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この目で候補者を見つめるためにー『NO 選挙, NO LIFE』に寄せてー

こんにちは、もぎりのやぎちゃんです。

書き出しでこう名乗るということは、このnoteは上田映劇(長野県上田市の映画館)の宣伝ということです。タイトルからお察しかと思いますが、今回はドキュメンタリー映画『NO 選挙, NO LIFE』について綴ります。映画のこと、そして映画に合わせて企画したイベントへの想い。よろしければご一読ください。


『NO 選挙, NO LIFE』とは

百聞は一見にしかず。まずはこちらの予告編をご覧ください。

『NO 選挙, NO LIFE』とは、選挙の面白さを伝えるフリーランスライター・畠山理仁さんを追ったドキュメンタリー映画。『劇場版 センキョナンデス』(23)、『国葬の日』(23)のプロデューサー前田亜記さんが監督を務められています。

候補者全員を取材する。

熱い信条を胸に、選挙現場を駆け回る畠山さん。時には、候補者を追って長野県まで(上田市の隣、長和町にも!)。映画では主に2022年の参院選・東京選挙区、沖縄県知事選挙の2つの選挙が描かれていますが、それぞれ異なる選挙の雰囲気も本作の見どころの一つです。

基本的にはフラットに取材を進めていく畠山さんなのですが、時折、垣間見える優しさや熱さが伝わってきます。きっとそれは畠山さん的にはあまり表に出したくないものかもしれません。しかし、カメラは容赦なく写し取ってしまいます。まさにドキュメンタリー映画。

コスパ、タイパ無視。キャッチコピーにも表れているように、ひたすらに選挙と候補者を追いかける畠山さんを応援せずにはいられないという人も多く、ドキュメンタリー映画では異例の応援上映が開催される作品でもあります(上田映劇の応援上映担当としては気になりすぎる企画です)。

公式サイトにも熱い熱いコメントがずらりと並んでいるので、映画の詳細と合わせてチェックしてください。

アフタートークイベントやります!

上田映劇では、『NO 選挙, NO LIFE』の上映に合わせてアフタートークイベントの開催が決定しています。

『NO 選挙, NO LIFE』アフタートーク付き上映
[開催日]1月13日(土)
[時 間]15時50分より上映(上映後トーク/18時10分頃終了予定)
[会 場]上田映劇別館「トラゥム・ライゼ」(長野県上田市中央1-6-13)
[料 金]通常通り
[登壇者]上田市選挙管理委員会 事務局職員の皆さん、やぎかなこ(上田映劇スタッフ)

イベントに込めた想い

さて、登壇者を見て「え?選管…?」と思った方も少なからずいると思います。はい、選管です。選挙管理委員会です。なぜ選挙管理委員会なのか。イベントに込めた想いと共にその理由を綴っていきたいと思います。

立候補について、何も知らない。

『NO 選挙, NO LIFE』を一足先に試写させてもらい、一番に感じたのは、立候補というものへの解像度の低さでした。投票については考えるのに、立候補について思いを巡らせたことがなかった。候補者というのは、知らず知らずのうちに勝手に出てくるものだと思ってた。わたしは、選挙に出る人を本当の意味で見てなかったのではないか。畠山さんの「候補者全員取材する」という姿勢を通して、多様な候補者がいること。それぞれが何かしらの思いを持っていること。そんな熱を静かに映画から受け取りました。

それならばと注目したのが、選挙管理委員会でした。映画にもほんの少しだけ登場していますが、彼らもまた畠山さんとは違った立場で候補者全員を見つめている人たちです。そして選挙と候補者というものをよく知る人たちです。そう考えた時、選挙管理委員会の方に話を聞きたいと思いました。立候補や選挙にまつわることを教えてほしい。映画を観にきた人たちと共有したい。そうして上田市の選挙管理委員会の方にお声かけをし、今回の企画につながりました。

トークは映画の上映後に行います。なので、また映画が観たくなるような、もう一度見たときに映画に映る候補者や畠山さんへの目線が深くなるような、そんな話を選挙管理委員会の皆さんにお聞きしてみます。会場からの質疑の時間も取れたらいいなと思ってますので、ぜひ、聞いてみたい質問を一つ持って映画館にお運びください。

『NO 選挙, NO LIFE』という映画を、そしてトークイベントを、選挙権がある人はもちろん、これから選挙権を手にする方、候補者として選挙を戦ったことのある方、これから政治の世界に挑む方、そして政治や選挙に興味ない方、たくさんの人に観て、聞いてもらいたい。立候補に関する話なんてマニアックかもしれないし、人によっては当たり前に知ることかもしれない。でも、映画もトークも、わたしたちの暮らしにつながるものだと思っています。

それでは、1月13日(土)に上田映劇別館「トラゥム・ライゼ」でお待ちしています。(もぎりのやぎちゃん/やぎかなこ)

(畠山さんの反応が嬉しかった)


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