2024/11/7(木) 株式市況
【朝通信】6日の米国株式市場は3指数とも2%超の大幅高、最高値更新。S&P500指数の選挙翌日の伸びとしては過去最高。トランプ氏大統領当選確実から、トリプルレッドを伴う次期政権が減税や規制緩和を進めるとの期待感から幅広い銘柄に買いが入った。金融規制緩和期待から銀行株も大幅上昇。M7はMeta、Appleは下落、トランプ氏を支援していたテスラの株価上昇率は14%を超える。金利高を伴う財政赤字は気がかり。投資家視線は明日のFOMCに移る。▼米国債相場は大幅安。利回りは10年債が4.43%、2年債が4.26%とどちらも大幅上昇。トランプ氏の政策による財政赤字拡大によるインフレ再燃懸念強まる。▼NY外国為替市場はドル指数が大幅高。ドル円相場は一時154.70まで円安に。政府の介入、日銀利上げ懸念くすぶる。
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トランプ氏は強かったですね。スイングステート7州のうち、5つは当確。圧倒的な強さです。内陸部は保守が強く、どうしても女性の大統領は支持されないところがあります。米国は先進国ではあるものの、まだまだ古い保守的な部分は残ります。ひとまず目先の不明瞭な部分が明確になったことと、トランプ氏の経済政策などに期待が集まったことで、株高、ドル高が進みました。と同時に金利もかなり高くなっており、金融当局はハト派姿勢は引っ込めて、財政赤字による金利上昇、そしてインフレ再燃に悩まされることになりそうです。これからじわじわとこれらのことが世界各国に影響してくると思われますが、ひとまず明日のFRB政策金利に注目です。さて、前述の通りに、米国3指数、SOX指数は文句なしの上昇、そしてかなり円安も進みました。日経平均先物も330円高と、もう祝賀ムード。今朝の日本株の寄り付きは高く始まりそうです。頂けるときは一気に頂いて、さっと利確でFOMCに備えましょう。利下げは既定路線とは思いますけど、今後の見通しをパウエル氏がどのように語るかに注目です。マイルール徹底で慎重に、そしてがっぽりと(笑)