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#8 輝き続けるんだ

メロコアバンドの代表格だったHi-Standardの名曲中の名曲、「Stay Gold」
ちゃんと音楽を聞くような年齢になる頃にはすでに活動休止してしまっていましたが、その魂は多くのロックバンドに影響を与えている素晴らしいバンドですね。

ドウモ、イトウです。普段から目にしている英語で書かれたメールやドキュメントなどから、わたしが出会ったいろいろな英語表現について調べたことを備忘録として残していくシリーズ、第8弾です。

今回記録したいのは、この楽曲のタイトルにも使われている、Stay ○○という表現です。早速辞書を引いてみます。

Stay
ロングマン現代英英辞典より
1 IN A PLACE [intransitive] to remain in a place rather than leave
In written English, people often prefer to use remain rather than stay, because it sounds more formal:

2 IN A CONDITION [intransitive always + adverb/preposition, linking verb] to continue to be in a particular position, place, or state, without changing

大きく分けて2つの意味があるようです。
1つは物理的な"場所"。
to remain in a place: ある場所に残る
rather than leave: 離れるのではなくて
A rather than B: 「BよりもむしろA/ BではなくA」という表現が使われていますね。ただし、"In written English..."、つまり書き言葉では・・・
people often prefer to use remain: 人々はよく"remain"を好んで使う
rather than stay: "stay"ではなく
because it sounds more formal: なぜならよりフォーマルに聞こえるから
"remain"を使う場面も多いようですね。

2つ目は"状態"。
to continue to be: そうであることを続ける
in a particular position, place, or state: 特定の地位、場所、状態に
without changing: 変わることなく

キャッチコピーに使われがち

"Gold"はその名の通り、黄金である、つまり光り輝いているということ。
つまり、"Stay Gold" は「輝き続けるんだ」という意味があるんですね。
※Goldを「若さ、無垢さ」と捉える意味もあるそうです。
これは楽曲のタイトルでしたが、Stay ○○はキャッチコピーとして使いやすい表現で、実際にたくさんの場面で目にすることがあります。

Stay Home: GWくらいでよく耳にしましたね。

Stay Healthy: 新型コロナ禍でよく目にするようになりました。

Stay hungry, stay foolish: スティーブ・ジョブズがスタンフォード大学の卒業式で学生に向けて語った中に出てくる言葉として有名ですね。

スノーボードに関係するブランドでも目にします

Stay Badass: スノーボードメーカーCAPiTAのキャッチコピーとして使われていました。Badassは「イケてる、ヤバイ」を意味するスラングですね。

Stay Wild: スノーウェアAir Blasterが使っているコピーですね。ワイルドであれ!ブランドの雰囲気とマッチしていてカッコいいですね。

Stay Paradise: アパレルブランドKM4Kが使っています。少し緩めなプロダクトデザインと相まってハッピーな雰囲気が伝わってきます。

如何だったでしょうか。シンプルですが、スッと心に入ってくる表現ですから、他にもたくさん使われている場面に出会うかと思います。もしあなたがキャッチコピーを考えることになったり、今そんな境遇にいたら、ぜひ"Stay"からはじめる素敵な言葉を作ってみてください。

それでは!



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