日本文化が犯されているよ
15年前に中国で作られた餃子に異物が入っていたやら床に落ちた食材を使っていたやらというニュースをを見て,日本人は中国を粗製濫造のパクリ大国と嘲笑っていた.北京五輪2008のパンフレットに出てきたキャラクターに「涼宮哈爾濱」などと名付けて遊んでいた.ところが15年経ってみると日本のカルチャー市場は中国人が席巻している.
私はこの状況を甚だ阿呆だと思っているし,歴史と将来に責任を持たない〈日本人〉は滅びてしまえと思っている.当然日本文化は一文化として素晴らしい.その上日本のカルチャーは1980年代以降世界の市場を牛耳ってきた実績がある.だからこそ復活を望んでいるのだが,もはやその駒が破滅的である.
2009年に哔哩哔哩という1000%ニコニコ動画をパクった動画サイトが出来て以降,中国人の攻勢が始まった.2012年に洛天依という中国版初音ミクが登場,2015年にはアズールレーンがミリタリブームに乗っかって上陸(その前には崩壊3rd),2017年は韓国のPUBG・アメリカのFortniteと共に荒野行動がバトロワ業界で争った(日本は?).2020年に至ると,原神を皮切りにブルアカ・アークナイツ・NIKKEとスマホゲーム市場は中国企業に支配されている.一方日本ではKONAMIとCygamesがつまらない潰し合いをしている.
もちろん日本にはVTuberがいる,推しの子もある,鬼滅もまだ健在だ.だが,それはハルヒに勝てるか? 超電磁砲に勝てるか? あるいは,エヴァに勝てるか? 不可能である.そんな調子なら,いっそサブカルの看板を下ろしてしまえばいい.FANZAとDLsiteで,中国人が開発したAIのエロ絵を売っておけばいい.