2024/10/22(火) 株式市況
【朝通信】21日の米株式市場は3指数まちまちの動き。ダウは4営業日ぶりに反落。NVIDIAは最高値更新。米債券市場で長期金利は一時4.1%台後半と、7月下旬以来の高水準に。株式の相対的な割高感が強まる。今週はS&P500構成企業の約20%が決算発表を予定。▼米国債相場は大幅安。利回りは10年債が4.19%、2年債が4.03%とどちらも上昇。米経済の堅調さからFRB利下げペースが緩やかになるとの見方が強まる。両大統領候補は財政の赤字削減には言及しておらず、政府債務がリスクとなり金利上昇要因懸念が。▼NY外国為替市場ではドル指数は上昇。ドル円相場は150円台後半まで円安進行。▼原油先物相場は反発。先週までの急速な低下による値頃感からの買いが入った。加え、中東情勢ではビズボラのドローンがネタニヤフ首相私邸近くで爆発するなど緊張高まる。中国中銀がローンプライムレート引き下げを発表、需要増観測強まる。▼21日の日本市場では株式は小幅下落し、9日連続陰線に。衆院選を前に動きづらい状況。現与党の過半数割れ情勢が石破内閣短命懸念に繋がり防衛関連企業が売られた。東証プライムの売買代金は概算で3兆4127億円、売買高は15億134万株。東証プライムの値下がり銘柄数は888、値上がりは698、横ばいは59。
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米国利下げ観測は日増しに後退し、米金利は上昇。これが株価の重荷になっているようです。そしてドル円相場は150円’後半にまで円安が進みました。政府の介入と日銀利上げ懸念が日本株の上値を抑えそうです。また、防衛関連株は石破内閣発足で期待されていましたが、与党過半数割れ懸念の高まりと共に売られたとのこと。誰が総理になったとしても防衛関連はもてはやされそうな気もするので少し行きすぎの気もします。トランプ氏が復帰すれば日本に防衛費増額を要請するだろうし。日本株は相変わらず元気なく、9連続陰線となってしまいました。寄り天はもう勘弁してほしいですね。さて米国3指数はまちまちの展開、SOXは小幅上昇、ドル円相場は円安傾向、日経平均先物は120円高。これらを背景に今朝の日本株はやや高めからのスタートを期待したいのですが、日本株ADRは全面安の展開となっていることから、寄り付きから下がる可能性もあります。マイルール徹底で慎重に。