転で。

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