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男気を見せたがる息子のと迷子防止の話

我が家の息子。上にお姉ちゃんがいるだけでものすごく甘えん坊。お姉ちゃんの後をついて歩いて、お姉ちゃんと同じ行動をしようとする。しかし、5歳と2歳。かも向こうは運動神経抜群、かたや2歳は鈍臭さ抜群。お姉ちゃんと何でもかんでも同じようにはいきません。しかし、本人は自分もお姉ちゃんと同じようにできるはずって思い込んでいる。困りました。

しまじろう大作戦

我が家はきょうだいでBenesseににお世話になっています。その教材にDVDがついてくるのだけでど、とある月の息子用のDVDでしまじろうが外を歩くときはお父さんかお母さんと過去よく手を繋いで「合体」して歩くのがいいと言っていた様子(親である私は見てませんすみません)。それ以来息子は外に出ると「がったいよー!!!」と手を繋いでくれるようになった。すっかり忘れて一人で行きそうになるときは「外を歩くときはどうするんだっけ?」と聞くと思い出して「がったいよー!!!」と手を伸ばしてきた。

そんなのはほんの一瞬、そして大きな公園で迷子に

大きな公園に行った日。テントを張ってレジャーシートでお昼を食べて遊び始めた子供たち。夫はテントで少しお昼寝。私と子供達でボール遊び。そろそろ帰るかーとテントやらレジャーシートやらを片付け始めた時。時間にしてほんの30秒ほど。息子がいない。大した時間じゃないからその辺の木陰にでもいるかなと呼びながら探すけどいない。本当にいない。大きな公園で、家族連れもいっぱいだし、イベントが開催されていたので人出はいつも以上。しかも、このエリアを出るとすぐに大きな道路。自力では無理だと即座に判断して、近くの警備員に息子が迷子になったから力を貸して欲しいと要請。いつもは無頓着だったけれど、その日に限ってしっかり服装を覚えていたので細かく伝える。そして夫と二手に分かれて捜索再開。

私は娘と手を繋ぎながら探しまくった。泣きたい気持ちだったけれど、泣くのはまだ早いとか、早めに警察におも相談した方がいいのかなとか探しながらも頭の中はグルグル。そんな私の気持ちはお構いなしに娘は泣きそうな声で「なんでいなくなったの?」「なんでお母さんはちゃんとみてなかったの?」「もうお家に帰ってこれないの?」「こんな公園に来たくなかった」などなど心を掴まれるような言葉を繰り返していく。つられて泣きそうになるけど我慢。一瞬でも目を離した私が悪かった。どうしよう戻ってこなかったら。気持ちがどんどん落ち込んでくるところに、さすが子供。突然「あ、私と同じ自転車の子がいる」「あ、飛行機だよ」となかなかどうでもいいことをぶち込んでくる。脱力。しばらくして、息子を探しているという園内放送がかかった。

それから20分くらい後に夫から電話。息子らしき男の子を保護してくれた家族がいたから、これから迷子センターに行っていくると。私も娘も急いで迷子センターに向かう。一足先に息子と再会した夫から再び電話があって合流できた。元気そうな息子を抱きしめて私は泣いた。夫曰く、保護してくれたのは親切そうな家族連れで、私たちが探していた場所とは全く違うところにいたらしい。とにかく再会できてよかった。

ニュースでよく見る子供関連の事件で保護者が「ほんの一瞬目を離した隙に」ということがよく分かった。今まで鈍臭いと侮っていた息子の行動力に異常に注意するようになった。

お母さんを守る小さな騎士作戦

それでもなかなか、外出するときには手を繋いでくれない。3つ上のお姉ちゃんが先に走って行っちゃうもんだから「僕も〜」ってなってしまう。仕方がない。でも手を繋いでおかないと道路にだって飛び出しかねない。

ある日育児サイトか何かで見た。男の子は小さくても弱い人を守りたい気持ちがあるものなんだと。なるほど。そこで試してみることにした。

「○○(息子の名前)が手を繋いでてくれないと、お母さんが迷子になっちゃうよ?お母さんが迷子になっちゃったらどうしよう。。。」

数歩先を走り出そうとしていた息子はピタリと止まりすぐに引き返して「がったいよー!」と手を繋いでくれた。この方法は半年以上経った今でも効果がある。冷静に考えると、迷子になるような母親だとこの先が心配すぎるのだが。寂しそうに悲しそうに言ってみるのもとても効果的である。

少し成長した息子は、最近何かあるごとに「○○がやっつけてあげる!」「○○が守ってあげるから大丈夫だよ、おかーさん。」と心強い言葉を言うようになってきた。これは娘にはなかったことである。子供の特性にも寄るだろうけれど、こういうところに男女差って出てくることもあるのかなと面白く観察しているところである。


まとめ

日本語が通じない、叱っている内容もわかってくれない、一人で行っちゃうことがどんなに危険か、迷子の怖さ、などなど伝わらない乳幼児。私も毎日苦戦します。最終的にイライラして頭ごなしに叱ってしまうこともしばしば。

でも、騎士作戦のように子供の成長のタイミングや特性をうまく利用して(言い方は悪いですが)、アプローチしていくのもいい方法かなと思っている。怒らなくて済むから保護者のストレスも軽減されるし(←ここ結構大事!)

イヤイヤ期は特に朝の着替えから大変だけど、また何かいい方法があれば試して報告するよてい。

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